東京タワーを歩く! | ちゃちょのブログ

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実践している健康のことや近況

東京は、5日ぶりにカラッと26.9℃の夏日になりました。

この間、浅草(4月23日ブログ)で、水上バスで浜離宮に行けるのを知り、

浜離宮ー増上寺ー東京タワーと歩いてみたくなりました。

水上バス通路沿いは、浜離宮まですべて海抜ゼロメートル地帯です。

 

ちゃちょの住む練馬区の石神井(しゃくじい)公園から

西武池袋線の準急で4分、池袋まで出ず、練馬で乗り換え、

都営大江戸線という新しい地下鉄で汐留(しおどめ)まで36分。

東京の西北から東南へ向かって36分乗ったわけです。

上図の「大門」の隣が目的駅の「汐留(しおどめ)」。

 

なにしろ、東京の地下鉄は、東京地下鉄9路線180駅、都営地下鉄

4路線106駅、計13路線286駅304㎞あります。世界で4番目の大きさ。

私鉄との相互直通乗り入れが盛んに行われています。

最新の1路線(副都心線)を除き、都心の千代田区を必ず通ります。

 

今回のコースは、見えにくいけど、汐留駅から歩7分の

海側の浜離宮恩賜庭園から竹芝桟橋を見て、旧芝離宮恩賜公園から

はJR浜松町駅の脇を西へ直進し、芝大神宮を見て、増上寺へ。

その裏、歩5分が東京タワーです。港区が中心。

 

帰りは、同じ都営大江戸線の2つ手前の赤羽橋駅から練馬・

石神井公園の西武池袋線で戻ります。

 

惜しい!あと91歩で2万歩でした。家に帰って、家回りの

熱暑でぼろぼろ落ちたシイの葉を掃きまくったから、実質

2万歩行ってます。出だしの新記録表示で、紙吹雪!

 

スポーツクラブで▲12kgダイエットに成功してから、軽くなった身で

持久力・筋力もついて、ぐんぐん楽しく速歩きできます。

 

まずは、汐留駅から、浜離宮へどう行ったらいいか、「都営」大江戸線

職員に聞いたら、「都立」浜離宮恩賜庭園への詳しい、ビル名、

横断歩道名の入ったマップが、「東京都」によって、作られてました。

(モノレールゆりかもめ汐留駅の真下が、都営大江戸線汐留駅です)

 

10年前の新路線なため、既存路線の下、地下深くに通っており、

地下トンネル・エレベーター距離は日本一です。耐震性に富み、

災害時には、救助作業の大動脈になります。建設費はなんと1兆3574億円。

 

地上に出れば、最近、品川からここまで大開発された

汐留シオサイトの超高層ビジネスビル群です。2年前に46年ぶり

にできたJR山手線の新駅「高輪ゲートウエイ駅」もあるよ。

 

まずは、首都高速道路都心環状線をくぐります。

 

おおっ、向かい側にすぐ浜離宮が見えてるね。

 

ずっと歩道に沿って、大手門を目指します。

 

さあ、都立・浜離宮恩賜庭園の大手門に着きました。入場300円。

海水を引き入れた潮入の池と、ふたつの鴨場を伝え、

江戸城の出城の機能を果たしていた徳川将軍家の庭園です。

 

四代、六代と造園改修が重ねられ、十一代家斉の時代に完成。

最期の十五代慶喜が、せっかく大政奉還しながら、大阪の鳥羽伏見の戦いに

乗せられ、船で敗走して着いたのも、ここです。勝海舟が西郷隆盛と

江戸城無血開城後、寛永寺(3月12日ブログ参照)に慶喜は謹慎しました。

 

明治維新後は皇室の離宮になり、戦災後1945年に都に下賜されました。

国の特別名勝及び特別史跡です。

 

庭園内は、8600坪と超巨大で、関東一の広さです。

 

出入口近くに、「三百年の松」があります。300年前に六代家宣が

大改修をした偉業をたたえた松で、太い枝が低く張りだし、

堂々としています。

 

