海棠椿(ハイドゥン)


海棠椿(ハイドゥン)はツバキ科ツバキ属の常緑小高木である。
原産地は中国の南部からベトナムの北部にかけてである。
ハイドゥンというのはベトナム語のHi Duongの日本読みである。
ベトナムではテト(旧正月)を祝う花だそうである。
和名は海棠椿(カイドウツバキ)である。
葉は肉厚で大型の楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根が耳形で茎を抱くのが特徴である。
開花時期は11~4月である。
花の色は濃い桃色で、花弁が厚い。
また、花弁は内側にくぼみ、縁はピンク色になる。
黄色い雄しべがたくさんある。
写真は1月に夢の島植物園で撮った。
学名:Camellia amplexicaulis


★華やかにテトを祝うかハイドゥン
 エキゾチックを大和に伝え


海棠椿(ハイドゥン)2


蛇の目エリカ(ジャノメエリカ)2


蛇の目エリカ(ジャノメエリカ)はツツジ科エリカ属の常緑低木である。
原産地は南アフリカである。
日本へは大正時代に渡来した。
樹高は30~200センチくらいである。
葉は針状で、輪になって生える(輪生)。
開花時期は12~4月だが、周年性もある。
花の色は淡い紅色から濃紅色である。
花の形は釣り鐘型で、雌しべが覗いている。
雄しべの葯が黒いのが特徴で、「蛇の目」の名の由来になっている。
写真は3月に川口グリーンセンターで撮った。
学名:Erica melanthera


★遠目にはあまり綺麗に見えぬけど
 蛇の目エリカは不思議の姿


蛇の目エリカ(ジャノメエリカ)


春山茶花(ハルサザンカ)


春山茶花(ハルサザンカ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
山茶花(サザンカ)の品種は、咲く時期によってサザンカ群、カンツバキ群、ハルサザンカ群に分けられる。
春山茶花(ハルサザンカ)は、山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)それも主として藪椿(ヤブツバキ)とその園芸品種の自然交配で生まれた種間雑種と考えられている。
開花時期は少し遅く、12~4月くらいである。
一重や八重咲きから千重咲きまで、多様な花を咲かせる。
藪椿(ヤブツバキ)の特徴を示すものが多く、現在50品種くらいがあるという。
写真は1月と2月に大船フラワーセンターで撮った。
学名:Camellia × vernalis


★降り積もる雪に抗い花開く
 春山茶花は桃色に萌え


春山茶花(ハルサザンカ)2


エパクリス・レクリナータ



エパクリス・レクリナータはエパクリス科エパクリス属の常緑小低木である。
原産地はオーストラリアで、東部の湿った砂岩地帯に分布する。
樹高は100~150センチくらいになる。
小さな葉は細い卵形で先が鋭く尖り、互い違いに生える(互生)。
葉の質はやや硬く、枝に密生する。
開花時期は12~3月だが、周年性がある。
葉の脇から花序を出し、ピンクないし赤の筒状花を咲かせる。
写真は1月に夢の島熱帯植物園で撮った。
学名:Epacris reclinata


★はるばると渡り来たりしエパクリス
 暑さ寒さも異なるけれど


台湾寒緋桜(タイワンカンヒザクラ)2


台湾寒緋桜(タイワンカンヒザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
原産地は台湾、中国南部である。
樹高が10メートルにも達する亜熱帯性の桜だが、比較的耐寒性はあって関東でも育つ。
早咲きで知られる河津桜(カワヅザクラ)は、この台湾寒緋桜(タイワンカンヒザクラ)と早咲き大島桜(ハヤザキオオシマザクラ)の自然交配種と言われている。
開花時期は1~2月である。
花の色は濃い紅紫色のものが多いが、淡い紅紫色や白色のものもある。
花びらは5枚である。
写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った(植栽)。
学名:Prunus campanulata


★紅色に花を咲かせる外は雪
 健気に咲けば春はすぐそこ


台湾寒緋桜(タイワンカンヒザクラ)


