大分県豊後高田市の海辺の集落にある
女性のためのカウンセリングルーム&小さな図書室
こもれびの部屋の かわのみどりです。
今がつらいあなたに読んでほしい。わたしの自己紹介はこちらです。
「なぜ図書室を？」
とたまに きかれることがあります。
そんな時、例えば
こんな風に言うことがあります。
「わたし、小さい時から
『自分は人と違う』と、孤独感や
息苦しさを、感じることが多かったんです。
だけど、本はいつもわたしの友達でいてくれたんです」
外の世界が辛い時も
本の世界にいれば、安心で
そこから生きるために必要な
たくさんのものを頂いてきたのです」
カウンセラーとしてなら
こんな風に話すかもしれません。
「人の心に深く関わる中で
ひとつのことばや物語が
大きな力になるのをみてきました。
だから、そんなことを
話したり、気軽に紹介できる
ような安心な場をつくりたかったのです」
けど、それだけでは
ちょっと足りない気がして、
正直、一番しっくりくるのは、
「本が好きでたまらないから！」
だなぁと思います。
新しい本の
ひとつひとつ違う
香りや重みや手触りや表情。
あぁ、これは「わたしのためののものだ」という
本に出会ったときの感動。
物語の中で生きる人と
ともに何かを感じ、考え
たくさんのものを共有しながら
こころを耕し、育っていく感じ。
著者が伝えたいことが
泣きたくなるくらいに
ジンジン響いてくる感覚。
美しいことばに
出会ったとき、
胸がツンとする感じ。
大切な人と
共有したいことばや想いを
見つけたときのワクワク。
そして、これらをつくってくださる
人達とつながっているという感覚・・。
＊
少し前に、このわたしの
なんともうまく言えない気持ちを
代弁し、応援してくれるような本に
出会いました。
三輪舎より出版されている
「本を贈る」
素敵な装丁に、分厚いのに
ふんわり軽い不思議な手触り
目にやさしい紙と、書体や余白
帯のこのメッセージ。
奥付には、たくさんの関わられている人の名前…
手にしたとたん、
「これは、出会いたかった本だ」と分かり
本文の最初のページを開いたら
大好きな本のことが書かれていて、ゾクッ！！
抱きかかえるように持ち帰りました。
内容は
編集、装丁、校正、印刷、製本、取次、
書店営業、書店員、移動本屋、批評家…
本が作り始められ人の手に渡るまでの、
さまざまな過程に携わる人たちが、
本と自分と仕事について語っているもの。
そこからそれぞれの人の
人生の奥深さと、
そのひとが大切にしているものが
見えてきます。
そうそう、本を通じて、
こんな話がしたいんだ。
こんな風に仕事をしていきたいんだ。
こんなふうに大切にことばや想いを
届けたいんだ！って思いました。
あまりにうれしくて、
三輪舎さんにファンレターならぬ
ファンメールを書いて、
ほんの少しですが、
「こもれびの部屋」にも
置かせて頂けることになりました。
（購入できます）
本が好きな人はもちろん、
そうでない人にも
ぜひ、手にとってみて欲しいです。
＊
9月の図書ルームは、
9月13日（金）・19日（木）・27日（金）
11時～16時オープン予定です。
かわののセッションや講座を
受けて頂いたり、お会いしたことがある方は
自由にお越しください。
（「はじめまして」の方は、お問合せフォーム
または、FB・インスタグラムより
ひとことメッセージを下さい）
貸し出しはしていませんが、
和室もありますので、
ゆっくりくつろいでいかれてくださいね。
場所の詳細はこちらよりどうぞ。
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