2.5 in India ~初めてのインドの旅~ (5)
初日にいきなりカーリーのお寺に?!
ちょっと心の準備が、、、とか何とか言ってる間もなく、
今回はおばあさん(Rajの祖母)も一緒にあとはぞろぞろと沢山の人数で行った。
しばらく走った後、車を止めて、
そこから近いのかなぁ。。。
あんまりわけも分からずただおじさんを先頭について行く。
おばあさんの横には常に誰かしらがついて手を握ってあげたりしていた様子が見えていた。
おばあさんは英語をほとんどしゃべらない。
そして私もヒンディー語がしゃべれない。
なんだかもどかしさがあった。
辺りは真っ暗で、
初めてのインドでこんな夜の顔をいきなり見せられ、
道の周りには沢山の横たわった人たち。
正直な話、
一瞬死んでいるのかとも見える。
彼らはそこに住んでいるのだ。
そのStreetに住んでいる人たちはインドというより、バングラディッシュからの人が多いと聞いた。
だから妙に肌の色も黒々としてて、
なんだか異様な雰囲気なんだ。
内心、
ショックだった。
怖かった。
そこから歩いて行く途中にも
人が沢山道にいた。
日本でもイギリスでもありえない光景だった。
お土産屋が並んでいた。
カーリーの赤が目立つ通りだった。
そして角の小さな店?のようなところでみんな止まった。
ここが靴預かり場か。。。
そして店のおじさんが壺のようなものを持ってきて、
あい、洗いなさいな、と言うような雰囲気でこっちを見た。
おじさんがその店から買ったのは、
お皿のようなものの上にかかった
赤いレースにゴールドの色の飾りのついたお供え物だった。
そのお皿のようなのがココナッツにお花が入っていたかどうか、、、
このときの記憶があまりないのだけれど。。。
そしてそれを私が持つことになった。
初めてだから、やはり挨拶をしなさいという感じなのだろうか?
実際その場ではみんなほとんどしゃべらない。
なんとなく目配せしたり、手で合図したり、かなり神聖な雰囲気だ。
それがまたこの夜であったのと、カーリーであることやら、
その店からまたカーリー寺院に入るまでの細い濡れた小道を通るのが本当に不気味なものだった。
またカーリー関連のお土産屋がズラリと並ぶ。
赤、赤、赤。
通りにまた生きてるのかどうかわからないような人もいたりする。
本当に怖い雰囲気がゾクゾクと体に染みてきた。
そしてわけもわからぬまま、
みんなが私を間に入れて一列になってカーリーの元へ。
僧侶のような人(日本のお坊さんなどとは全く違って、すごくボロボロな感じ)が大きな声で何かをしきりに叫んでる。
何を言ってるんだ?
カーリーは檻のようなところに入っていた。
何なんだ、この球体のようなものは???
最初は意味がわからなくて、訳が分からなくて、勢いに押されて
ただただみんなについて行った。
カーリーの後ろをグルッと回って、右側に来たときに
ロックのかけられた扉?のようなものがあった。
私の後ろにソナムがついてくれてたんだけど、
そこのおじさんとなにやら話をしている。
辺りはとても騒がしい。
彼女が聞いたのは、
そこにはカーリーの指が二本入っていて、それを見てはいけないのだと言った。
もし見てしまったものは一生視力を失うことになるのだと。
一気に怖さが増した。
前では火を灯したキャンドルのようなものを持った僧侶。
みんながやるのを真似て、それに拝み、
そしてカーリーの金色の右手がニョキッと巨大な球体から出ていたのを
右手で触ってそのまま頭に持っていった。
この間ほんの数秒かもしれない。
早く!早く!
