◆思い出のファッションが、舞台裏から袖へと…
「2ヶ月で10キロやせた!」…90キロはあった体重が、80キロを切ったのだから、これは壮挙といっていい。 うれしいことに、ジーンズはずり落ちるし、上向きに寝ると、腹部が陥没し、あばら骨がくっきりと並んで見える。長時間のデスクワークは、腰のあたりの“座り”がぐらついているようで、その虚しさになぜかほくそ笑んだりして…。 これは、引越しのおかげで、慣れぬ肉体労働を強制された挙げ句の顛末なのだ。決して、あやしげな器具や薬や、なにがしかダイエット法にたよったわけではない。正真正銘、極めて健康的なやせ方なのだからなおさら良いのである。 そして今、私のワードローブには、思い出のファッションが、“いにしえのサイズ”のまま、舞台裏から袖へと、息を吹き返したように並んでいる。 ところで、「団塊世代の大量退職後マーケット」への目論見を滔々と開陳していたアナリストには悪いが、私ならずとも我ら世代は、正直なところ「現役を引退する」という気持ちからはほど遠い。 肉体的にも“棚ぼた”の改造もアリのご時世だから、「皮算用」なんかより、意識としては、70年代あたりの潮流を遡って探ってみるのも“手”であろう…。Copyright(C) JULIYA MASAHIRO All Right Reserved. 【無断転載使用不可】