梅のお花畑は、春は菜の花、秋はコスモスが美しく咲くそうです。

 

庚申堂鴨場です。

 

築地川の外側は、超高層ビル群だね。

 

庭園内は、鬱蒼とした丘になっています。

 

潮入の池の中島の御茶屋は、賓客をもてなす室内は、和紙を

黒い漆を塗った角材で壁に固定されてます。雁皮に粘土を混ぜ

丈夫で燃えにくい泥間似合紙(兵庫の人間国宝・谷野さん)です。

 

縞模様に丁子引きされ、1811年、金色に輝く松模様に。

棚板は、ヒノキに生漆を2~3回塗り、木目を引き立たせ、江戸時代は

調度品を飾りました。天窓は、深い黒の漆重ね塗りです。

 

屋久杉や国産のツガ材が使われ、3mmの天然のサワラ材を竹釘で

留めたこけら葺きで、屋根を丸く見せる京都の修学院離宮と同じです。

 

奥には、1791年の新銭座鴨場もあります。今は、鴨場は全国で5カ所しか

ないです。大名の別荘地で野生の鴨を、慣らしたアヒルで誘導し、

監視所の覗き穴から確認し、板をたたいたりして、土手にいる鷹や網で

捕る猟をしていました。鴨場の西南方向が新銭座町でした。

 

浜離宮を出て、海辺に向かいます。モノレールゆりかもめ線に

沿って10分歩き、桟橋を目指します。

 

浅草行きの水上バスが泊まっていました。昼前後は、12:20発

13:10発、13:55発でした。所要2時間半2400円です。

 

遠くに、伊豆諸島や小笠原諸島へ行く竹芝桟橋が見えます。

(ここから奄美大島へ2泊3日1万円で行ったけど、今は廃業)

ここらは、ニューピア竹芝と言って、近くのビルの社員が

海を見ながらランチを食べられる広場になっています。

 

浜離宮、竹芝と見て、旧芝離宮庭園へ向かいます。

 

高層ビルの中を抜けていきます。

 

JR浜松町駅手前に、都立・旧芝離宮庭園がありました。入場150円。

ここは、四代家綱から埋立地を拝領した大久保老中が、8年かけて

作りました。1万3千坪です。国の名勝。

 

干満によって景色が変わり、中央には中国の西湖堤や蓬莱山を模した

中島があり、築山から沖の展望を楽しめます。紀州徳川家、有栖川宮家、

宮内省と持ち主が変わり、洋館の迎賓館もありました。

1923年の関東大震災で焼失した翌年、都に下賜されました。

 

今は、周りにビルが多くなりましたが、気軽な散策路に

なっています。

 

ここから、竹芝通りを一直線にJR浜松町駅脇をくぐり、歩13分

の増上寺に向かいます。

 

JR浜松町駅駅を越えてすぐに、都営大江戸線の大門駅があります。

 

ここらへんは、ビル街なので、ちょうど正午を超え、

気温はピークの26.9℃。弁当を買いに出る社員が大勢

いました。この旬菜道場は、1つ500円で安いね。相場の半値。

 

途中、脇に、芝大神宮があります。1005年創業で、東京十社の

ひとつ。天照御神と豊愛大神を主祭神とし、関東のお伊勢さま

と呼ばれ、良縁に恵まれると縁起物の千木筥が女性に人気。

 

竹芝通りのかなり手前に、増上寺の大門があります。

 

増上寺に着きました。日比谷通りに面して、戦災を免れた壮麗な

三解脱門を構える1393創設の古い寺。

徳川家康が大伽藍を造営してから日本有数の大寺院に。浄土宗大本山。

 

増上寺旧境内は、芝公園を含む広大な20数万坪でした。

上野寛永寺と並んで、徳川将軍家墓所です。

 

増上寺の真裏に、お目当ての東京タワーが見えるね。

 

右側脇から入る徳川将軍家墓所。拝観料500円。宝物展示室と

一緒なら1000円。皆と同じに500円で入りました。

 

