紅源平葛(ベニゲンペイカズラ)2


紅源平葛(ベニゲンペイカズラ)はクマツヅラ科クサギ属の常緑蔓性低木である。
学名のクレロデンドロム・スペキオスムでも流通している。
源平臭木(ゲンペイクサギ)と紅花臭木(ベニバナクサギ)を交配した種間交雑種である。
萼が淡い紅色で花冠は深紅色なので、紅萼臭木(ベニガククサギ)とも呼ばれる。
英名はJava glory beanである。
沖縄では通年見られるという。
写真は1月に夢の島熱帯植物園で撮った。
学名:Clerodendrum x speciosum


★鮮やかな紅が燃え立つ花の色
 溢れるままに思いを伝え


紅源平葛(ベニゲンペイカズラ)


ユリオプスデージー


ユリオプスデージーはキク科ユリオプス属の常緑半低木である。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
日本へは1972年にアメリカ経由で渡来した。
草丈は30~100センチくらいである。
葉は羽状に深い切れ込みがあって細長い。
茎や葉には軟毛が生え、銀白色をしている。
開花時期は9~6月である。
比較的寒さに強く、鮮やかな黄色の花が寒い季節に長期間楽しめる。
花径は3~4センチで、舌状花、筒状花ともに黄色い。
写真は12月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Euryops pectinatus


★幸せよ君に届けとイエローの
 花びら揺れる風寒くとも


ユリオプスデージー2


料理菊(リョウリギク)2


料理菊(リョウリギク)はキク科キク属の多年草である。
食用菊(ショクヨウギク)とも呼ばれる。
花弁を食用とするが、苦みが少なく、香りもよい。
主な料理菊(リョウリギク)には二つの系統がある。
一つは青森県を中心に生産される阿房宮である。
花の色は黄色く、古くから漢方薬とされていた菊の苦味をおさえて食用に改良したものである。
もう一つは山形県や新潟県で生産される紫がかったピンクの延命楽である。
開花時期は10~11月である。
写真は11月に都立薬用植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum morifolium Ramat

★鮮やかな黄金の色に輝いて
 阿房宮咲く海辺の畑


料理菊(リョウリギク)


金花茶(キンカチャ)2


金花茶(キンカチャ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
中国広西省南部のベトナムに近い地方に分布し、熱帯雨林の中に生える。
中国では「茶」は「椿」を意味する。
発見されたのは1965年のことである。
中国の天然記念物にも指定され、国外への持ち出しは禁止されてきた。
日本へ渡来したのは1980年である。
樹高は2~5メートルである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は長さが10~15センチと大きく、表面に光沢がある。
開花時期は11~3月である。
鮮やかな黄色い花を咲かせる。
花には芳香がある。
英名はゴールデンカメリア(Golden Camellia)である。
黄花を咲かせる椿の原種になっている。
中国では、糖尿病治療にも使われているという。
写真は1月に夢の島植物園で撮った。
学名:Camellia chrysantha


★香りよく黄も鮮やかな金花茶は
 春の喜び伝えるように


金花茶(キンカチャ)


虹が浜菊(ニジガハマギク)2


虹が浜菊(ニジガハマギク)はキク科キク属の多年草である。
名の由来は、山口県光市の虹が浜に生息することに由来する。
命名者は牧野富太郎博士である。
虹が浜菊(ニジガハマギク)は、山陰菊(サンインギク)と野路菊(ノジギク)との自然交雑種である。
ところが、山陰菊(サンインギク)もまた島寒菊(シマカンギク)と家菊(イエギク)との交配種であるため、虹が浜菊(ニジガハマギク)の舌状花の色には白と黄色のものがある。
草丈は60センチくらいになる。
葉は野路菊(ノジギク)に近く、花は山陰菊(サンインギク)に近い。
葉はやや厚い。
開花時期は10~12月である。
写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Dendranthema × shimotomaii


★美しい名前のままに咲きたいと
 虹が浜菊願いを込めて


虹が浜菊(ニジガハマギク)


乙立寒菊(オッタチカンギク)2


乙立寒菊(オッタチカンギク)はキク科キク属の多年草である。
名の由来は、島根県出雲市の乙立地区で発見されたことからきている。
岩の上や岩質の崖地などに生える。
島寒菊(シマカンギク)の変種である。
島寒菊(シマカンギク)に近いが、葉が小さく3つから5つに中裂をする。
草丈は30~50センチくらいである。
葉は卵形で、長さが3~4センチ幅は1~21センチである。
葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は10~12月ころである。
茎の上部に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花(頭花)をつける。
花径は2センチくらいで、筒状花も舌状花も黄色い。
写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Dendranthema indicum var. maruyamanum(=Chrysanthemum indicum var. maruyamanum)


