うちの隣家は柔軟剤テロリストです。
私は柔軟剤テロとの闘いで疲れ果てています。
うちのベランダにまで柔軟剤の悪臭充満。
ベランダが臭すぎて使えないばかりか、
ベランダのドアを閉めても室内に臭気が入ってきます。
せめてベランダのドアの隙間をふさぐことはできないか。
ベランダからの隙間風を完全シャットアウトできないか。
一縷の望みをもって、ベランダのドア周りを点検。
すると、パッキンの一部が欠けていることに気づきました。
ずさんな業者！
ドアの隅っこ部分で、わずかにパッキンの長さが足りてない。
いままで気づかなかったし、実害はなかったけど。
ドアを閉めても、ここから室内に隙間風が入ってきてる可能性大。
さっそく隙間テープでふさぎました。
これでベランダからの臭気シャットアウトできることを祈るばかりです。
私はノイローゼになりそうです。
ベランダも込みの家賃を払っているのに。
柔軟剤テロリストのせいでベランダを使えないんだから、
その分家賃の減免してほしい。
実は少し前に、家賃の値下げ交渉をしましたが、
あっさり門前払いで終わりました。
それぞれ入居条件と契約内容が異なるから、
一概に家賃の値段比較はできませんと。
うちは10年以上住んでる。
隣人はせいぜい1年ぐらいやろ。
うちと隣家は同じ間取りやのに、
隣人の家賃はうちより8000円も安いんやで？
不公平すぎんか？
あまりに柔軟剤テロが迷惑なので、
隣人に直談判すべくインターホンを鳴らしてみました。
しかし応答なし……留守だったようです。
あるいはエホバの証人と間違われて居留守されたか(笑)
ベランダに置いてた洗濯小物類にも柔軟剤臭が染みついて臭いから。
バスタブにピリカレ洗剤をたっぷり投入して。
ダメ元で漬け置き脱臭を試みています。
ベランダでは蓋つき収納BOXに入れてたのに！
BOX内のプラスチック製品にまで臭いが染みつくってありえんやろ
これで脱臭できなければ全部処分して買いなおすしかない。
物理被害および精神的苦痛の損害賠償請求したい。
なんでうちのほうが高い家賃払ってこんな苦しまなあかんのや。
なんでうちが後から来た隣人の犠牲にならなあかんの？
最初の者が後になり、後の者が最初になる？
知らんがな。
理不尽やろ。
でも神様は理不尽な御方です。
1日フルタイムで働いた労働者にも、
1時間だけ働いた労働者にも、
同じ額の日給を払う不公平な神様です。
神様は言います。
「あなたは私とフルタイム労働の契約に合意したではないか。
私はあなたとの約束を守って契約通りの賃金を払ったではないか。
他の人と私の契約は、あなたにはまったく関係ないことだ」
（マタイ20:1-16）
そのとおり。
私はいまの家に入居する際、
各種入居条件と家賃に納得して賃貸契約したんです。
隣人の家賃がどうだろうと、
それは大家と隣人の賃貸契約ですから、
私にはまったく関係がありません。
人間的には不公平な家賃契約だと思えますが、
あくまで契約は双方の合意で成立するもので、第三者は関係ない。
しかも神様がそういう不公平な御方だからこそ、
私が主イエス・キリストと出会って救われるという、
なんとも不公平なミラクルの恩恵にあずかれています。
私よりはるかに善良で、理不尽な苦労をしている多くの人々をさしおいて、
私が先にイエス・キリストの平安を得ているのはたいへん不公平なことです。
キリストの救いは苦労した者順とか、性格がよい人順ではない。
神の救いの順番はきわめて不公平。
神様の不公平の恩恵をうけている私に、
何か文句をいう権利はないのだと思います。
でも。
家賃が不公平なのは契約だから仕方ないけど。
隣人の柔軟剤テロでベランダが使えないのと、
部屋にまで流れ込んでくる悪臭被害。
慰謝料代わりに家賃減免してもらう権利はあると思うんですが。
それがイヤなら出ていけってことなのでしょうね。
というか、もうこの世から出ていきたい。
早くイエス様が再臨して世界が終わればいいのに。
この世界は臭すぎる。
イエス様。
隣人の柔軟剤使用をやめさせるか、隣人を退去させてください。
もしくは私に新しい家と転居費用をお恵みください。
隣人ガチャを気にしなくていい構造の集合住宅がいいです。
2階以上の角部屋でお願いします。
治安と環境が良ければ地球のどこにでも転居します。
もし御心なら新しい地で新しい職場もお与えください。
しかしイライラをずっと神様にぶつけ続けるうちに、
ふと思うことがありました。
隣家のベランダに充満してる悪臭が、
建物のわずかな隙間からうちに入り込んで大迷惑。
であれば。
聖霊の風とキリストの香りも、そうなのではないか。
神様に対して頑なに心を閉ざしている人でも。
聖霊様に満たされているキリスト者の近くにいるだけで
ほんのわずかな心の隙間から聖霊の風がどんどん入り込んで、
そのうちキリストの香りの心地よさに気づくんじゃないか？
福音伝道、イエス・キリストを伝えたくても、
心を閉ざして聞いてもらえないことが多くあります。
家族、友人、学校、職場……人はたくさんいるのに、
自分一人だけがキリスト者ってケースも多いでしょう。
でもそこであきらめてはダメなんですね。
イエス様の福音を聞いてもらえないなら、
無理にその話はしなくていいかもしれない。
でも自分自身がいつも聖霊様で満たされていれば、
たぶん相手の心の隙間にも聖霊の風が吹き込んで、
キリストの香りがじわじわ相手の内に広がっていくのでは？
現にうちの家は、外気を完全ブロックできてない。
隣家のベランダが臭気充満してれば、
うちの中にまで臭気が入ってくる。
それと同じことが、キリストの香りにもあてはまるのでは？
心の隙間から絶え間なく流れこんでくるキリストの香り。
その無意識の影響で神様が気になって、
イエス・キリストや聖書に心が向く人もあるのでは？
逆に無意識に不快に感じてキリスト者を迫害する人もいる？
どちらにしても。
重要なのは、キリスト者の聖霊充満……
まず自分の心がキリストの香りで満たされていること。
蟻の穴から堤も崩れる。
わずかな隙間から入ってくる臭気がうちを占領する。
ごく少量の罪のパン種が全体をふくらませる。
小さな種が育って大樹となる。
目に見えないレベルの小さな何かが、
後にとんでもない大きさに育ちます。
良くも悪くもです。
最初の大きさは問題じゃないんですね。
柔軟剤テロとの闘いは、
隣人との闘いではありません。
霊の闘いです。
隣人を利用して私に嫌がらせをする悪魔との闘い。
私の心はずっとイライラで充満してます。
霊的なイライラ不快臭がたくさん漏れ出ていることでしょう。
イエス様助けてください。
外部環境に左右されない信仰云々。
そんなん言われても、臭いもんは臭い。
環境改善できるなら改善したい。
改善不可なら転居したい。
そして何より、私自身が霊的臭気を放つ者ではなく、
キリストの香りを放つキリスト者でいられますように。
私のすべてを明け渡しますから、聖霊様で満たしてください。
この世界がキリストの香りで満たされますように。
※ 記事中の聖句引用元／日本聖書協会『聖書 聖書協会共同訳』
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