徳川家のご門。

 

これは、六代家宣の墓。

 

奥が二代秀忠の墓。手前に七代家継、九代家重、十二代家慶

反対側に十四代家茂、奥様、生母様。500円で下のを含む

焼失した10枚の白黒絵葉書付き。

 

全部焼失したが、上から二代秀忠宝塔(台徳院)、六代家宣宝塔

(文昭院)、七代家継宝塔(有章院)。

 

墓所を出ると通路にたくさんのお地蔵様。

 

勝運・厄除けの秘仏の黒本尊(阿弥陀如来像)を祀る安国殿。

 

やった。ここで、おみくじを引いたら、大吉!

短気を戒め、心静かに、人と良く相談して、ふむふむ。

なんか、ちゃちょは、どうも、くじ運だけはいいな。

 

増上寺の裏、歩5分で東京タワー足元に。やはり大きいね。

塔脚の間隔は、88m。重量4000トン。

 

1年半かけて1958年完成。当時300m以上の建物を造る建機がない時代に

高さ333m(海抜351m)に建てる。総工費30億円。延べ21万9335人工。

飛行機からの障害標識に、法定の黄赤色使用。今は、中光度白色航空障害灯。

 

自立式鉄塔としては、2012年2月に634mの東京スカイツリーが完成するまで

51年半、日本一でした。エッフェル塔より3m高いです。

 

海抜150mのメインデッキまでは、1200円。汐留を振り返る。

やはり、物足りず1800円買い足して、海抜250mのトップデッキへ。

 

結局、3000円も払いました。まだ電波塔として働いているけど、

かなり商業主義を感じました。半強制の記念写真1500円など。

 

ちゃちょは、少し、高所恐怖症なのかなあ。こういうの

見るの、恐くて、あまり好きじゃないです。

 

西側、六本木、青山方面。晴れていれば、富士山が見える。

 

北側、霞が関、虎ノ門方面。

 

東側、汐留、浜離宮庭園方面。

 

南側、田町、品川方面。

 

実際は、ただ、西、北、東、南と小さく張ってあるだけ。

すごく空いていたし、暇だった警備員が寄ってきて、

どこに何国の大使館があると説明してくれました。

 

東京都庁舎展望室202mの方が、解説台があってタダ。

最近までは、コロナワクチン接種会場だったけど、今は入れます。

さて、今度は、東京タワーを下ります。

 

250mから降りるときは、別エレベーターで3段階に降りました。

誰もいないエレベーター入り口前で、来るまで相手をしてくれる

ロボット。歌ってと言って、と言わせて、踊って?くれました。

 

150mデッキはしっかりした二重構造で、こうしたパネル

室やお土産コーナーもあります。

 

ちゃちょも、下戸だけど、ダイエット成功記念に特別に

750円のモルツを飲みました。これだけなら、気持ちよく飲める。

 

東京タワーにさよならして、坂を下ると、歩8分で、都営大江戸線

の赤羽橋駅へ。

赤羽橋交差点前は、片側4車線ぐらいありました。

 

汐留、大門、赤羽橋と2駅分を歩いたことになるね。

練馬へ帰ります。31分。都営大江戸線って、環状線じゃなくて、

6の字なんだね。都庁前駅で交差するんだけど、自分の

行きたい駅が、乗り換えるべきなのか、わかりにくいです。

 

大江戸線は、建設費を削減するために、鉄輪式リニアモーター

ミニ地下鉄なので、ホームの壁も丸みを帯びてるし、車内も

気にならないけど、やや狭いです。それでも、1兆3574億円。

 

さあ、西武池袋線練馬駅で、すぐ準急。石神井公園まで

ノンストップ4分。帰りもラッキーでした。

 

夏日で日差しが暑かったのか、南側の窓は、ブラインドが

もう全部の窓に下りています。行き過ぎじゃない?

 

前回のブログで庭と文鳥の紹介もしたので、今日はここまで。

皆んな、元気でね。じゃ、またね。

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