Hardnutのブログ -98ページ目

ナイロビより 4

いまモスリムのラマダン月だけれど、英語で「断食」を「Fast(動詞)」「Fasting(名詞)」という。

いろいろな言語ごとにたくさん気の利いた言い回しや、すとんと落ちるいい表現の単語があるものだけれど、英語のBreakfastという単語も「断食を打ち破る」という意味だからなんとなく納得できておもしろい単語だ。


階下のレストランへ行って朝食バイキングの元卓に並んでいるジュースのサーバーからパッション・フルーツ・ジュースを選んでグラスに注ぎ、その場で立ったままグヒグヒやるとBreak-fastという気分になって一日の始まりを自覚する。

でも、昨晩はSagret Hotelのニャマ・チョマへ行って大食いしたものだから、朝食はジュースだけでその他は食べる気にならない。ニャマ・チョマはまた別の機会に蘊蓄を語るがニャマ(Nyama)は肉のことで、チョマ(Ku-choma)は焼くという意味。要するに焼き肉のことだけれどこれでアフリカの食文化を語り始められるという単純にして奥深いもの。ちなみに「Wanyama」というと「野生動物(複数)」という意味になる。


日本では過去3か月以上ネクタイなどしたことがなかったけれど、こちらへ来て月曜日から昼間はネクタイを締めて出かけているが、なんとなく首元が堅苦しい。

毎日その日に会う相手先がクルマを差し向けてくれるので、日替わり運転手たちからいろいろ聞き出すのが楽しみになっている。

きのう言った「大臣44人」の話を昨日のドライバーに言ったら、彼なりの面白いコメントを聞かせてくれた。先の総選挙の問題の解決策としてキバキ側(PNU)からとオディンガ側(ODM)の双方から大臣が出ているので当然互いに監視し合うこととなり不正がなくなりいいことだと云うのだ。なるほど、そういう見方もあるのかと思った。


それと、昨日はこの地に来たけれどいつの間にかキクユに食い物にされている、マカダミアへ投資した英国人、孤児院をやっているNGO、それと南アから乗り込んできたヨハネスのトヨタ・アフリカ統括責任者の話を別々のソースから聞いていずれも大笑いしてしまったけれど、これらキクユのしたたかさしなやかさはまた別の機会に。


9月。咲き始めたジャカランダを見かけた。南緯2度、南半球のナイロビの百花繚乱の春はこれからだ。

きょうは、これからAthi RiverのEPZ(Export Processing Zone:輸出特恵区)へ行く予定。

ナイロビより 3

ケニアは着実に発展している。

ただ、その成長をコントロールする政府のガバナンスというのがまったく見られない。

交通渋滞はさらに悪化を続け狂気の域に達しているし、新しい建物の建設ラッシュは無秩序に続くき、挙句の果てに「電力供給制限(Power Rationing)」「水道水供給制限(Water Rationing)」という状況だ。


民主党が対象した日本の衆院選の議席数は480で、これから首班指名・組閣という過程を経て20人弱の閣僚の誕生となるが、ケニアは先の総選挙の大モメを治めるために両陣営から大臣を選出し、ケニアの国会議員数210に対して、なんと44人の大臣が存在する。それに副大臣が1一人か場合によっては2人となるので国会議員の半数となる100人以上が大臣か副大臣ということになっている。

これがコフィ・アナンの調停成果であり、冗談以外のなにものでもなく、政府の運営など出来る筈がないのは自明のことで、国民はたまったものではないだろう。


今回何冊か携えて来た本の中に気鋭の分子生物学者・福岡伸一のものがあり、その中にDNAの二重らせん構造を解明したジェームス・ワトソンの記述があるが、このノーベル賞受賞者が2-3年前に「黒人はその他の人種に劣る」ということを新聞で公表して大問題となり、ハーバードでの職も含め公的な地位から追放されたことがあった。

ケニアの政治家を見ているとジェームス・ワトソンの言い分に理解したくなる部分が出て来る。


昨晩は、日本へ陸上選手を送り込んでいるKさん宅で晩ごはんをごちそうになり、翌日の昼になっても、いまだに腹いっぱいの状況が続く。


さて、狂気の渋滞を突いてIndustrial Areaへ出掛けよう。

約4kmの距離を1時間と見積もってみて、歩いて行ってもおんなじかとぼやきたくなる。




ナイロビより 2

一夜明けて31日・月曜日のナイロビの天気は曇り。ひんやりとしていて外出には上着を羽織ってちょうどよいという気温。

ナイロビには年に1回か2回は訪れるが、今回の投宿先Fairview Hotelは2年振りだろうか。ここはランクでいえば「三ツ星」と言われるクラスで、部屋は狭いがそれなりに設備などが良くなっており、ワイヤーレスランも無料で使えるようになったし、客室のテレビでNHK.BS2がみられるようになったので、昨日の選挙解放速報はリアル・オン・タイムでみることができた。


朝食はお決まりのホテル朝食ブッフェだけれど、濃くて酸味の強いコーヒーの味に「そうそう、この味、この味!」とケニアを実感した。

新聞をぱらぱらめくったけど、マサイマラへ行く手前のMau Forestの分捕り合戦のその後や副大統領公邸の建設費が市場価格の倍払ったとか、ケニアらしい話題を斜め読み。


さて、これから活動開始。

プリペイドの携帯は昨日到着のナイロビ空港でゲットしておいたので、これから電話をしまくってアポの確認などをして、ミーティングもいくつかこなすのが本日の予定。

Tuendelee!