漫画の原作者さんと、実写版の制作関係者のトラブル。

一連の出来事について、私は何か言える立場ではないですが。

 

それらのニュース記事で真っ先に思ったのは、神様と人間の関係について。

罪の構図そのものだと思わされました。

 

この世界の原作者は神様です。

天地万物、命あるもの、命がない無機物……すべての原作者は神様。

私たちの人生、歴史の物語の原作者も神様。

 

しかし私たち人間は、原作者である神様の意向に背いてばかり。

 

神様の作品はすばらしいから使いたいが、

作者である神様なんかどうでもいい。

神様の作品を、人間の気に入った使い方で使いたい。

 

原作者・神様に忠実な生き方をするよりも、

人間のエゴで脚色改変した人生シナリオを実現したい。

 

原作者・神様の意向なんかどうでもいい。

原作者・神様は余計な口出ししないでほしい。

 

自分の人生脚本を実現するにあたって、

原作者の神様に会うと口論になって面倒だから、

神様には会いたくない、神様なんかいてほしくない。

 

自分の人生は自分で切り開くものだ。

各自が人生のシナリオライターだ。演出家だ。

自分の人生には自分で責任もって自分の人生を自分の力で生きよう。

 

 

こういう人間の発想、生き方を、聖書では罪といいますね。

神に背く罪。

傲慢の罪。

自己実現=エゴ優先の罪。

 

悪魔・サタンがその筆頭。

神様に従うよりも、自分が描いたシナリオ実現にこだわった。

 

どんなすばらしい脚本を描けたところで、

しょせんは万物の原作者=神様のふんどしを借りてるだけなのに。

 

原作者への敬意がない傲慢の罪は、

神様を畏れず自己実現に邁進するすべての人の罪……

 

 

原作者への敬意と作品愛があるメディア関係者もたくさんいます。

原作を尊重してアニメ化、実写化された作品は、原作ファンも嬉しくなりますね。

すべての原作ファンが満足する内容ではなかったとしても、

制作サイドに原作愛があれば、不幸なトラブルにはぜったいならないはず。

 

聖書とキリスト教の関係もそうだと思います。

 

聖書の原作者は神様。

原作者である神様の想いを無視して、

聖書のメッセージを脚色改変して実写化しているのが宗教。

 

キリスト教だって、神様への愛と感謝と畏れがあれば……

100点満点の宗教組織は作れなくても、

神様と足並みをそろえて、神様に喜ばれる生き方を望む人々の共同体としての教会は作れるはず。

人間的なエゴの自己実現の罪を悔い改めて、

神様の脚本(ご計画)に忠実に生きる喜びを知る恵みはうけとれるはず。

 

 

宗教の中でも、原作者・神様の御心を完全無視して、

聖書の字面の一部だけをピックアップして実写化しているのが原理主義。

パレスチナはユダヤ人の土地だと主張するシオニズムは、原理主義の一種。

 

ちなみに現代の律法ユダヤ人コミュニティの中には、

現代イスラエル国&シオニズムは、ユダヤ人と無関係だと宣言して、

パレスチナ解放のデモ活動を精力的にやっている人々もいます。

イエス・キリストを十字架の死に追いやった派閥とは異なるようです。

 

現代の律法ユダヤ人コミュニティがくりかえし主張しているのは、

 

・シオニズムは政治イデオロギーであって宗教ではない。ましてユダヤ教ではない。

 

・シオニズムはユダヤ教の真逆、正反対。

 

・イスラム教徒とキリスト教徒は、ユダヤ人の兄弟だ。

 

・律法ユダヤ人とムスリムは平和に共存していたし、今もそうだ。

 

・シオニストは、領土野心のためにユダヤ教とユダヤ人を利用するテロリスト。

 

・シオニストと現代イスラエル国は、正統的ユダヤ人の敵。

 

 

中東ではいったい誰が誰と争っているのか。

いったい何が正しいのか。

複雑にもつれているように見えますが、霊的にはいたってシンプル。

悪魔に扇動されている人と、そうでない人の対立だと思います。

 

世界の原作者である神様を愛して、

原作に忠実に生きたいと願う人なら、

少なくとも爆弾を投げ合うことはしない。

宗教の相違はあっても、憎みあう必要はない。

神様についての議論はコーヒーでも飲みながらすればいい。

 

 

 

↑世界の原作者・神様を信じて愛する人々は、

互いに憎んだり爆弾を投げたりしていません。

 

世界の原作者・神様を無視した人間シナリオを実現したい派閥が、

宗教間のいざこざという嘘をでっちあげているだけ……

 


漫画であれ宗教であれ、原作への愛がない人に、

実写化をまかせるのはぜったいイヤですね。

 

しかし原作愛があるからこそ決着がつかない永遠の難題もあります。

 

・映画は字幕派 VS 吹替派

 

・脚本は原作に忠実であるべき派

 VS 映像化は映像作品として楽しもう派

 

・聖典原文だけが神の言葉(イスラム教)

 VS 翻訳聖書も神の言葉(キリスト教)

 

このテーマを扱ったおバカな海外ドラマを思い出しました。

 

↑ヲタク警察がアニメ犯罪を追う『Anime Crimes Division』。

日本アニメへの愛とリスペクトがすごすぎる出来栄え!(≧▽≦)

制作スタッフ全員アニメオタクに違いない!

日本語字幕付き、10分弱なので、気晴らしにどうぞ。

 

ヲタク警察 → 宗教警察

原作と映像化の問題 → 神と宗教の問題

 

このドラマはとことん漫画オタクで陽気でおバカな内容ですが、

現代の宗教対立の構図と解決策を示している名作だと思います。

 

 

 

 

初めに神は天と地を創造された。

――旧約聖書 『創世記』 1章1節

 

天地万物の作者である神様を崇めます。

 

神様への愛と作品リスペクトのゆえに、

神様の御心をぶち壊すエゴ人生脚本を手放します。

 

これからも神様の作品を愛し、神様の御心にかなう日々を歩めますように。

 

人間が改変した宗教脚本ではなく、神様の原作を生きられますように。

 

神様の演出を信頼し、与えられたミッションに忠実でいられますように。

 

すべてのクリエイターが、

神様の創造の息吹(インスピレーション)によって、

これからも神様に喜ばれるものを創り出していけますように。

 

命の主イエス・キリストの御名によって。

アーメン。

 

 

 

 

※ 記事中の聖句引用元/日本聖書協会『聖書 聖書協会共同訳』

 

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