あ、先週は4月第1週だったのね、どうでもいいけど。
今週の日経ヘイキンズさんは先週末比523円安の2万7518円と3週ぶりに下落しました。5日のBSテレ東の番組「日経プラス9」で、我らが逆神の鈴木某日経編集委員が凝りもせずに「企業業績は22年10~12月期が底で回復してきているから、日経平均株価も2万8000円回復するはず」と唱えていたので、下がるだろうなあと思っていたら下がってしまいました(´・ω・`) しゅごい。
今日は、黒田日銀総裁の退任、歴史的な日ですな。
その解説記事のタイトル。
黒田総裁「緩和、様々な効果」・・・
そのカギカッコがすべてを表してますね。本当に緩和の効果があったのなら、緩和、様々な効果 だけでいいですからね。
黒田総裁は13年4月の総裁就任時に、「2年で2%の物価上昇」を約束しましたが果たせませんでした。現在はウクライナ侵攻などの影響でCPIは3%台ですが、いわゆるコストプッシュインフレであり、黒田総裁が意図したデマンドプルインフレではありません。
>その上で強調したのが雇用環境の改善だ。黒田総裁は「女性や高齢者を中心に400万人を超える雇用が増加し、若年層の雇用環境も改善した」と胸を張った。
以前も書いた気がしますが、高齢者が増えたのは定年延長や老後資金不安で「働かなければならない人」が増えただけ。増えた業種も介護給付費用が増えた「医療・福祉」が主体です。
結局は、円安などによる株価や地価上昇など資産効果があったに過ぎませんでした。問題はそのツケがこれから回ってくる可能性が高いこと。
黒田さんは現在78歳。ぜひとも長生きしてそのツケを見届けて欲しいですね。