そんなせかされるような雰囲気。
そして次の場所にも僧侶が案内してくれた。
ここでもみんなは私に、行って!行って!という感じで促してくれて。
お供え物をあげた。
ドキドキしてた。
怖かった。
そしてここがあのヤギの生贄が行われる場所よ。
デヴァンシーは怖がって見ることもできないでいた。
確かに床には血痕のようなものがおびただしく残っていた。
薄暗い中、本当に異様な雰囲気だった。
そしてまた別のカーリーにもお祈りをした。
帰りに偶然にも結婚式をしているカップルがいた。
暗がりの中で、
赤い服を着て、
男女が手首をグルグル何かで巻かれていて
お坊さんらしき人がお祈りを唱えているところだった。
心がゾクッときた。
そんな怖い雰囲気の中でも、
一生の想いを誓い合うカップルの様はやはりキレイなものに見えた。
神に一生の誓いを。
素晴らしいと思った。
帰りに聞いたのは、
やはり何でもお金で解決という話。
今回もおじさんがお金を出したので僧侶が先に案内してくれたし、
例えば車を買うとかなんとかの時でも
カーリーのお払い(と言えるのか?)をしてもらうにはいくらかかるとか、
それはインドで言うとても大きなお金だったから驚いた。
いくら神聖な場所でも、
別の見方ではやはりお金を集める手段のようにもなっているんだろうか、と現実を見せ付けられた気がした。
そんなこんなの一日が終わろうとしていた。
ソナムが白い花の首飾りを私の為に買ってくれた。
そしてそれをデヴァンシーにハナエの部屋に置いてきてあげて、と頼んでいた。
そういうところ、すごくインドな感じ。
おもてなしみたいのをみんな当たり前にする。
そして寝る前にひと悶着?!
つづく。
仏教名は帝釈天(たいしゃくてん)
先日勉強したばかりのこちらの神、
英雄神のインドラ(仏教では帝釈天)。
仲良くさせてもらってるイギリスでの日本人の友人の実家がというのが、
寅さんで有名な葛飾柴又。
それは知っていたのだけれど、
今日何気なく電話をした際に、
こないだ私と会った後に家に帰ってふと手に取った本が仏教の神様の本だったらしく、
ずっとほとんど読みもしなかった本だったらしいからなんだろうって思ってた、
と言っていた彼女。
ちょうど今日、
散歩をしながらふと仏教の神々について書かれている本が欲しいなぁ、
と思っていた矢先のことだったために大変驚いてしまった。
今度貸してくれるらしい。
そしてまた驚くことに、
どんな神様がいる?と電話越しに聞くと、
んーと、、帝釈天とかだと私の地元の神社の神様だからって。
それって別名インドラって名前の神様?
と、いうわけだ。
正式には経栄山題経寺という名らしく、
寛永6年、1629年に造られた日蓮宗のお寺だとか。
梵天と並ぶ仏教二大護法神。
梵天(ぼんてん)ってのは、三神一体の一人で宇宙の創造を司ると言われてるブラフマーのこと。
ちなみにブラフマーの妻はあのキレイなサラスヴァティー。
サラスヴァティーは日本でもよく知られている七福神のうちの一人、弁財天、その方である。
(また次回に詳しく)
インドラの正式名がちょっと長くて〝サックロ・デヴァーナーム・インドラ〟だそうだ。
サックロが音訳すると、、『釈』。(〝シャク〟と言う事か?)
デヴァーナームは意訳で『天』で、
インドラも意訳して『帝』、
だから組み合わせて〝帝釈天(たいしゃくてん)〟
ちなみに七福神でおなじみの毘沙門天はその子分らしいが、
こちらもインドからの神であり、名はクヴェーラ。
それもまた次回に。
不思議なことに、、、の話が実はもう1つあったがそれもまた次回に。
そして不思議なことに私が生まれ育った柳川では毎年夏に七福神祭りをしていたことだ。
(着ぐるみをかぶった)神様が船に乗って現れる、そんな映像が今でも残っている。
その中で毘沙門天は一番怖いなぁと思っていた神様だったんだけど。
英雄神のインドラ(仏教では帝釈天)。
仲良くさせてもらってるイギリスでの日本人の友人の実家がというのが、
寅さんで有名な葛飾柴又。
それは知っていたのだけれど、
今日何気なく電話をした際に、
こないだ私と会った後に家に帰ってふと手に取った本が仏教の神様の本だったらしく、
ずっとほとんど読みもしなかった本だったらしいからなんだろうって思ってた、
と言っていた彼女。
ちょうど今日、
散歩をしながらふと仏教の神々について書かれている本が欲しいなぁ、
と思っていた矢先のことだったために大変驚いてしまった。
今度貸してくれるらしい。
そしてまた驚くことに、
どんな神様がいる?と電話越しに聞くと、
んーと、、帝釈天とかだと私の地元の神社の神様だからって。
それって別名インドラって名前の神様?
