シェアしたいことや気付きが多すぎて
シリーズ化しちゃった
「幸せになる勇気」を読んでの感想
これに続き最後のお題は
「自分自身の生き方の癖」
「ライフスタイル(世界観)」
について。
この生き方の癖(人生への態度)や
ライフスタイルの話は
私たちが生まれた時にさかのぼる。
人は生まれたての時や乳幼児期
周りの人たちが気にかけ
お世話をしてくれたことによって
今ここまで生きてこれてる。
赤ちゃんが持つその力。
この独裁者にも似た圧倒的な「力」。
その力の源泉はどこにあるのか?
アドラーはそれを「弱さ」だと断言します。
子ども時代のわれわれは、己の「弱さ」によって、大人たちを支配しているのだと。
「弱さ」とは、対人関係において
恐ろしく強力な武器になる。
そのことを知っている子どもの中には
新生児のような「弱さ」がなくなっても
その力を使い続けようとする人もいる。
再びアドラーの言葉を引きましょう。
「かつて彼らは、ほしいもののすべてを与えられる黄金時代に生きていた。
そして彼らのなかのある者は、依然としてこう感じている。
十分長く泣き、十分抗議し、協力することを拒めば、再びほしいものを手に入れられるだろう、と。
彼らは人生と社会を全体として見ず、自らの個人的な利益にしか焦点を合わせない。」
彼らのような生き方を選ぶのは、子どもだけではありません。
多くの大人たちもまた、自分の弱さや不幸、傷、不遇なる環境、そしてトラウマを「武器」として、他者をコントロールしようと目論みます。
心配させ、言動を束縛し、支配しようとするのです。
そんな大人たちをアドラーは「甘やかされた子ども」と断じ、そのライフスタイル(世界観)を厳しく批判しました。
(「幸せになる勇気」P.241~243より引用)
もちろん赤ちゃんの頃は
「弱さ」をアピールして
周りに動いてもらわないと
「命」にかかわる。
それゆえ
親や養育者に「依存」しなければ
生きていくことができない。
↓
「わたしの命」は
親に見捨てられたら死んでしまう。
↓
親から愛されてこそ生きていける
と子どもたちは気づく。
その時期に
ライフスタイル
=
自分の生きるこの世界はどんな場所か
どんな人々が暮らしているか
自分はどのような人間なのか
を選択する。
われわれが自らのライフスタイルを選択するとき、その目標は「いかにすれば愛されるか」にならざるをえないのです。
われわれはみな、命に直結した生存戦略として「愛されるためのライフスタイル」を選択するのです。
その子にとって
「愛されるためのライフスタイル」を選択する時
「優等生」「いい子」を選ぶ子もいれば
「わるい子」として関心をひく子もいる。
「愛されるライフスタイル」なのに
「わるい子」を選ぶってどういうこと?
ここはよく誤解されるところなのですが、泣き、怒り、叫んで反抗する子どもは、感情をコントロールできないのではありません。
むしろ十分すぎるほど感情をコントロールした結果、それらの行動をとっているのです。
そこまでしなければ親の愛と注目を得られない、ひいては自分の命が危うくなる、と直感して。
人にとって一番つらいのが
「無視」されること。
無視されるくらいなら
怒られてでも殴られてでも
自分に関心を向けていてほしい…
親や先生の注目をひきたくて
目立つ行動、「わるい」といわれる行動を
するっていうのは知ってたけど
感情をコントロールした結果
それらの行動をとっている
とは知らなかった~!
そしてこの「愛されるライフスタイル」を
続けている限り「自立」できない。
(誰かの「子ども」としての
ライフスタイルにとどまっている。)
「愛されるためのライフスタイル」とは、いかにすれば他者からの注目を集め、いかにすれば「世界の中心」に立てるかを模索する、どこまでも自己中心的なライフスタイルなのです。
(「幸せになる勇気」P.248~249より引用)
この状態から
「自立」するために必要なのは
「他者を愛すること」。
フロムは言います。
「人は意識のうえでは愛されないことを恐れているが、ほんとうは、無意識のなかで、愛することを恐れているのである」と。
あなたはまだ、自分のことを愛せていない。自分のことを尊敬できていないし、信頼できていない。
だから愛の関係において「傷つくに違いない」「みじめな思いをするに違いない」と決めつけてしまう。こんな自分を愛してくれる人などいるはずがないのだと。
(「幸せになる勇気」P.257~259より引用)
この部分を読んで
その通りやなぁって思った。
こんな世界になったのは〇〇のせい
私が今こんなに辛いのは〇〇のせい
人のせいにしてる間は
自分が向き合うべき課題に
向き合わなくていい。
人のせいにしてる間中
延々と逃げ続けられる。
「ツライ」「悲しい」「しんどい」けど
人のせいにしてる方が楽だから。
誰かに幸せにしてもらうんじゃなくて
私がわたしを「幸せにする」。
報われないかもしれない
みじめな思いをするかもしれない
それでも「愛する」。
そう決めて行動するのは
やっぱりめちゃくちゃ勇気いるもんね。
「愛する勇気」
「幸せになる勇気」
「最初の一歩を踏み出す勇気」
そして
「歩み続けることの勇気」
アドラー心理学は
「勇気の心理学」やなぁって感じた。
この本を読み終えて
「世界は自分で創れる」
「自分で選択していく」
そう心に決めた人たちを
勇気づけられる存在になりたい。
そして私自身も
勇気のある人になりたいって
改めて思ったよ\(//∇//)\
そして私がさらに
「アドラーさん好き♡」ってなったのが(笑)
そしてできれば、アドラーの思想をそのままに継承するのではなく、あなた方の手で更新していってください。
(「幸せになる勇気」P.276より引用)
☝︎この一文。
生きてる心理学って感じで
めっちゃいいなぁって思った
私自身がアドラー心理学で育ち
(アドレリアンキッズというらしいw)
自分自身も20歳の頃から学び始め
資格を取得。
実は母が(この本の著者の)岸見先生と
コラボ講演会をしてたきっかけもあり
この本も数年前にも読んでたけど
その時の私の器の分しか
受け取れない理解できない。
っていうのがよくわかった\(//∇//)\(笑)
同じ文章や言葉でも
当時と捉え方が全く変わってるのが
自分でも面白かったのと
学ぶ学ばない以前に
私の中に根付いてる心理学だからこそ
今の私が「好き!」って感じられることが
嬉しくてテンション上がったんやろなぁ(笑)
気がついたら5部作になってました
ここまで飽きずに読んでくれた方
本当にありがとうございました♡(笑)
最後に。
私の抜粋や引用の仕方には
かなり偏りがあると思う
&
もっと書きたいこといっぱいやったけど
これ以上引用しちゃうと
著作権的に問題になりそうなので(笑)
気になった人はぜひ本を読んでみてね
ちなみに「幸せになる勇気」は
☟「嫌われる勇気」の続編だよ~☆
これだけの内容が1650円で読めるって
よく考えたらすごいよね~
なんてありがたさを感じながら
「幸せになる勇気」を読んでの
シェア記事は終わりたいと思います
ありがとうございました
幸せへのカギは“明るくていい気分”
ココロときめく一日になりますように
しずか