意気揚々と高校に入ったはずなのに、
なんだかうまくなじめなくて、
気付けば、欠席が増え、
単位もどうなるのやら・・・
朝も起きれず、
生活は昼夜逆転。
今までのような元気が見られず、
何を考えているのかわからない。
もう、いったい、
どうしたらいいの?
お子さんが不調な時・・・
毎日接する保護者としたら、
そばで見ていて歯がゆいし、
大変ですよね。
今日は、そんなお子さんに
どう接したらよいかの
指針となるように
私がふだん、
カウンセリングの中でしていることについて
記事を書いてみました。
お子さんが不調で
関わり方に悩んでいる方、
下記を読み進めてみてください♪
”よりよい子育て”を実現するパートナー
子育て相談室「虹のかけはし」
「子どものミカタプロジェクト」
うえまはるえ です🌈
7月31日に開催予定だった
「思春期の体調不良による
不登校の子への接し方セミナー」
コロナの感染拡大を受けて、
延期となってしまいましたが、
「開催されたら
こんなことを質問したかった!」
というお声が届いていることを受け、
今、まさに、お子さんが不調の渦中で
悩んでいる方に向けて、
当日お伝え予定だったことを
あれこれつづっています。
▼思春期シリーズ過去記事一覧
**
さて、
起きたいのに起きられない・・・
学校に行きたいけど
なかなか行けない・・・
お子さん自身もがんばりたいのに、
なんだかうまくできない・・・
人生山あり谷あり・・・
不調にみまわれて
思うようにいかない時は、
長い人生の中であるものです。
これは、
親の育て方が悪かったとか、
お子さまに問題があるとか、
そういうことではなく、
起きる時は、起きるものです。
特に、
思春期~青年期は、
心身の変化が大きく、
不調が起きやすい時期でもあります。
中学生や高校生のお子さんとの相談、
わが子も含めて、
浮き沈みあるなと思います。
さて、そんなふうに、
不調にみまわれると、
身近で見ている親としたら、
少しでも早く、
この状況を抜け出させてあげたい、
そのためにできることを
してあげたい!と思うのは
当然のことと思います。
ですが、そんな時、
お子さんの過去の調子が良い時と比べて、
100点を目指してしまうと、
親子でしんどくなってしまいませんか?
不調な時は、不調な時なりに
「これができたらOK」
という目標を
いつもより、
ぐーーーーーんと下げるのが、
おススメ!
私は相談の中で
よく使っている方法は、
「スケーリングクエスチョン」
これは、最高を10点としたときに、
今何点かを尋ねる方法ですが、
具体的には、
「体の調子」
「心の調子」
の2点に関して、
自分が一番調子のいい時を
10点として、
今は何点なのか?
とまず尋ねてみます。
すると、
いろんな答えがかえってきます。
1~2点で、
相談にくるのもやっとやっと、
のお子さんもいれば、
絶不調の場合、
「マイナス!!」
(0点にも満たない)
と答えるお子さんもいます。
また、いろいろつらさはあるものの、
点数にしたら、
5~6点くらい
というお子さんもいます。
こんな風に点数にしてみると、
お子さんの調子が、
客観的にイメージしやすいですよね。
マイナスや1~2点しか
点数がつかない場合、
みんなと同じことだったり、
これまでの調子が良い時に
できていたことができるように期待するのは、
ちょっと酷ですよね。。。
そんな時は、
今、何ならできる?
何はしたくない?
どんなふうに過ごせるといい?
というように、
生活の中で、
今の不調の状況でも
何ならできるか(できないか)
どんなふうに過ごせるといいか、
ということを具体的に
お子さんに尋ねながら、
「こう過ごそう」
というイメージを
作っていきます。
お子さまによっては、
まずは、休養。
学校のことは考えずに、
家でおきれたら
ご飯は食べよう
が必要な場合もあれば、
好きなことならできるから、
その好きな活動をする時間を
大切にする、
というような場合もありますし、
親に送ってもらえれば、
学校には来れるから、
授業に出る出ないはともかくとして、
まずは、学校に来て、
相談室や保健室で
過ごしてみる
なんてこともあります。
こんな風にして、
不調の時は、
目標(期待値)をぐぐんと下げ、
「これができたら、いまはOK!」
という不調なりのOKの基準を
作るのがおススメです。
どうしても不調な時は、
この不調な状態
=みんなと同じことができない、
=過去の自分のように思うようにいかない
状態に対して、
親子ともども、
ダメ出ししやすくなります。
ですが、こんなふうに、
「今は不調だから、
これができればOK!」
と決めてしまえば、
今の状況を肯定的に
受け止めていけるようになります。
親子ともども不調の状況を
ありのままに受け止めながら
ムリのない生活をしていると、
やがては、エネルギーが
たまっていき、
心身共に回復していきます。
そして、
元気が出てきたり、
すこし不調が改善されたなと思ったら、
そういう「ちょっとしたいい変化」は
すかさず注目して、
これまでの過ごし方の
何がよくて、
こんないい変化が
生まれているのかな?
と考えていくと、
不調から脱して
いい変化を引き起こす手がかりが
具体的に見えてきます^^
**
私は、思うように動けない
不調の方に関しのご相談では、
こんな風に対応することが多いです^^
なお、このような
思春期の不調にょる
不登校の子への接し方に関しては、
こちらのセミナーでも
しっかりお伝えする予定です!
申込は締め切られていますが、
延期に伴って
再受付もあるかもしれません。
興味がある方は、
起立性調節障害松本親の会さんの
ブログをご覧ください
↓↓
ちなみに、今日お伝えした方法は、
「4つのミカタ」の中の
ミカタその3「25%ルール」という
考え方をもとにした対応になります。
さらに詳しい方法を知りたい方は、
下記より、電子書籍(PDFファイル)として、
ご購入いただけます!
↓↓
セミナーでは、
「4つのミカタ」をふまえてかかわった
起立性調節障害の解決事例を紹介しながら、
かかわり方のコツについてお伝えします!
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
あなたのますますの幸せを
祈っております
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