なぜ、他の人より早く走らなくてはいけないのだろう。 | やわらかで、安心なこころを育てよう♪ (生きづらい女性のカウンセリング)

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自信のなさや孤独感をひとり抱えているあなたへ
こころの内側からじっくりと、楽になっていく方法をお伝えしています。

こんにちは。

かわのみどりです。
今、辛いあなたに読んで欲しい。私の自己紹介はこちら




昨夜 読んでいた

吉田篤弘さんの物語の中の

登場人物が、

こんなことを言っていました。

 

わたしは子どものときから、速いものが苦手だった。というか、なぜ、速いことをよしとするのか理解できない。いまでも、まだよく判らない。

 

たとえば、体育の時間に繰り返された徒競走が苦手だった。

子供が走る練習をするのは、いいことかもしれないが、なぜ、他のひとより早く走らなくてはならないのだろう。それとも、誰かと競わないと、ひとは早く走れないのか。そうなのだとしたら、とても悲しい。競うことでしか、あたらしい強い力が生まれてこないなら、わたしはそんなもの欲しくない。 誰かより速く走りたいとも思わない。

 

 

あぁ、わかるなぁと

しみじみしてしまいました。

 


 (すーっと入りこんでしまう 静謐で透明感のある物語集です)


 

わたしも幼い頃

(なかなか集団生活になじめない

 ぼーっとした子どもでした^^)

 

どうして、速く走らないとだめなんだろう。
どうして、早く食べないといけないんだろう。

どうして、ゆっくり考えたらだめなんだろう。

どうして、みんなと同じことしないといけないんだろう。

 

 

そんなことをぼんやり

思っていた気がします。

 

 

けれど、だんだんと

そう感じたり、考える方がおかしいし

ダメなんだと、

そんな自分を否定し、

みないふりをするようになって‥

 

あの頃のことを

思い出そうとすると

見えない壁にじわっと

囲まれているような

息苦しい感覚があります。

 

 

 

だから、今もし、

同じような苦しさを

感じている子がいたら

そっと 伝えたいな。

 

「無理に早くしなくていいよ」

「競いたくなければ、競わなくてもいいよ」

「好きなものが、友達と違ってもいいよ」

「多数派じゃなくても、だいじょうぶだよ」

「あなたが、感じているのは素敵なことだよ」 と。

 

 

逆に、

とにかく早く走りたくて、

誰より早く走りたくて

誰より上手くやりたくて、

すごーく熱をそそいじゃう、そんな子がいたら

 

「わー、すごいね。」「素敵だね!」と伝えたい。

 

 

それがその子らしさで

その子らしい輝きなのだから。


どちらが、

「よい」「悪い」ではなくて、

わたしたちが
より豊かに、生きていくための「違い」なのだから。







***



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