紅紐の木(ベニヒモノキ)2


紅紐の木(ベニヒモノキ)はトウダイグサ科エノキグサ属(アカリファ属)の常緑低木である。
原産地はインド、マレー半島、西インド諸島などである。
樹高は2~4メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の表面は暗い緑色で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~9月だが、暖地では周年性がある。
花穂は赤く長い。
花穂の長さは20~50センチくらいになる。
花弁は退化していて無い。
同属で草本のキャットテール(Cat tail)とよく似ている。
英名はシュニールプランツ(Chenille plant)である。
シュニールというのは、艶があって毛足の長いシュニール糸を指している。
写真は1月に夢の島熱帯植物園で撮った。
学名:Acalypha hispida


★温室に赤い花の穂垂れ下がる
 紅紐の木の不思議な姿


紅紐の木(ベニヒモノキ)


蝦蛄葉サボテン(シャコバサボテン)2


蝦蛄葉サボテン(シャコバサボテン)はサボテン科シャコバサボテン属(シュルンベルゲラ属)の多年草である。
原産地はブラジルのオルガン山である。
日本へは明治時代に渡来した。
名の由来は、茎の形が蝦蛄(しゃこ)に似ているところからきている。
草丈は20~35センチくらいである。
茎は四方に垂れ下がる。
開花時期は11~3月である。
花は茎先に段々になって咲く。
花の色は赤やピンクのほか、白や黄色のものもある。
英名をクリスマスカクタス(Chrismas cuctus)という。
クリスマスのころに咲くことからつけられた名だが、その名の通り冬の室内を華やかにしてくれる。
蟹サボテン(カニサボテン)と似ているが、蟹サボテン(カニサボテン)には茎に棘がなく、また開花時期も少し遅い。
流通しているものの多くは、この両種を交配させた改良品種である。
写真は2月に自宅で撮った。
学名:Schlumbergera truncata


★後退りしたくなるよな蝦蛄の棘
 花を守るや不思議の世界


蝦蛄葉サボテン(シャコバサボテン)


寒椿(カンツバキ)


寒椿(カンツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
山茶花(サザンカ)のカンツバキ品種系で、枝が横に広がる傾向がある。
枝が上に伸びるものは、立ち寒椿(タチカンツバキ)といって区別をする。
樹高は150~300センチくらいである。
生垣や庭園樹、公園樹などに利用される。
葉は暗い緑色をした細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は11~2月である。
一般的には淡い紅色の八重咲きが多いが、白や桃色のものもある。
花には仄かな香りがある。
俳句の季語は冬である。
上の写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
下の写真は3月に神奈川県茅ヶ崎市の氷室椿庭園で撮った。
学名:Camellia sasanqua cv. Fujikoana(=Camellia sasanqua cv. Hiemalis)


★雪の中可憐に開く寒桜
 思い溢れど春まだ遠く


寒椿(カンツバキ)2


紅花臭木(ベニバナクサギ)2


紅花臭木(ベニバナクサギ)はクマツヅラ科クサギ属の蔓性常緑低木である。
原産地は西アフリカである。
蔓になって3~4メートルほどに巻きついて伸びる。
花はボール状の集散花序で、肉厚で光沢のある鮮紅色をしている。
花の後に萼が淡紫色に色づく。
写真は1月に新宿御苑の温室で撮った。
学名:Clerodendrum splendens


★眩しげな朱染めの花は鞠のよう
 紅花臭木はアフリカ育ち


紅花臭木(ベニバナクサギ)


ルブリフロラ2


ルブリフロラはツバキ科ツバキ属の常緑樹である。
1998年にベトナム北部で発見された新種であるそうだ。
ルブリフロラは「ルビーのように赤い色をした花」という意味である。
園芸品種への活用が期待されている。
開花時期は1~3月である。
写真は1月に夢の島植物園で撮った。
学名:Camellia Rubriflora


★艶やかなルブリフロラの煌きは
 自然のままでルビーのように


ルブリフロラ