近所のスーパーにて。
鮮魚売場の張り紙に、思わず足を止めました。
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今年のイカナゴ漁は
3/11の解禁日をもって
終了となりました。
今後の入荷はございません。
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あらら。
ここ10年ぐらい~ずっと不漁続きのイカナゴ。
とうとう解禁初日で終了ですか。
どんだけ高値がつくことやら。
地元ネタで恐縮ですが。
神戸~明石~姫路あたりの地域では、
毎年この時期になると、イカナゴの釘煮といって、
イカナゴの稚魚を甘辛く煮詰める家庭料理が大流行します。
この時期はどこの鮮魚売り場も魚屋さんも、
イカナゴを求める行列ができるのが早春の風物詩でした。
スーパーでは釘煮に必須の醤油、本みりん、ショウガなどの食材が、
それも大ボリュームパッケージのやつが山積みされるんですけど。
今年はそういう光景もまったくなくて。
なんだか寂しい感じです。
イカナゴ不良の原因として、
まず第一にあげられるのがこれ。
海水が清くなりすぎたから!
海洋汚染が原因ならわかるけど。
海がきれいになったせいで魚が減ってしまうって?
下水処理技術が向上して、海へ流れこむ生活排水がきれいになった。
それで海もきれいになって、赤潮が減ったのはよかったが。
結果として海水が栄養失調になってしまい、
小魚の餌になるプランクトンが育たない。
それで近年のイカナゴはずっと不漁続きというわけ。
水清ければ魚棲まず
海がきれいになったせいで、魚が減ってしまう。
そんなことが本当にあるのかと、
はじめて聞いたときは衝撃的でした。
海水がきれいになりすぎて不漁ってのは、素人の憶測なんかではなく。
ちゃんとした研究調査データとしてあがってます。
すでにこの地域では常識に近いレベルで周知されてます。
下水処理をしてきれいな排水を海に流すのは、
どう考えても100%善いことに思えるのに。
人が考える最善と、神様の最善は異なる……
神様が定めた生態系のバランスって、本当に複雑なんですね。
人間が流す生活排水ですら、別の生き物には必須のもので。
それが巡り巡って人間の生活を支える食材となる。
神様は人間が出す汚物やゴミすらも計算に入れて、
地球環境と生態系を造られた。
自然に分解できない合成洗剤とか、
工業廃水とかがなかった時代なら。
人間の生活排水もそんなにひどい汚染源にはならんけど。
現代の生活様式では、下水処理をしないわけにはいかないし。
海を汚染しないで、かつ必要なミネラル?は回復させる方法。
ここは研究者ががんばって良い知恵を出してほしいところです。
たぶん自然な生活排水に含まれる
微量の化学物質、ミネラル、バクテリアとか?
そういうのが海水の栄養バランスを保ってたんですね。
人間には感知できないレベルの微少な何か。
それがなければ地上の命がなりたたない。
鮮魚売り場の張り紙をきっかけに、
そんなことを思い巡らしながらスーパーで買い物を続けるうちに、
出エジプトの一節を思い出しました。
海水の雑多なミネラルや微小生物は、
イスラエルの民と一緒にエジプトを出た
「雑多な人々&家畜」みたいなものかなと。
エジプトに虐げられていた奴隷イスラエルの民は、
モーセを先頭にエジプトを脱出しました。
紅海を2つに割ってアラビア半島に逃れる。
しかしこの時、モーセと一緒に出エジプトをしたのは、
イスラエル民族だけじゃなかったですね。
『出エジプト記』にはこう記録されてます。
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イスラエルの人々はラメセスからスコトに向けて出発した。
女と子どもは数に入れず、徒歩の男だけで約六十万人であった。
雑多な人々が多数、
これに加わった。
羊や牛といった家畜も
おびただしい数であった。
旧約聖書『出エジプト記』12章37、38節
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雑多な人々
↑なんかすごい雑な扱われ方ですが(^^;
イスラエル目線の記録だからしょうがない。
ともかく当時のエジプトには
イスラエル民族ではない奴隷もたくさんいて、
イスラエル民族と同様に虐待されてたのでしょう。
それで神様は「雑多な人々」を含めて、
イスラエルの民といっしょにエジプトを脱出させた。
「雑多な人々」はイスラエルの民ではない異邦人ですね。
天地創造の神ヤハウェを信じているのでもなく、
土着の偶像神と宗教を信じていた人々だと思います。
イスラエル民族からすれば、「雑多な人々」は不要なもの。
つまり異物。
ところが神様は「雑多な人々」も救い出してる。
神様はたしかにイスラエルの民を神の民として選んだけれど。
それ以外の雑多な人々をどうでもいいと放置したのではない。
神様はひとり一人をお造りになった命の主なのだから。
神様目線では「雑多な人々」など存在しないのでしょう。
微量ミネラル、微小な生き物、細菌やウイルスなんかも、
人間目線では「雑多な何か」です。
必要性が感じられない、あってもなくてもいいと感じるもの。
あまりに小さくて少なくて、人間にはよくわからない雑多なものたち。
でも「雑多な何か」がなければ、
人間は生きられないようです。
たとえば私たちが呼吸する空気の主成分は?
