雨のあとに虹・Part2 その17
「ご注文は何になさいますか?」
久美子は笑顔で言った。この時間は珈琲ショップトレンドカフェのカウンターは混雑しているのである。
「お客様はこちらへどうぞ。」
店長の石倉ひとみは言った。
「ありがとうございます。」
店員の大石小百合は笑顔でお客に言った。
「久美ちゃんがいなくても忙しい時間帯がこなせると思ったけれどやはり大変ね。」
ひとみが言うと
「どうかしましたか?」
久美子が言ってひとみを見ると
「久美ちゃんがいるから安心できるわ。」
ひとみははっきりと言った。
「そんな事はないですよ。」
久美子は照れて言った。久美子はひとみに褒められて嬉しかったがこういう仕事が自分に適任だと思っていた。
「そうだわ。」
ひとみが思い出したように言った。
「何かあったのですか?」
久美子が言うと
「高村さんからうちの会社に提携の打診があったそうよ。」
ひとみは言った。
「どのような打診ですか?」
久美子は驚いたように言った。
「社長が総武企画に挨拶に行くと会議で言っていたからあとで発表があるわよ。」
ひとみは言った。トレンドカフェの経営母体はワールドコミュニケーションという国際交流とホームステイや留学の支援をしている会社であった。
「私は俊さんの仕事には直接関わっていないからよく解らないですよ。」
久美子は言った。
「あれで何かが解ったのですか?」
警視庁の捜査一課に戻ったあとで菊池が言うと
「僕はミスをしたみたいだよ。」
桜田が椅子に座って珈琲を口に持っていきながら言った。
「警部がミスですか?」
菊池は驚いて言った。
「菊池くんは闘真拳の事を知らなかったね?」
桜田が言った。
「ぜんぜん知識がないのですがどのような格闘技ですか?」
菊池が言うと
「格闘技の中で最強と言われた中国拳法で呼吸法を訓練する事によって相手の攻撃をかわして一撃で相手を倒す危険な格闘技だと聞いています。」
桜田は知っている知識を駆使して言った。
「柔道や空手より強いですよね?」
菊池が言うと
「だから最強と言われているのだよ。」
桜田は言った。
「そうでしたね。」
菊池が言うと
「その最強と言われた格闘技を完全に取得した日本では3人しかいないと聞いています。」
桜田が言うと
「3人だけですか?」
菊池が驚いたように言った。
「取得する訓練がととても過酷だからね。」
桜田が言うと
「その3人の身元は解っていますか?」
菊池が誰もが聞きたい疑問を言った。
「ひとりは格闘技連盟の会長である加納五十次氏です。」
桜田が言うと
「知っています。」
菊池は言った。
「加納さんはオリンピックで柔道やレスリングで金メダルを取っています。」
桜田が言うと
「加納さんは有名人ですからね。」
菊池は言った。
「ふたり目は開運で有名になった富山良則さんこと風水の天門氏です。」
桜田が言うと
「知っています。」
菊池は言った。
「ここ数年ですっかり有名になって開運で活躍していますね。」
桜田は言った。
「テレビで運気を上げたのを見ましたがあの天門さんが闘真拳を修得されていたとは驚きました。」
菊池は感心して言った。
「三人目ですけれどね。」
桜田が言うと
「三人目はどなたですか?」
菊池は興味津々で言った。
「現時点では不明です。」
桜田は言った。
「不明ですか?」
菊池ががっかりして言うと
「私は高村俊之さんかもしれないと思いはじめています。」
桜田は笑みを浮かべて言った。
雨のあとに虹・Part2 その16
「ご注文は何になさいますか?」
久美子は笑顔で言った。この時間は珈琲ショップトレンドカフェのカウンターは混雑しているのである。
「お客様はこちらへどうぞ。」
店長の石倉ひとみは言った。
「ありがとうございます。」
店員の大石小百合は笑顔でお客に言った。
「久美ちゃんがいなくても忙しい時間帯がこなせると思ったけれどやはり大変ね。」
ひとみが言うと
「どうかしましたか?」
久美子が言ってひとみを見ると
「久美ちゃんがいるから安心できるわ。」
ひとみははっきりと言った。
「そんな事はないですよ。」
久美子は照れて言った。久美子はひとみに褒められて嬉しかったがこういう仕事が自分に適任だと思っていた。
「そうだわ。」
ひとみが思い出したように言った。
「何かあったのですか?」
久美子が言うと
「高村さんからうちの会社に提携の打診があったそうよ。」
ひとみは言った。
「どのような打診ですか?」
久美子は驚いたように言った。
「社長が総武企画に挨拶に行くと会議で言っていたからあとで発表があるわよ。」
