こんにちは
薬を勧めない薬剤師Mamiです
今回は、
ドラッグストアやネットで買える、救急箱に入れておくといい解熱鎮痛剤について。
解熱剤をいつ使うかは、以前の記事こちらを見てくださいね
解熱剤を多用することについては、👆こちらを参照していただくとして。
ご家庭の救急箱に、解熱鎮痛剤は、ありますか
主に、ドラッグストアやAmazonで買える解熱鎮痛剤を簡単にご紹介します。
わたしのおすすめは、
主成分が1つだけ入っているもの。
1つの症状に対して1つの成分。
市販の風邪薬は、いろいろな成分が入っているものが多いのです。
熱、鼻水、咳など、あらゆる風邪症状に効くように、処方されています。
熱がないのに、解熱剤は不用です。
鼻水がないのに、鼻炎止めは不用です。
咳がないのに、咳止めは不用です。
余分な成分を飲む必要はありませんので、基本的には1つの症状に1つの成分で、お薬を選んでみてください。
ということで、解熱剤としても鎮痛剤としても使える薬剤として、
わたしのおすすめ成分はこの3つ。
アセトアミノフェン、ロキソプロフェン、イブプロフェンです。
では、それぞれ解説を。
アセトアミノフェン
処方箋薬では、「カロナール」でお馴染みの薬です。
剤型によっては、お子さんも飲めます。
妊婦さんも飲めます。
コロナの時も
インフルエンザの時にも使えます。
汎用範囲が広くて便利ですが、
ちょっと効果持続時間がイマイチかも。
とはいえ、たくさん飲みすぎると、肝臓を痛めてしまいます。用法用量を守って飲んでください。
ロキソプロフェン
処方箋薬では、「ロキソニン」でお馴染みの薬です。
残念ながら小児(15歳未満)は飲めません
妊婦さんでも、妊娠中期までは飲めますが、妊娠後期は飲めません。
ちなみに、テープ剤や塗り薬も皮膚から吸収されて全身に成分がまわるのでダメですよ。
コロナの時は飲めますが、
インフルエンザの時は、あまりおすすめできません。
ただし、医療の現場で、20歳以上だと、インフルエンザでも処方されることがあります。処方箋でいただいた時は飲んでいただいても。
ロキソニンは、アセトアミノフェンよりも効果があると感じる方が多いのではないかと思います。
ロキソニンは、胃腸障害を起こすことがあるので、心配な方は、胃酸を中和するマグネシウム配合のタイプもおすすめ。
イブプロフェン
処方箋薬では、「ブルフェン」
成分としては5歳以上から使えますが、子どもが飲める剤型が市販されていません
妊婦さんでも、妊娠中期までは飲めますが、妊娠後期は飲めません。
コロナの時は、おすすめしません。
以上、おすすめ3選でした。
救急箱は、あくまでも応急処置用です。
もし、普段から飲まれている薬がある場合は、事前に、かかりつけ薬局に、いざという時に飲んでいいかを確認してから、救急箱にご用意くださいね。
医薬品は、適正使用をすることで、必要な人に必要な分だけが届いて欲しいと願っています。
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