学校行きたくない!を簡単に許可したいだけだった
うちの息子(小1)は今不登校気味。保育園大好きだった子がまさか学校を嫌だと泣き叫ぶ日が来るなんて私も、周りも、そして本人だって想像していなかっただろう。入学早々、コロナで休校になり、2か月間ステイホームが続いた。そして、ようやく6月から徐々に登校が始まり通常の学校生活が始まった。毎日、行ってきます!って楽しくランドセルを背負って学校に行く生活が始まると思っていたのに、朝からダラダラ用意をし、「がっこういきたくない」ってしんどそうにランドセルを背負ってとぼとぼ歩く。学校が近づくと泣き叫ぶ。なんとか昇降口まで行けたとしても、突然「やっぱ無理!おうち帰る!!」と校庭を猛ダッシュ( ;∀;)あんなに小学校進学を心待ちにしていた息子が嫌がって毎日がっこう行きたくない!!って泣き叫ぶのを見ると胸が打たれとてつもなくショックだった。でも、同時に無理もないなと思っている自分がいた。親が持っても重いと思う、一体何キロあるんだろうっていうランドセルを背中に背負い1キロ以上ある通学路をひたすら歩く。水筒を持って登校するのでさらに重いのに、その水筒は謎に登下校中は飲んじゃいけないルール。え?なんのための水筒?と思った。「なんで暑くて辛いのに水筒も飲んじゃダメなの?」そう息子に聞かれても私も意味不明なルールに同じ疑問を抱いていたので水筒くらい飲んでもいいじゃんね。って答えが出ないまま2人で愚痴っていた。(その後先生に相談して給水ポイントを特別に設けてもらったがそもそもそこじゃないというのが本音だ)ほかにも保育園とは何もかもが違うルール、生活リズムで動く学校。学校は勉強するところ。保育園とは違うと頭ではわかっていてもどうしても心がついていかないのだ。クラスにいる子がみんがみんな、小学校モードにスイッチが切り換えられる訳じゃない。中には頭でわかっていてもどうしても馴染めない、どうしても出来ない。心がノーと拒絶する子がいるのだ。色々、彼なりに学校に行きたくない理由はあるようだが総じて事実として今、現状行きたくないのだ。親としてみれば、行ってくれたら有難い。明日は学校に行けるのだろうか?明日は泣かれないか?そんな相手の反応で期待したり不安になったりするエネルギーを使わないで済む。そして、何より仕事に行ける。本当は嫌だって泣き叫んでるのだから無理させたくもないし、その気持ちを大切にしたかった。「行きなさい!」なんて強く言えるほどそもそも、母親の私自身、学校は行ったほうが良い!とも全く推していない。本人が嫌と感じるならそれが全てなのだから…実際不登校が悪いこととも思っていない。でも、我が家の収入源は現状会社からのお給料だ。経済的に働きにいかなければ生活ができないって思ったらその訴えを聞きつつも、なんとか学校に行く方向にもっていく自分に嫌気がさしていた。「休みたいって言ってる息子に対して良いよって即答できない環境しか用意できていない自分自身の無力さに心底嫌気がさしていることだった」だったら、環境を用意できる自分になるしかないのだ。自分の欲求は自分で満たしてあげるしかないのだ。生活できるようになるには今まで通りの働き方で今まで通りの収入を得つつ、そのためには学校に行ってもらわないと…って思ってたから苦しかったのだ。そもそも、私も会社は苦手だ。頑張れば頑張るほど空回りしてる感じが付きまとって息子同様苦しいのだ。だから今まで在宅で稼げるようにと頑張ってきた取り組んできていたものがあるが、さっさと芽吹かせていない自分自身にも腹が立っていたのだ。学校に無理して行かなくてもいいよ。君の可能性は無限なのだから、行きたかったら行ったらいいし、行きたくなかったら行かないでやりたいことをやったら良いよ。そう心から言ってあげられる親でいたかったのだ。ただ、それだけだったのだシンプルに望みシンプルに手に入れようただ、望み、ただ、願いただ、思いただ、手に入れるだけでいいのだ