と、いうわけだ。
正式には経栄山題経寺という名らしく、
寛永6年、1629年に造られた日蓮宗のお寺だとか。
梵天と並ぶ仏教二大護法神。
梵天(ぼんてん)ってのは、三神一体の一人で宇宙の創造を司ると言われてるブラフマーのこと。
ちなみにブラフマーの妻はあのキレイなサラスヴァティー。
サラスヴァティーは日本でもよく知られている七福神のうちの一人、弁財天、その方である。
(また次回に詳しく)
インドラの正式名がちょっと長くて〝サックロ・デヴァーナーム・インドラ〟だそうだ。
サックロが音訳すると、、『釈』。(〝シャク〟と言う事か?)
デヴァーナームは意訳で『天』で、
インドラも意訳して『帝』、
だから組み合わせて〝帝釈天(たいしゃくてん)〟
ちなみに七福神でおなじみの毘沙門天はその子分らしいが、
こちらもインドからの神であり、名はクヴェーラ。
それもまた次回に。
不思議なことに、、、の話が実はもう1つあったがそれもまた次回に。
そして不思議なことに私が生まれ育った柳川では毎年夏に七福神祭りをしていたことだ。
(着ぐるみをかぶった)神様が船に乗って現れる、そんな映像が今でも残っている。
その中で毘沙門天は一番怖いなぁと思っていた神様だったんだけど。
リグ・ヴェーダ(3)
慈悲と恩恵の最高神、
その方はヴィシュヌ神。
〝遍満(へんまん)する〟という言葉が語源。
(※遍満:広くいっぱいに行き渡ること。)
三神一体のうちの一人で、今日のヒンドゥー教徒の約70%がヴィシュヌ派だと言われている。
正義と法を司り、宇宙を維持、繁栄させる。
この神はあらゆる状況によってお姿を変えられる方(10とも22とも言われている)。
たくさんの化身がいるようだけれど、代表的なところでは
女性を魅了する美貌の持ち主であるクリシュナ。
そして他にマツヤ(魚)、クールマ(巨大亀)、ヴァハーラ(猪)、
ヌリシンハ(人獅子)、ヴァーマナ(体の小さな人間)、
パラシュラーマ(斧を持つラーマ)、ブッダ(仏陀)、カルキ(未来神)。
ヴィシュヌの化身についてはまた別の機会に。
この神はこの世の万物を支配する神として位置づけられた。
リグ・ヴェーダでも高く讃えられているが量的にはほんのわずかだとか。
なのにヒンドゥー教徒に人気が高いのは、現世利益信仰があってこそだと言われている。
シヴァ派、ヴィシュヌ派に関してはまたいつか詳しく勉強したい。
前記事に残した『乳海攪拌(にゅうかいかくはん)』。
このお話はなんだがとても奥が深そうだ。
悪鬼どもが天界を荒らし始め、困った神々がヴィシュヌに助けを求めた。
※ドゥルヴァーサ は厳しい修行を経て偉大なリシ (賢 者)となった。彼は非常に短気で怒りっぽく、礼を失した者にしばしば呪いをかけたが、丁寧に接する者には親切であった。ある時、人間の王たちが彼から助言 を受けるべく地上に招き、美しい花で造った首輪をかけて手厚くもてなしたところ、賢者はとても喜び、王と王国を祝福した。その後彼はこの美しい花輪を与え るべくインドラ を訪ね、その首にかけて祝福した。インドラたちは彼を丁寧にもてなし滞りなく送り出した。その直後、インドラが乗る象 が花輪に興味を示したため何気なく与えたが、戻ってきたドゥルヴァーサがそれを見て激怒し、インドラたち神々に呪いをかけて能力を奪ってしまった。この機をとらえてアスラ (阿修羅)が天へ侵攻してきたが神々はなすすべがなかった。 <Wikipedia参照 >
