梅(ウメ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
中国原産で、日本へは古代に渡来した。
江戸時代以降は花見といえば桜だが、平安時代以前は花といえば梅を指すことが多かった。
万葉集の梅の歌は104首あり、桜の38首よりも圧倒的に多いという。
樹高は5~10メートルくらいになる。
開花時期は2~4月である。
葉に先立って、前年の枝の葉腋に花径10~25ミリの花をつける。
通常は白の五弁花であるが、赤いものや八重咲きのものもある。
また、鑑賞用だけでなく食用としても重要で、およそ300種の園芸品種がある。
通常、野梅系、紅梅系、豊後系、杏系の4系統に分類される。
梅の実をとるのは主に豊後系である。
結実期は6~7月である。
紅梅(コウバイ)は野梅系に属する。
花は15~20弁くらいで、一重咲きと八重咲きがある。
色は薄い紅色で、一重咲きのほうがやや薄い紅色である。
俳句では「梅の花」や「紅梅」が春の季語である。
写真は2月に伊豆の修善寺梅林で撮った。
学名:Prunus mume(梅)
学名 Prunus mume var. purpurea(紅梅)
香港満天星(ホンコンドウダン)はツツジ科ドウダンツツジ属の耐寒性常緑低木である。
原産地は中国で、山間部に自生する。
中国名は「吊鐘」、英名は'Chinese New Year Flower'である。
自生種がどんどん減って、香港では保護植物に指定されているという。
日本で出回っているのは園芸種で、耐寒性の強い選抜種である。
樹高は2~3メートルくらいになる。
開花時期は2~4月である。
蝋細工のように釣り下がるベル状の花の上部が鮮やかな紅色をしており、下部の白とのコントラストが美しい。
写真は2月に大船植物園で撮った(植栽)。
学名:Enkianthus quinqueflorus
雲南黄梅(ウンナンオウバイ)はモクセイ科ソケイ属の常緑半蔓性低木である。
原産地は中国の西南部である。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
樹高は2~3メートルになる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は長い楕円形である。
開花時期は2~4月である。
鮮やかな黄色い花を下垂して咲かせる。
花冠は6つから8つに裂ける。
八重咲きのものもある。
雲南素馨(ウンナンソケイ)、黄梅擬き(オウバイモドキ)の別名がある。
写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Jasminum mesnyi
★にっこりと微笑むように顔を出し
雲南素馨春を伝えて
支那満作「パリダ」は、支那満作(シナマンサク)の園芸品種の一つである。
支那満作(シナマンサク)はマンサク科マンサク属の落葉小高木である。
原産地は中国中部である。
1879年に発見され、同年にイギリスに渡っている。
満作(マンサク)と区別がつきにくいが、支那満作(シナマンサク)のほうが香りは甘く強い。
また、花が咲く時期にも褐色の枯れ葉が残っていることが多い。
ねじれたリボンのような花を枝いっぱいにつけた様子は、不思議な美しさを漂わせている。
支那満作「パリダ」は、花弁が大きくたくさんついて、色が薄い。
ヨーロッパで改良されたものであろうか。
開花時期は2月である。
写真は2月に神代植物公園で撮った。
学名:Hamamelis mollis 'Pallida'
★春風に甘き香りを載せ運ぶ
パリダは茂る不思議の姿
梅(ウメ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
中国原産で、日本へは古代に渡来した。
江戸時代以降は花見といえば桜だが、平安時代以前は花といえば梅を指すことが多かった。
万葉集の梅の歌は104首あり、桜の38首よりも圧倒的に多いという。
樹高は5~10メートルくらいになる。
開花時期は2~4月である。
葉に先立って、前年の枝の葉腋に花径10~25ミリの花をつける。
通常は白の五弁花であるが、赤いものや八重咲きのものもある。
また、鑑賞用だけでなく食用としても重要で、およそ300種の園芸品種がある。
通常、野梅系、紅梅系、豊後系、杏系の4系統に分類される。
梅の実をとるのは主に豊後系である。
結実期は6~7月である。
俳句では「梅の花」が春の季語、「梅の実」が夏の季語である。
写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
道知辺(ミチシルベ)という早咲きの園芸品種である。
学名:Prunus mume
