こんにちは!
人と組織を咲かせる人財育成コンサルタント
吉田裕児です。

 

前回は強制で部下を動かす北風上司ではなく、部下をやる気にさせる太陽上司になろうというお話しでした。

 

↓前回はこちらご覧ください。

部下のやる気はどこから生まれるのか?上司は北風ではなく太陽になる | 人と組織を咲かせる人財育成コンサルタント吉田裕児のブログ (ameblo.jp)

 

今回は、部下がやるきになる太陽上司がしている心理的安全性の高め方について、吉田部長と情熱所長の対話から教えてもらいましょう。

 

今回のはじまりです!

 

吉田部長
情熱所長、おはよう!
さて、前回の続きになるけど、部下がやる気になる太陽上司のしていることは何だったかな?

 

情熱所長
そうですね!
一つ目が、心理的安全性のある職場にすること。
二つ目が目標に意義を持たせること
だったと思います。

 

強いチームは心理的安全性が高い

吉田部長
おお、よく覚えているね。


心理的安全性とは、恐怖や不安を感じることなく、自分の意見を伝えられる状態で、Googleがチームのパフォーマンスを向上させるマネジメント手法であると発表したことで話題になったんだ。

 

情熱所長
そうなんですね。
私たち建設業にも必要なことですね。

 

吉田部長
そうだね!必要だねー。
強いチームは、チーム内で思ったことを発言し自分をさらけ出しても、職場での人間関係を損なうことはないと思える雰囲気があるんだ。


それが、心理的安全性のある職場ということかな。

 

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情熱所長
なるほど、だからGoogleはどんどん成長したんですね。

 

吉田部長
そうだね。一人一人が力を発揮できると凄いことになるね!

 

情熱所長
心理的安全性のある職場にあるために上司はどんなことをすればいいんでしょう?

『ないない職場』から『あるある職場』へシフト

吉田部長
まず、心理的安全性のない職場のことを想像してみよう!
こんなことが部下に起きていないかな?

 

『納得いかない
『誰にも言えない。聞いてもらえない
『ミスは許されない

 

こんな感じで『ないない職場』になってしまうと
心理的安全性のある職場ではなくなってしまう

 

情熱所長
そうですね。これでは不安、イライラや恐怖の職場になりそうですね(汗)

 

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吉田部長
だから、『ないない職場』を『あるある職場』にすればいいんだ!

 

情熱所長
どうすれば、『あるある職場』にできるんでしょうか?

褒める叱る基準を決める

吉田部長
まず、『納得がいかない』を解消するために、職場の目標と行動規準を決めることから始める。

 

職場の目標や行動規準があれば、それを守れていなければ「できていないね!」と叱られても部下は納得できるだろう。


逆に守れていれば、上司は「できているね!」と承認してあげるんだ!

 

情熱所長
なるほど、基準で褒めたり叱ったりすればいいわけですね!

観察と声かけで部下の心のブロックを取り除く

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吉田部長
次に『誰にも言えない、聞いてもらえない』を解消するには、毎日、挨拶、感謝、労いや雑談しながら部下が話しやすい雰囲気を作っていこう!

 

部下が、この上司には話をしてもいいなと思えることが大切だ

 

情熱所長
そうか、普段から声掛けをしていれば部下も話しやすいですね!

 

吉田部長
声掛けするときには、部下に関心を持つことを忘れないで欲しい。
具体的には、小さな変化にも気づいてあげる
こと。

 

ちょっと変だなと思ったら「何かあったかな?」と声掛けをして欲しい。
そうすれば、部下は上司がいつも気に掛けてくれていると感じ安心できる。

 

情熱所長
そうですね。
今までやっていなかったので、これから部下をもっと観察していきます。

 

吉田部長
ここでもう一つ部下が安心するために大切なことがあるんだ。


それは、部下が言ってきたことを否定せずにまず「そうなんだ!」と受け止めることだ。

 

情熱所長
そういえば、部下の言ってきたことを否定しているな(汗)

OKコミュニケーションで次の行動に焦点を当てる

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吉田部長
最後に『ミスは許さない』を解消するためには、チャレンジしたときのミスは叱らないこと。


「ミスはOK!じゃ、次どうする?」


これはOKコミュニケーションといって、ミスを責めるのではなく、
部下がミスをした経験から教訓を学び、次はどうするかを考え行動することを支援する
上司のマネジメント方法だ。

 

情熱所長
OKコミュニケーション、いいですね。


でも、もしチャレンジしない場合やミスから学習しないときは、どうすればいいのでしょうか。

 

吉田部長
そのときは、「それはいけないことだ!君らしくない!」としっかり叱って欲しい。

 

情熱所長
そうですね。そこ大事ですよね。
部下が挑戦しないことを叱るわけですね

 

吉田部長

そうそう。
上司はいつもフェアに目的目標と行動規準、部下の成長を軸に判断していると部下が、思えることが重要だ。

 

そうすれば、部下は
『言ってもいいんだ』
『聞いてもいいんだ』
『間違ってもいいんだ』

こんな気持ちになれる。

 

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情熱所長
上司は、いつもフェアに判断し行動することが大事なんですね。
そうすれば、心理的安全性のある職場になっていくことがわかりました。

 

では、今回の質問です。

 

「部下がやる気になるために職場に無いものは何ですか?」

次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v

 

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