★栄養の少ない土地に身を合わせ
 小さく咲くよ乙立寒菊


乙立寒菊(オッタチカンギク)


ウインターコスモス


ウインターコスモス(Winter cosmos)はキク科センダングサ属(ビデンズ属)の多年草である。
流通名にコスモスの名はつくが、コスモスではなく栴檀草(センダングサ)の仲間である。
また、英名ではなく和製英語である。
菊咲き栴檀草(キクザキセンダングサ)の別名がある。
属名のビデンズ(Bidens)はbi(2)+dens(歯)で「2本の歯」を意味する。
実にある2本の棘を歯に見立てたものである。
原産地は北アメリカ南部からグアテマラにかけた一帯である。
日本へは園芸用に導入された。
センダングサ属の数種類がウインターコスモスの名で流通している。
立ち性のものと矮性のものがある。
草丈は20~120センチくらいである。
葉は羽状に細かく裂け、向かい合って生える(対生)。
開花時期は9~12月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花(頭花)をつける。
筒状花は黄色い。
舌状花は、白や黄色、クリーム色のほか、黄色地に白の覆輪が入るものなどがある。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:学名:Bidens laevis(Bidens spp.)


★上品な黄の色似合う花姿
 ウインターコスモス寒さに負けず


ウインターコスモス


樹豆(キマメ)


樹豆(キマメ)はマメ科キマメ属の常緑低木である。
熱帯から亜熱帯にかけて分布し、特にインドでは生産量が多い。
若い莢や種子が野菜ととして利用される。
高蛋白質、高脂肪で、スープなどの料理に使われるほか、製粉したりもやしにしたりと、用途は広い。
樹高は1~4メートルくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉は長い楕円形である。
花は黄色く、マメ科特有の蝶形をしている。
漢字では「木豆」とも書く。
また、琉球豆(リュウキュウマメ)とも呼ばれている。
写真は1月に新宿御苑の温室で撮った。
学名:Cajanus cajan


★にょっきりと背を伸ばしてる樹豆の木
 黄色い花と赤い莢つけ


樹豆(キマメ)


木旃那(モクセンナ)


木旃那(モクセンナ)はマメ科カワラケツメイ属(カッシア属)の落葉小高木である。
原産地は熱帯アジアである。
マレー半島からジャワ島、スマトラ島にかけて分布する。
樹高は2~5メートルくらいである。
葉は偶数羽状複葉である。
小葉は長い卵形で、8対くらいつく。
開花時期は10~12月である。
鮮やかな黄色い5弁花をつける。
英名はScrambled Eggs treeである。
そこから煎り卵の木(イリタマゴノキ)の和名もある。
また木立旃那(キダチセンナ)とも呼ばれている。
樹皮や葉を煎じたものは、通風や糖尿病に効くという。
写真は1月に新宿御苑の温室で撮った。
学名:Cassia surattensis


★鮮やかな黄に輝いて木旃那
 自然の中で咲くを見たきと


木旃那(モクセンナ)2


宿根ネメシア(シュッコンネメシア)


宿根ネメシア(シュッコンネメシア)はゴマノハグサ科ネメシア属の多年草である。
ネメシア属(Nemesia)は南アフリカを中心に60種くらいある。
本種の原産地も南アフリカである。
草丈は20~30センチである。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は9~7月である。
別名を四季咲きネメシア(シキザキネメシア)ともいい、真夏以外は花が咲く。
花の色も、赤、白、桃、オレンジ、黄色など多彩である。
複色種やグラデーション種などもある。
耐寒性、耐暑性とも強いが、雨には弱い。
なお、宿根ネメシア(シュッコンネメシア)は通称である。
花の色によって園芸名がつけられている。
写真のものは‘ホワイト’である。
別名を海蘭擬(ウンランモドキ)ともいう。
植物名はネメシア・デンティクラタである。
その園芸品種で'カンフェティ'という。
写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Nemesia denticulata cv. Confetti


★いつだって花を咲かせて見せるから
 大事にしてね踏まずにいてね