こんにちは!
人と組織を咲かせる人財育成コンサルタント
吉田裕児です。
チームを任されたリーダーにとってチームの目標を達成することは当然なのかもしれません。
しかし、チームのメンバーにとって、目標達成しなければならないというリーダーの熱い想いは強い締め付けと感じてしまう場合もあります。
では、リーダーの熱い想いをメンバーにどのように伝えたら良いのか。
今回も吉田部長と情熱所長の対話から教えてもらいましょう。
今回のはじまりです!
リーダーの熱い想いはメンバーにとって締め付け!?
吉田部長
情熱所長、いよいよ、新年度がはじまるね!
新しい目標も決まりスタートだ!
情熱所長
そうですね!
新年度もバリバリやりますよ!
吉田部長
おお、頑張るね。
でも、その頑張りをそのまま部下に押し付けると
ちょっと、まずいかなー?
情熱所長
え、どうしてですか?
部下も新しい目標に向かって頑張るのは当然じゃないですか!
吉田部長
そう、現場としては当然だ。
でも、大切なことはしっかり結果として出すことだ。
そのために何が必要だったかな?
リーダーの仕事はメンバーが目標に向かって導くこと
情熱所長
うーん、部下が目標に向かって行動することでしたかね?
吉田部長
そう、部下が目標に向かって相応しい行動をとることだ。
そのためには、今の情熱所長のままでは危ない気がする!
情熱所長
え、そうなんですか?(汗)
吉田部長
情熱所長は、北風と太陽の童話を知っているかな?
情熱所長
ええ、知っていますけど。何か関係しているのですか?
吉田部長
今の情熱所長は北風になりそうな気がするんだ
目標に向かって、やれ!と号令をかけて
部下を強制的に動かすようになっていないかな!?
情熱所長
目標に向かって、強制的に動かすことは、
なぜいけないんでしょうか?
部下は強制ではなくやる気で動く
吉田部長
ちょっと思い出してほしい。
北風は、なぜ旅人のコートを脱がすことができなかったのか?
太陽は、なぜ旅人のコートを脱がすことができたのか?
情熱所長
えーと、北風は冷たい強い風でコートを脱がそうとしたけど
旅人はコートを脱げないように必死に身を守った感じですかね。
太陽は暖かい日差しをかざしたので、
旅人は自分からコートを脱いだ感じですかね。
吉田部長
そうだね!
物語を思い出してみて、情熱所長は北風をやっていないかな?
情熱所長
えっ、私が北風をやっているんですか?
吉田部長
そう、結果を出せ!と
号令をかけるばかりになっていないかな!?
情熱所長
そう言えば、そんな気がしてきました。(汗)
じゃ、どうすればいいんでしょうか?
やる気の源は心理的安全性と目標達成の意義
吉田部長
部下を目標に導くために大切なことが二つある。
一つ目は、部下がここにいていいんだ!
これをやっていいんだ!と安心できること。
これは部下が心理的安全性を感じること。
二つ目は、なぜ、目標を達成する必要があるのか
部下が目標を達成する意義が分かることだ。
情熱所長
なるほど、具体的には、
どうすればいいのでしょうか?
吉田部長
うん、それは次回にしよう!
情熱所長も一緒に考えておいてね。
情熱所長
はい、楽しみです!
では、今回の質問です。
「部下が動きだすためになにが必要でしょうか?」
参考文献