こんにちは
薬を勧めない薬剤師Mamiです
今回は、ヒルドイドの話。
数年前に、医薬品のヒルドイドが美容にいい!と、ネットで情報が出廻り、医学的に不必要な人が欲しがりまくった、ということがありました。
その結果、今でも、ヒルドイドは、大量に処方をすると、不必要な人に処方されているのではないかと、保険査定をされる薬剤の1つで、重点的にチェックが入っています。
余談:保険査定とは!?
日本は国民皆保険制度なので、なんらかの健康保険に入ってますよね。その証拠が保険証。
保険証があるから、患者さんは病院や調剤薬局での医療行為が、3割負担で受けられるのです。7割は健康保険で賄われています。毎月、カルテと処方箋は、査定を受けていて、不正、不要などがチェックされているのです。チェックに引っかかると健康保険からお金が医療機関に支払われません。つまり、医療機関が負担することになります。それを避けるためにも、医療機関では査定にひっかからないような治療をしているのです。
話を戻して、ヒルドイドの話。
医薬品ヒルドイドは4種類。
クリーム、ソフト軟膏、ローション、フォーム。
いずれも、主成分である ヘパリン類似物質の含有量は、0.3%です。
それぞれの添付文書を見てみましょう。
クリーム
ソフト軟膏
ローション
フォーム
ちなみに、
水中油型(O/W型)とは、水がたくさんある中に、油が含まれている状態
油中水型(W/O型)とは、油がたくさんある中に、水が含まれている状態
食べ物でいうと、
生クリームは水中油型 (O/W型)、バターは油中水型 W/O型です。
主成分のヘパリン類似物質の他に、グリセリンが共通して入っています。
ところで、ヘパリン類似物質って、なんでしょう
まず、ヘパリン。
ヘパリンは、血液を固まりにくくする働きがある物質。
点滴を途中で一旦やめて、腕には針を残したままにする時に、チューブや針の中で血液が固まってしまわないようにするためなどに使います。
要は、血液を固まらせず、サラサラに保つことができる性質があります。
人の肝臓でも生成される物質です。
次に、ヘパリン類似物質。
ヘパリンと似たような形(構造)をしています。
ヘパリン類似物質は「親水性」があり、水分子を引き寄せて保持する「保水性」があるため、皮膚の奥深くまで浸透させる高い「保湿効果」があります。
ヘパリンと似た構造ということもあり、血行が良くなる効果もあります。
さて、主成分の他、共通して入っていたグリセリンについても。
グリセリンは、高等植物や海草、動物などにも広く含まれ、人間も皮下や筋肉などに「脂質」というかたちで蓄えられています。
このヒルドイド。
医薬品として使うのは、皮膚の状態が良くない人。つまり、皮膚の血行状態が良くない人向けなのです。
保湿を第一に考えられているので、ベタベタ感もあります。
健康な方が使うと、血行促進作用が働いた場合、顔が赤らむことがあります
医薬品は、健康な方にではなく、あくまでも、病状がある方に使っていただくのを目的に作られているのです。
そして、医療用添加物とはいえ、99.7%が添加物、、、
医薬品は、適正使用をすることで、必要な人に必要な分だけが届いて欲しいと願っています。
ヒルドイドを使うよりも
ホホバオイルとかに、エッセンシャルオイルを1滴混ぜたものを塗った方が、はるかにお肌のためにもおすすめです。
インスタライブでも
インスタライブでも10分ほどお話ししたので、聴いてみてください。
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薬に頼らない身体作り
薬は正しく効果的に飲んで欲しい
そんな想いをお伝えしています
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