★白梅は風に誘われ二分に咲き
いつに変わらぬ春の訪れ
支那満作(シナマンサク)はマンサク科マンサク属の落葉小高木である。
原産地は中国中部である。
庭木などに利用されていると言う。
1879年に発見され、同年にイギリスに渡っている。
樹高は2~7メートルくらいである。
葉は倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には波状の粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、裏面には毛が密生している。
開花時期は1~3月である。
満作(マンサク)と区別がつきにくいが、支那満作(シナマンサク)のほうが香りは甘く強い。
また、花が咲く時期にも褐色の枯れ葉が残っていることが多い。
ねじれたリボンのような黄色い花を枝いっぱいにつける。
花弁は4枚、萼片も4枚、雄しべは4本である。
俳句では、満作が春の季語である。
写真は1月に小石川植物園で撮った。
学名:Hamamelis mollis
★春風に甘き香りを載せ運ぶ
支那満作は不思議な姿
プリムラ・フィルクネラエはサクラソウ科サクラソウ属の多年草である
サクラソウの仲間は世界中に自生しているが、このプリムラ・フィルクネラエの原産地は中国である。
中国南西部の灌木で覆われた南斜面などに自生しているという。
そのため、雲南桜草(ウンナンサクラソウ)という名で流通している。
生長が早く、サクラソウの中では大型である。
茎と葉は長い毛に覆われている。
葉には羽状の切れ込みがある。
花も大きく、花径は20~25ミリくらいになる。
花の色は、淡い桃紫色である。
写真は2月に神代植物公園で撮った(植栽)。
学名:Primula filchnerae
プリムラ・マラコイデスはサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
原産地は中国の雲南省や四川省で、山地に生える。
20世紀前半にイギリスを中心に品種改良が行われた。
和名を化粧桜(ケショウザクラ)という。
夏に弱いので園芸的には一年草扱いをされる。
草丈は30~40センチくらいである。
葉は細長い卵形ないし楕円状の卵形で、根際から生える。
表面は細かな毛に覆われ、裏面は白粉を帯びる。
開花時期12~4月である。
花茎に輪状になった小花が、段をなしながら咲く。
花の色は赤、桃色、白などである。
写真は3月に神代植物公園で撮った。
学名:Primula malacoides
★段をなし次から次と咲き上る
マラコイデスはポピュラーな花
珊瑚野牡丹(サンゴノボタン)はノボタン科メディニラ属の常緑小低木である。
原産地はインドネシアのジャワ島である。
高温多湿と半日陰の環境を好む。
名の由来は、花の色や形が珊瑚に似ていることからきている。
学名のメディニラ・スペキオサでも流通している。
樹高は1メートルくらいになる。
葉は広卵形ないし広卵状長楕円形で、葉脈が目立つ。
茎の先から垂れ下がって咲くピンクの円錐花序が美しい。
写真は1月に新宿御苑の温室で撮った。
学名:Medinilla speciosa
★熱帯のジャングルに咲く花だけど
どこか涼しげ珊瑚野牡丹
金盞花(キンセンカ)はキク科キンセンカ(カレンジュラ)属の一年草もしくは越年草である。
秋播きで春に開花するが、8月播きの早生系は年内に楽しむことができる。
原産地はヨーロッパ南部で、特にカナリア諸島には約20種が分布する。
日本へは江戸時代の末に中国から渡来した。
草丈は30~60センチくらいである。
茎は直立をし、よく枝分かれをする。
葉はへら状で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は10月~5月と長い。
一般に見かけるのは3月ごろからのものが多い。
花の色は黄色、オレンジ色、クリーム色などである。
日の出とともに開き夜には花を閉じる。
和名は中国名の「金盞花」を日本語読みしたもので、「盞」には盃の意味がある。
花の色と形を「金の盃」にたとえたものである。
別名のカレンデュラは学名のCalendulaからきている。
この名前はラテン語のCalendae(毎月の第1日)に由来する。
どの月の初めにも咲いているほど花期が長いということから名づけられたのであろう。
英名のポットマリーゴールド(pot marigold)である。
ヨーロッパでは、古くから食用や薬用(虫さされの薬)として使われてきた。
俳句の季語は春である。
写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Calendula officinalis



















