スクマウィキが立派に育っていた
土曜日の夜にドバイより帰着。関空に着いたら雨が降っていて、ケニア・タンザニアのあのカラカラに乾燥していたサバンナばかりを見ていた目には何ともしっとりといい情景に思えた。
疲れた。
二週間前の出発にあたって、ベランダで育てていた15鉢のスクマウィキをどうしたもかと悩んだあげく、マンションの一階の植え込みの草花が枯れて空いていたところがあったので、そこへ15鉢を置かせてもらって「水やりのお願い」という張り紙をして置いていった。もちろんその張り紙にはそれがスクマウィキであることの説明と講釈もたれておいた。
昨晩帰着して見たら2週間の間にかなり育ったのに驚いた。やっぱりベランダなどではなく、しっかりと雨にうたれるところの方が育つのかと感心しながら近づいて、変な看板みたいなものが見えて笑ってしまった。
マンション管理会社がデカデカと書いた注意書きを、それも2枚も鉢にくくりつけてあったのだ。
面白いので全文をご披露。
『ご注意。
ここは共用部です。私物(個人の鉢類)を置くことは厳禁です。至急お部屋内にお引取りください。放置が続く場合、撤去廃棄処分の対象となります。
- 置かれた方は下記までご連絡ください。
・・・・マンション管理会社xxxxxxx』
ったく! せっかく日本に帰って来て「日本はしっとりとして落ち着いていていいなぁ」なんで思っていたのに、なんとも世知辛い興ざめなことをしてくれたものだ。つまらないヤツらだ。
ナイロビより 7
ナイロビでの定宿はWestlandsのJacaranda Hotelと決めていたけれど、今回は大幅な値上げをしていてUS$200/BBということだったので、Upper HillsのFairviewHotel(US$100/BB)にして先週はそこに泊まった。ところが南アから戻った昨日・今日はFairviewは何かのセミナーとかで貸し切り状態で部屋がとれず、この二泊はJacaranda Hotelにした。
Jacaranda Hotelは、ケニア独立闘争の闘士Njenga Karume所有で一度誰かが買収して「Land Mark Hotel」と呼ばれた時期があったが、現在はKiambuの帝王Karumeが買い戻して名前もJacaranda Hotelに戻した。
アフリカ最大のショッピング・センター(except SA)のSarit Cetreはすぐ裏で、徒歩で銀行・ニャマチョマ・旅行代理店へ行けるので重宝していたが、その立地条件は他の人たちにも同様で需要が高くので昨年から客室の内装をアップグレードして宿泊料金もそれまでの二倍とした。
多少内装をちょっと良くしたからと言ってそれまでの倍はぼったくりで、キクユのえげつない面を垣間見て気分が良くない。
それにしても、驚くのはナイロビのホテルの盛況状況だ。
もちろんサファリ目的の観光客や一見して商用で来ているビジネスマンの宿泊客も見かけるけれど、圧倒的に多いのはいわゆる「援助がらみ」と言われる人たちで、ギンギンの4WDのお迎えでどこかへ出かけ夕刻に戻る人たちとか、ホテルを会場として「貧困対策」だったり「xx開発プロジェクト」だの「xx開発協力ワークショップ」とかのごちゃごちゃとホテルにたむろするアフリカンとワズング達だ。
スワヒリ語で「白人」を「ムズング(Mzungu):単数」「(ワズング(Wazungu):複数」と言う。基本的にアングロサクソンとラテンだけれども、日本人もワズングになる。
ケニアの政治状況はまさにDesparateで、交通渋滞・停電・断水・insecurityは救いようがないのに、それでも周りの国々よりは格段に楽しく、一度はまったら抜け出せないこの地の魅力が、糞の役にも立たないNGO/NPOや、どこかの国際機関が企画するアホじゃないかと思うような無意味なセミナーをこの地に引きつける。
いつも世話になっている旅行代理店のキクユの女性に、引きも切らないムズングの到来について聞いたら「Hapana Njari!」とニコッと笑った。「お金を持ってきてじゃんじゃんやってくれ。ケニアが潤って結構じゃないか。」ということで、ムズングが「カモ・ネギ」で押し掛けてくる話で盛り上がった。
さて、今回のケニア・タンザニア・南アでのあわただしいミッションもほどほどにカバーしてドバイ経由で帰国する。
二週間くらいの期間の滞在はあまり深入りできない分、いい気分でアフリカを後にできるいい期間かも知れない。
南回帰線の風に吹かれて
インド洋の南回帰線あたりを東から西に吹く偏東風は、水蒸気をたっぷりと抱え込んでマダガスカル南端をかすめモザンビークとクルーガー国立公園を超えて西に進みリンポポ(Limpopo)の山波に近づき恵みの雨を降らせてくれる。この南北を縦断する丘陵地はケープ近辺と並んで気候がよく園芸農業の盛んなところだ。
3年ごとに開催される業界の国際会議は、今回は南アでの開催となり、セキュリティなどを考慮したのかクルーガー・パーク内にあるホテルでの開催となったけれど、いまひとつ盛り上がりに欠けた。
主催者は早朝のゲームドライブなども企画していて、参加した人たちはそれなりに楽しんでいたようで、こちらは一部の人たちが盛り上がっていた。
南アでは結局インターネットに接続できなかったので、昨晩ナイロビに戻りこのページはナイロビでアップしている。
南アのリンポポのあたりはナイロビに似た気候で快適なのだけれど、やっぱりケニアと南アの微妙に違いが気になりケニアの方に愛着を覚える。どういうことかを細かく言うとたくさんあるのだけれど、これは実際にはなかなか分かってもらえないだろうなぁ。
さて、これから銀行へ行って、ミーティングをこなし、旅行代理店でチケットを受け取り明日の出国の準備をととのえる予定。
今日のナイロビは曇り、涼しい。ジャカランダの花が目につく。