こんばんは。原田綾子です。
子育ての方法よりもっと大切なこと。 の続きです。
(アドラー心理学のお話ではありません)
子どもが最近病気ばかりする
子どもがケガばかりする
子どもが問題行動をする
お子さんがこんなふうな時
外側に意識が向いてしまうことが多いかもしれません。
カウンセリングなどを通して
たくさんのお母さま方の心を見てきて思うのは
子どもは親をしあわせにするために
いつもメッセージを送っているということです。
自分が体をはって、親にサインを送っている。
子どもはとても敏感で、
わたしたち親が考える以上に
心の状態が体に表れます。
それが例え偶然のケガであっても。
不思議ですが。
子どもが
病気ばかりしていたり
ケガを多くしていたり
そんな場合は、実は
親の心を見つめることも必要だと思っています。
親と子どもの心はつながっています。
小さな頃は特に。
お母さんがイライラしていたり
不安な気持ちで居ると
子どもが夜泣きをしたり
なかなか寝なかったり、このようなことは
多くのお母さんが経験されているかもしれませんね。
私も、多々、経験あります。笑
お母さんが仕事で忙しすぎるとき
子どもが高熱を出して、親に立ち止まる時間をくれたり
お母さんがストレスを感じ疲弊していると
子どもが体調を崩して寝込んでしまったり
子どもは親の心を映し出してくれます。
これはまた違った側面からの話になりますが
わたしの体験です。
先日、
大阪に出張するために荷物の準備をしながら、
「子どもたちと離れるの寂しいな・・・」
と妙にセンチメンタルになってしまいました。
「出張はとても楽しみだけど
子どもと一緒にいたいなぁ~~~」
という強い思いが脳裏をよぎり・・・
そしたら前日になって
次女が、めずらしく熱を出したのです。
いきなり8度近く出たので
インフルになったかと心配しましたが
心を落ち着けて自分を振り返ってみると
子どもと一緒にいたい・・・と強く思っていたことに気づきました。
その日は仕事がなかったので
次女の横で添い寝をしていましたが
スヤスヤ寝息が聞こえてきたので
下の階に行って家事を済ませてしまおうと起きると
次女が「ここにいて」と目を覚まします。
結局その日はずっと次女の隣で過ごし
結果「いっしょにいる」ことになってしまいました。
(願望実現!笑)
添い寝をしながら、自分の心を整えて・・・
すると
翌朝は平熱に戻り元気いっぱいご飯もモリモリ食べて
「ママ、おしごとがんばってね。
おてがみかいてあげるねー♡」
とニコニコ顔。
ホっと安心して大阪に出張に行くことができました。
ここでまた私が心配しすぎたりすると
その不安定な心が伝わるので
気持ちを切り替えて、
子どもの笑顔をイメージしたり
大阪の受講者さんたちと楽しく学んでいる所をイメージしたり。
でも夜夫に電話して子どもの様子を聴くときは
ちょっとドキドキしましたが。笑
大丈夫でした!^^
そのほか、
教員時代、先輩の先生達が
「林間や修学旅行などの宿泊学習が近づくと
子どもが熱を出さないかひやひやして
そうときに限って
実際に子どもが体調を崩すことがある」
という話をよく聴きました。
・・・・・・・・・・
これは1つの例ですが
あるお母さんが
子どもがここの所、風邪ばかり引くので困っている
というので、お母さんの心を見てみると・・・
お母さんはフルタイムで仕事をし
毎日帰宅も遅くとても忙しい日々を送っていました。
そして
心の奥でこんなふうに思っていました。
「ここ最近ずっと忙しい日々が続いていて
子どもとの時間を過ごすことができていない」
そんな自分をずっと責めていたのです。
すると、
親の無意識が子どもに投影し
子どもが病気がちになる。
↓
お母さんは病院に連れて行ったり看病したり、
子どもと一緒に過ごす時間が多くなる。
↓
子どもと一緒に過ごす時間が少ないという
自分を責める気持ち
=罪悪感を消すことができる。
こんな心の仕組みが見えてきました。
お母さんが自分の心の中に持った
さまざまな「思い込み」や「勘違い」を取り去ることで、
子どもが変化したケースも多いです。
(たとえばこの場合、
一緒にいる時間=愛ではない、ということ。)
また同じパターンで別のケースでは、
お母さん自身が疲れていて休みたいとき
その「休みたい」という無意識の声が子どもに投影し
「子どもが休む」というパターンもありました。
子どもが体をはって「お母さん本当は休みたいんでしょ」
と教えてくれてるのだと思いました、
とお母さん。
自分を癒やすと子どもも癒やされたそうです。
また、
夫婦仲が悪い夫婦の子どもが
病気やケガをして、夫婦の会話が増え
関係がよくなったというケースもあります。
心理の世界ではよく聴く話です。
子どもは無意識に知っているのでしょう。
どうすれば
大好きな両親が仲良くなるキッカケを作れるのか。
また、
子どもが病気ばかりして親の私は大変だ。
と
大変な自分をアピールしたいときにも
このようなことが起こりがちになることもあります。
また、無意識で
「世話をしたい」という思いが強い場合もあります。
誰かの世話をすることで
自己価値を見いだしている場合など
身の回りに世話をされる人が頻繁に現れるケースがあります。
もちろん無意識なので、自分では気づいていませんが
うすうす気づいている人もいます。
もちろんこれらは1つのパターンであって
これが一般論ではありません。
複雑な問題が絡み合って
家庭によってさまざまですから
こうだからこう、ということはありません。
ですが、こういうこともある
ということを知っておくことも大切なのではと思うのです。
相談者さんのお話を伺いながら
複数の推測されるいくつかのパターンの中から
実際に相談者さんが
「これかもしれない」とか「これが腑に落ちた」とか
言われることもあります。
決して、
子どもが病気になるのは親のせいとかそういうことではなく、
悪いと言うことでもありません。
親が自分の心を振り返ってみることで
なにかに気づき、改善できることがあればすることができるし
それをマイナスに捉えるのではなく、プラスに
「今ここから」できることをしてみるといいと思っています。
忙しくしすぎていたら、少し休養をとって自分を労ってみる
とか
声にならない心の声、ストレスや不安などはなかったか
もしあれば、
だんなさんや信頼できる人に相談してみたり
心のうちを話してみる、それだけでも
心は浄化されていくと思います。
そして、結果
自分が自分を大切にすることが
子どもや周りの人々を
大切にすることに繋がっていくのではないかと思うのです。
ある整体の先生は
「子どもの体が不調の時は
まずお母さんの体から整体します」
と言っていたのが印象的でした。
・・・・・・・・・・・
わたしも小さな子どもを育てながら働くママなので
そんなことを心に留めながら、日々過ごしています。
たまに、そんなことも忘れそうになることもあるけれど(笑)
そんな時は、周りの人を見たり、周りの人の声を聴いたり
よく足下を見てみることを心がけています。
・・・これについても私のことを含めて
いくつか事例があるので、引き続き記事にしていきます。
何がいいたいのかと言うと
大好きなお母さんのために
日々いろいろなメッセージを送ってくれる子どもの姿から
自分を見つめること、
そのサインを「わたしのせいで」というマイナスからではなく
プラスのメッセージとして謙虚に受け止め
今できることをし、まず親の私たちがHAPPYであること。
大好きな親がよりHAPPYであるように
子どもはサインをくれているのだと思います。
わたしたち親は子どもを育てているようで
実は
子どもに育てられているのですね。
ビックリ!!ありがとうございます。
↓
このような内容をこの本の4章に書きました。
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