モエレ沼公園とは?彫刻家イサム・ノグチが描いた“再生のアート” | 50代からのちょうどいい生き方|自分色にReデザイン

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20年の会社員を経て49歳でライフコーチへ。これまで頑張ってきた女性たちの心をゆるめ、オリジナル「生き方Reデザイン®ノート」で、人生後半を“自分色に輝かせる”サポートを展開中!人生の折り返しから、自分の価値観で幸せを選び取る女性を増やしたい!

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札幌に、オンナ二人で行ってきました。

 

あれもこれも…と予定を詰め込まずに、
でも、美味しいものや綺麗な風景には出会いたい。

 

そんな、よくある“癒し旅”。
 

――のつもりだったんですが、

 

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その中で、思いがけず、

心に深く残る場所がありました。

 

それが、モエレ沼公園です。

 

旅の2日目。
 

行こうと思っていたラベンダー園が、

まさかの休園。

 

で、急遽、行くことになったのが、

「イサム・ノグチ」の公園。

 

アートに詳しいわけでもない私が

名前を知ってるくらいだから、
ちょっと有名な場所なんだろうな。

 

そんな軽いノリで向かったのに――

 

行ってみたら、
あまりのスケールと静けさと美しさに、
しばらく言葉が出ませんでした。

 

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ここが、元・ごみ処分場?

 

あとで知って驚いたのですが、
モエレ沼公園がある場所は、

かつてごみの埋立地だったそうです。

 

しかも、不法投棄も増えて、水はけも悪く、
札幌市にとっては“悩みの種”だったとか。

 

そんな土地の再生を託されたのが、
世界的彫刻家・イサム・ノグチ

 

彼はこの荒地を見て、こう言ったそうです。

 

ノグチは

「人間が傷つけた土地をアートで再生する。

それは僕の仕事です。」

 

いやいや、

この言葉、すごいなぁ。

 

感動しませんか?

 

「地球に彫刻する」という発想

 

ノグチが描いたのは、ただの公園ではなく、
“地球に彫刻する”というコンセプト

 

山を造り、

 

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ガラスのピラミッドを建て、

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巨大な噴水をデザインし、

 

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ちょうどショーの時間

 

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風景そのものをアートとして創りあげたのです。

 

しかし、

その構想を描いた翌年にノグチは逝去。
(1988年:設計、1989年:死去)

 

それでも札幌市と建築家たちは、彼の理念を引き継ぎ、
 

・1998年に一部開園

・2005年にグランドオープン。

 

かつて悪臭の漂っていた場所が、
多くの人の手によって、

生まれ変わったわけです。

 

帰りのタクシーで、じんとした話

 

帰り道、タクシーの運転手さんに

聞いてみたんです。
 

「地元の方も行かれるんですか?」と。

 

すると、

「あそこは、我々みんながよく思ってるんですよ」

 

その言葉に、胸がじんとしました。

 

ごみ処分場 → 公園 → アート × 自然 × 市民の誇り

 

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*ガラスのピラミッドからの風景

 

今日書いたこと経緯は、

帰宅してから調べて知ったことばかり。


あの場で感じた“静かな圧倒”は、
間違いなく本物だった!

 

大人になると、

こういうヒストリーに感動するよね。

 

季節を変えて、また訪れてみたい。
そんな場所が、またひとつ増えました。

 

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