この危機を打破するためには不死の霊水である〝アムリタ〟を得るしかない。
しかしそれを得るには大海を乳色にしてそれをかき回すという大掛かりなものだった。
なので本来戦う相手であるはずのアスラにも力を半分借りることになったというから面白い。
ただやはり交換条件のようだ。
〝半分のアムリタをあげる〟ということで。
マンダラ山を攪拌棒にして、そこに大蛇を絡ませ、それを神々とアスラで勢い欲く回した。
だがあまりにも強い力を入れてしまったために海の底に穴が開きそうになった。
このままでは海の水は穴の奥へ流れ込んでしまい、アムリタも手に入らない。
そこでヴィシュヌが巨大亀に変身してマンダラ山の下に入り、
固い甲羅で攪拌棒の先端を受け止めることができた。
やっとのことで海の生物が裁断され乳色になった海ではあったが、
苦しんだ大蛇が一斉に海に毒を吐いてしまった。
その毒を全て飲み干したのがシヴァであった。
なのでシヴァの喉は黒くなってしまった。(青くとも書かれていたり、本当は黒だけれど黒は不浄の色だから
描かれるときはグレーっぽい色になっている、など。だから仏教ではシヴァを大黒神と呼ぶ。)
その1000年も続いた乳海攪拌のときに海の泡から生まれたのがラクシュミー。
彼女の美しさには神々もアスラも驚嘆するばかりで、是非自分の妻になって欲しいと言い寄ったという。
だがラクシュミーが選んだのはヴィシュヌで、共にこの世を豊かにすることが務めであると信じていたのだそうだ。
ラクシュミーは前記事にも書いたが、富と幸運を司る神で仏教名は『吉祥天女』。
リグ・ヴェーダにも幸運を意味する女神として賛歌が残っているという。
『アタルヴァ・ヴェーダ』では幸福の女神や不幸の女神など、複数のラクシュミーが出現するらしい。
『アタルヴァ・ヴェーダ』についてはまた次回。
この乳海攪拌で気になるのは、
シヴァが赤ちゃんの姿でそれを抱えているのが恐らくラクシュミー。
よくよく見ればお乳をあげていることに今気付いた。
そして後ろに二人を見守るようなヴィシュヌのたくましい姿があって、
そのまた右後ろの方に神々とアスラが一斉に海をかき回している様子が描かれた絵なのだ。
命の誕生。
宇宙ができるときの源である原水と、羊水、そしてアムリタ(ソーマ?マドゥ(蜜)?)
攪拌のときに多くのマンダラ山に住む動物とと海中生物が死んで、それが溶け合って乳色になった。
母体から赤子に注がれるエネルギーそのもののお乳。
生は死であり、死は生であるということの意味とは?
実は大蛇でなく〝龍〟という話もあるのだが、
ものすごい力で引かれた龍が口から火を吹き出した。
その熱に苦しむ神々だったが、マンダラ山の頂から聖なる花が降ってきてその痛みを和らげたと言われている。
まさにこれこそ〝創造のエネルギー〟か。
この乳海攪拌の最後は天界の医師、ダヌヴァンタリ神がアムリタの壺をもって現れる。
教えていただいた『アーユルヴェーダ』・・・。
母体内で繰り広げられる世界の創造・・・。
ブラフマン=アートマン。
段々と見えてきつつある。
Sameeraさんの出産記事と教えて頂いたことをアイディアに書かせていただいております。