こもれびの部屋
かわのみどりです。
今、生きるのが辛いあなたに読んでほしい私の自己紹介はこちら
卒業式シーズンですね。
息子の小学校の上級生や
お友達のかわいい娘さんや
あそこの家のやさしいお兄ちゃんや…
いろんな子どもたちの姿を、
ひとりひとり思い浮かべては
なんだか、じんわりしています。
おめでとう、おめでとう。
卒業式といえば
すこし切ない思い出があります。
それは、
「泣けなかったなぁ」ということ。
小学校のとき
クラスメートが
ワンワン泣くのをみていて
ぼんやりと、遠くの世界を
みているような感覚でした。
中学や高校、その後も
やっぱり泣けなくて
（あまりきちんと記憶もないけど）
そんな風に純粋に
泣ける同級生がまぶしくて
うらやましくて、
自分は、冷たい人間で
なにか大切なものが
欠けているような気がしていました。
かなり、長い間。
けれど、今はね
あのころのわたし
よくがんばっていたなぁと思うのです。
＊
感情を心の奥底に
閉じ込めざるを得ない
子どもがいます。
それは、たとえば、
怖いことや不安なことに
何度も会って
それを感じるのがつらすぎて
無意識に感じないようになっていたり
自分のことは
後回しにしないといけないくらい
何かの心配や
誰かのお世話をしていたり
周りの人の
期待に応えたり
喜んでもらおうと
がまんばかりしつづけているうち
自分が、何を感じているのか
だんだんわからなくなってきたり…
それは、
そうせざるをえない環境で
その子が生きてきたということ。
だから、
卒業式や人との別れや
大切なときに、涙が出なかったり
周りの人のように
いろんなことを
無邪気に楽しめなかったり
自分の気持ちが
まるで人のことの
ようにぼんやりとしていて
そんな自分がダメだなぁと
思ってる子や
かつてそんな子どもだった
あなたに伝えたい。
あなたは、
とても、やさしくて
がんばりやさんだって。
よくがんばってきたね。
よく生きてきたね。
あなたは、かけがえのない人だよ。
すごい人だよ！
こころから そう伝えたいな。
なんどでも、
なんどでも。
＊
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＊＊
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