ひとみは言った。トレンドカフェの経営母体はワールドコミュニケーションという国際交流とホームステイや留学の支援をしている会社であった。
「私は俊さんの仕事には直接関わっていないからよく解らないですよ。」
久美子は言った。
「あれで何かが解ったのですか?」
警視庁の捜査一課に戻ったあとで菊池が言うと
「僕はミスをしたみたいだよ。」
桜田が椅子に座って珈琲を口に持っていきながら言った。
「警部がミスですか?」
菊池は驚いて言った。
「菊池くんは闘真拳の事を知らなかったね?」
桜田が言った。
「ぜんぜん知識がないのですがどのような格闘技ですか?」
菊池が言うと
「格闘技の中で最強と言われた中国拳法で呼吸法を訓練する事によって相手の攻撃をかわして一撃で相手を倒す危険な格闘技だと聞いています。」
桜田は知っている知識を駆使して言った。
「柔道や空手より強いですよね?」
菊池が言うと
「だから最強と言われているのだよ。」
桜田は言った。
「そうでしたね。」
菊池が言うと
「その最強と言われた格闘技を完全に取得した日本では3人しかいないと聞いています。」
桜田が言うと
「3人だけですか?」
菊池が驚いたように言った。
「取得する訓練がととても過酷だからね。」
桜田が言うと
「その3人の身元は解っていますか?」
菊池が誰もが聞きたい疑問を言った。
「ひとりは格闘技連盟の会長である加納五十次氏です。」
桜田が言うと
「知っています。」
菊池は言った。
「加納さんはオリンピックで柔道やレスリングで金メダルを取っています。」
桜田が言うと
「加納さんは有名人ですからね。」
菊池は言った。
「ふたり目は開運で有名になった富山良則さんこと風水の天門氏です。」
桜田が言うと
「知っています。」
菊池は言った。
「ここ数年ですっかり有名になって開運で活躍していますね。」
桜田は言った。
「テレビで運気を上げたのを見ましたがあの天門さんが闘真拳を修得されていたとは驚きました。」
菊池は感心して言った。
「三人目ですけれどね。」
桜田が言うと
「三人目はどなたですか?」
菊池は興味津々で言った。
「現時点では不明です。」
桜田は言った。
「不明ですか?」
菊池ががっかりして言うと
「私は高村俊之さんかもしれないと思いはじめています。」
桜田は笑みを浮かべて言った。
雨のあとに虹・Part2 その15
「これはお忙しいところ申し訳ありません。」
桜田は丁寧な口調で俊之に言った。
「とんでもありません。」
俊之は言いながら名刺を取り出していた。
「私は警視庁の桜田です。」
桜田は俊之に警察手帳を見せて言った。
「同じく菊池です。」
菊池も俊之に警察手帳を見せて言った。
「総武企画の社長をしている高村です。」
俊之は自分の名刺を桜田と菊池に渡して言った。
「よろしくお願い致します。」
桜田が言うと
「お座りになってください。」
俊之はふたりに椅子を勧めて言った。
「高村社長は私と同じ首都圏大学のご出身だそうですね。」
桜田は座ると同時に言った。
「私は経済学部の卒業です。」
俊之が言うと
「私は言うまでもなく法学部です。」
桜田が言った。
「優秀なキャリアでいらっしゃるそうですね。」
俊之が言うと
「とんでもありません。」
桜田は言った。
「キャリアの方はみなさん優秀ですね。」
俊之が言うと
「私は変わった性格ですので捜査一課でも特別な事件を担当させられていましてね。」
桜田がいうと
「特別な事件ですか?」
俊之は言った。
「迷宮入りしそうな事件や新しい証拠が出ての再捜査とか難事件が多いですね。」
桜田が言うと
「それでは桜田さんもご苦労が耐えないですね。」
俊之は言った。
「実はですね。」
菊池が言うと
「菊池くん。」
桜田が言って遮ると
「何かありましたか?」
俊之は言った。
「失礼しました。」
菊池は言った。
「菊池は気が短いものですみません。」
桜田は惚けるように言った。
「構いませんからご用件をどうぞ!」
俊之が言うと
「今日は軽くご挨拶に来ただけですよ。」
桜田は言った。
「警部。」
菊池が言うと
「そろそろ帰りましょう。」
桜田は言うと立ち上っていた。
「はい。」
菊池も言うと立ち上がっていた。
「お疲れ様でした。」
俊之は言うと立ち上がって出口のドアをすぐに開けたのであった。
「出来ればこれからも捜査にご協力いただきたいのですが如何でしょうか?」
桜田が言うと
「それはいつでもご協力をさせていただきますよ。」
俊之は笑顔で言ったのである。