こんにちは!GWが終わってしまいましたね。だんだん暑くなってきたので、体調に気をつけつつ、頑張りましょう!
今回のブログは、服部と山本と伊藤と瀬谷が担当します。

最初2つの記事を服部が担当します。
まず、中国製電気自動車の米国の輸入を禁止する記事についてです。バイデン大統領の発言に関しては反対意見が多かったです。国際問題に発展する可能性や、中国製自動車のほうが技術的にもコスト的にもリーズナブルならば、中国製を購入したいと思うからといった意見があがりました。また、外国アプリやサービスの利用を控えたことがあるかについても、控えたことがある人が多かったです。規約事項を見て判断し、個人情報の流出など恐怖を感じたら使用を控える。トコジラミなどの衛生問題から使用を控えたことがあるといった意見がありました。


次に、イギリスの下院が2009年以降に生まれた人を対象にタバコの販売を禁止する法案を可決したことについての記事です。この法案については、意見が割れ個人的に面白かったです。賛成意見としては、タバコのゴミも問題になっている。喫煙者にもその周りの人にも健康被害が出るため、禁止するべき。若者の中には興味本位で始める人がいることに加え、一度吸い始めると辞めるのが難しいため、禁止するほうが良いといった意見が挙げられました。反対意見では、自由の権利をはく奪しているのでは。パッケージも健康に影響を与えるといった記述があるため、個人の自由と判断に任せるべきなどの意見がありました。日本への導入に関しては、賛成意見も多かったと思います。個人的には、喫煙者だけが健康被害にあうなら個人の自由で良いのですが、他人に匂いや副流煙といった被害を与えるのなら禁止してくれたら嬉しいと思いました。ただ禁止することで、たばこ税による収入が減ることも考えられるのではという意見もあり、たばこを吸うことは良いが、飲食店での完全禁煙や歩きたばこの罰則を重くするといった方向で制限する方法もありなのかなと感じました。

ガザ進行に対する大学キャンパス内で起こったデモ活動について山本が担当します。話し合いの中では、多くの人が大学生の大学での抗議活動に反対していました。その理由として、教育の機会を守るために、政治と学術活動の場は分けて、別の公共スペースで政治活動はやるべきであるという意見が出ました。しかしこの公共スペースという考え方に基づくことで、公共スペースであると認識されてしまう大学での抗議活動に繋がっているのではないかと考えられました。一方、大学での抗議活動に賛成の意見としては、抗議活動が規制されるのは表現の自由の侵害であると意見が出ました。抗議活動は市民の発言の場として認められるべきものです。しかし、大学の授業に影響が出るほどの騒動は政治と無関係である学術活動の妨害となるため、ルールや規制が定められるべきです。

気候変動対策に関する記事について、伊藤が担当します。
欧州人権裁判所は、スイスの気候変動対策が不十分だと市民が主張し、国を訴えた裁判で、スイス政府の気候変動への取り組みは欧州人権条約8条の「私生活および家族生活の尊重を受ける権利」に違反するという判決を下しました。訴訟を起こした市民の多くが70代の高齢女性たちで、年齢と性別のために、気候変動による熱波の影響で、外出できずに健康被害を受けたと述べています。
この記事の内容に関連して、まず、気候変動対策が不十分であることが人権侵害にあたるのかどうかを話し合いました。気候変動は健康問題をもたらす上に、自然災害も引き起こし、人々の生活を制限しているため、人権侵害にあたるという意見が出ました。その一方で、気候変動は自然現象であるし、国や政府は限られた予算の中でベストを尽くしていると思うため、それが人権侵害にあたるとまでは言えないという意見もありました。
次に、気候変動によって考えられる健康被害はどのようなものがあるかについて議論しました。気候変動によって食物があまり育たなくなることで起きる飢餓問題、ヒートショックといった健康被害が挙げられました。
この議論を通して、地球温暖化の加速や、猛暑日の増加、水害や土砂災害などの自然災害の発生など、気候変動が地球にもたらす影響は大きく、それによって様々な健康被害が生じていることを改めて実感しました。人と自然が共生するための方法を今後も模索していく必要があると思いました。

ここからは瀬谷が担当します。
ゼミ後半では「池上彰の世界の見方 アメリカ」の第3章について議論を行いました。
2050年問題から見るアメリカ、特に人種構成の変化について(2050年に白人の割合が低くなる)色々な意見が出ました。アメリカで留学されていた花木先生、アメリカに住んだことのあるゼミ生や留学でアメリカにいた生徒からは確かに昔に比べて白人の割合が減り、街中でも白人、黒人、ラティーノ、アジア人など様々な人種が混在しているという発言がありました。また、地域によってもその割合は異なるようで、ゼミ生が留学していた地域ではラテン系の生徒が多かったそうです。
 次に、人種の多様化が高まっている現在において白人の割合が高まることで何が問題になるのかということに焦点を置きました。2050年問題を問題視しているのは、他の人種グループに勢力を奪われる白人のみだけではないのかという意見もありました。特に、ブルーカラー労働者の白人が、安い労働力で彼らの仕事を搾取していくラティーノを始めとした不法移民に対して警戒しているのではないかという意見に多くのゼミ生が共感しました。実力主義のアメリカで、黒人、ラテン系、アジア系のアメリカ人、いわゆるマイノリティ集団が有名な大学を出て、ホワイトカラーの仕事をしている人も一定数いるという事実を受けて、ブルーカラーの仕事をしている白人が自身のステータスの低さを移民のせいにしているという意見も出ました。このような意見から、アメリカ国内における階級やステータスを考える際は人種で分けて考えるのではなく、人々の居住地や経済状況を考慮して考えるべきだという意見にまとまりました。

日本ではまだ馴染みのないトピックですが円安の影響で日々外国人観光客が増えています。今後日本における外国人労働者が増えていく可能性もあるでしょう。グローバル化していく日本に適応していくためこのゼミで学んだことを活かして正しい知見を身に着けていきたいですね。