窒素 79% ← まあわかる
酸素 20% ← 必須
その他 1% ← 何やコレ?
「その他」とひとくくりにされてしまう「雑多な何か」が、
よくわからないけど空気に含まれてて。
私たちは一呼吸ごとに「雑多な何か」を吸ってるわけですね。
酸素だけでも人間は生きられると思いますが。
酸素だけだと火事がおきやすくて大変だからか、
安定した窒素が空気の約8割を占めてて。
さらに何か知らんけど神様は
空気の約1%を「雑多な何か」に割り当ててます。
海水の「雑多な何か」が減ると不漁になってしまうように。
空気の「雑多な何か」もたぶん必須なんでしょう。
人の生活全般で、どの領域でも、
たぶん「雑多な何か」が必須なんだと思いました。
複数の金属成分を混ぜた合金は強いといいますし。
貴金属ゴールド18金は、純金24金に別の金属を混ぜて強度を上げてますね。
18金の合金バランスは企業秘密だそうです。
商品としては同じ18金でも、
「雑多な金属成分」はブランドごとに内容が異なるから、
別ブランドの18金ジュエリーを完全に修理することはできない。
18/24金、純金の含有量は同じでも、
「雑多な何か」が無数の18金を生んでるんですね。
最近なら、日本で増えている外国人も「雑多な人々」かもしれません。
日本人目線で見た場合ですが。
個人的には、各種生活マナーを守って安全に共存できる人なら、
人種国籍問わずどなたでも日本へようこそ。
生活マナーが守れない人と犯罪者は強制送還、入国禁止でよろしく。
不法入国者、不法滞在者も同様に本国へ帰ってください。
外国人犯罪者の強制送還のためなら税金いくら使ってもいいよ。
日本国内で実刑判決を受けるたびに難民申請して刑を回避するとか、
そういう似非人権擁護には断固反対。
雑多な人々が共に生きることで、
いろいろトラブル、軋轢が生じるのは避けられない。
文化の違いも大きい。
でもそういう雑多さも含めての人間世界のはずです。
神様はこの世界をそういうふうに造られた。
私自身は日本国籍の日本人ですが、
社会的には「雑多グループの一員」に感じます。
定職につかず、結婚もせず、時に病で長期間寝込みながら、
社会のすき間をぬうような非正規雇用や自営業を転々として、
それでも大病や借金なしで細々サバイバルしてきたし、
これからもそうなんだろうと思います。
インシャーアッラー、神様の御心ならば。
他者の生命や財産を脅かす犯罪などは「雑多な何か」ではないです。
単なる汚染物質にすぎないから、どうにか減らすべきもの。
悪意なき柔軟剤の悪臭なんかもまったく不要。
私が総理大臣になったら柔軟剤の香料使用禁止にします。
でもエスニック料理のスパイス臭は許容します。
神の子イエス・キリストご自身は、
一点の罪ケガレもない清い御方ですが。
水清ければ魚棲まず。
そういう意味での清い御方ではない。
私の主イエス・キリストは、
この世界という泥水の中を自在に泳ぐ魚です。
泥水をどれだけかぶってもけっして汚れない御方です。
ヨハネ福音書4章で、サマリアの井戸端にいた女性に対し、
イエス・キリストが命の水を与える話をします。
イエス・キリストが与えてくれるの命の水は、
生き物が棲めない純水ではなく。
霊的ミネラルをたっぷりふくんだ命の源です。
人間は、ほとんどの霊的ミネラルを感知できないでしょう。
感知できても必要性が理解できなくて、
「雑多な何か」という程度にしか思えないかも。
でも、聖霊様によって心が開かれたなら、
霊的に「雑多な何か」が神様のミネラルだとわかる。
聖書の言葉もそういうものだと思います。
雑多な古代文献の一つにすぎなかった聖書が、
ある時から命の言葉だと気づいて、
聖書が命の主食となります。
今の私には「雑多な何か」としか見えないものも、
命の必須ギフトかもしれません。
本当にただのゴミかもしれません。
人間の経験知だけでは判別できないものが多すぎます。
だから私たちは、人間の知識や能力に頼ってはいけない。
何をするにもまず神様に祈り尋ねることからスタート。
私たちが知らない「雑多な何か」を、
神様のギフトとして認識できますように。
清いけれども命がない純水ではなく、
神様のミネラルをたっぷり含んだ命の水をください。
霊的潔癖症の宗教者コースではなく、
イエス様と共に生きる人間コースを歩ませてください。
雑多な私たちが、神様の適材適所で生きられる毎日でありますように。
※ 記事中の聖句引用元/日本聖書協会『聖書 聖書協会共同訳』
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↓聖書を読んで、神様ともっと仲良くなりましょう☆
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