今年も気が付けばすでに2月です。前回のブログから3か月も経過していました。少なからず、いや、少ないと思いますがご覧いただいている方もいらっしゃいますので、今年もたまーにですがブログをつづってまいりますのでよろしくお願い致します。

 

さて年末の忙しい時に、私は重い腰を上げました。なぜか忙しくなるとさらに忙しくする性格・・。

 

で何をしたかと言いますと、当店のホームーページに鍵を付けました。

 

これまで当店のホームページを見ようとすると、ご覧のような「セキュリティ保護なし」の表示がされていました。

 

当店がホームページ作ったころはこんな表示出なかったんですけどねー。

 

で、最近お客様からもこの表示が出るからネットでの買い物が不安だ!とのご指摘も出始めてきたので、いい加減にホームページをやめるか、この表示を出なくさせるか、2者択一で悩んでいたのです。

 

で、結局はこの表示を出させない方を選んだわけです。

 

ご存じの方も多いと思いますが、この表示は2018年の7月から表示されるようになりました。詳細は分かりませんが、世の中ネット取引が多くなり、パソコンとサーバーでのやり取りを暗号化して悪用を減らす意図や、そのページがちゃんと実在する会社や人であることを分かりやすくする為の政策だったのだと思います。

 

時代を考えるともちろん必要な事だったのでしょうけど、この表示を消すためにはそれなりの作業やお金がかかるのです。

 

という事で、私はこの作業を後伸ばしにしていたのですが先ほど書いたように、お客様の安心も含め、いよいよ重い腰を上げたのです。

 

この作業にかかった日数はまる二日です。なにせ知識ゼロからのスタートですから意外と時間が掛かりました。笑

 

実際にどのような作業を行ったのかを、かなり長いですが黙示録としても綴っておくことにしました。お暇な方は最後までお付き合いください。 笑

 

 皆さんがホームページを見る際に必ずアドレスを打ち込みます。といってもほとんどの場合はワンクリックで見たいページに飛びますから、いちいちアドレスを入力する事は少ないでしょうけど、そのホームページのアドレスというのには必ず頭にhttpという文字が書かれています。このhttpはHyperText Transfer Protocol(ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)の略で、ホームページのアドレスには必ずつける掟になっています。この掟は絶対で、これが無ければホームページは探せません。ところがこのhttpには弱点が有り、誰かがホームページを見ている最中に他の人も盗み見る事が出来ちゃうんです。

 

 例えばそのサイトが、お買い物サイトでクレジットの入力や個人情報の入力をする場合、かなりやばいですよね? そこで他の方が盗み見ることが出来ない様に暗号化して鍵をかける方法が考えられました。それが SSL方式と呼ばれる物です。この方式をhttpに合体させたのが、httpsになります。つまりホームページのアドレスの頭にhttp:// ではなく、https://となっているページは、この暗号化を組み込んだホームページという事になります。そしてそのhttps://のページには一番左に鍵マークが表示されます。ちなみに「セキュリティ保護なし」のアドレスの場合は一番左には!が三角マークの中に表示されています。

 ではこの三角マークから鍵マークにするにはどうすればよいのか?つまりSSLを組み込む方法というか流れを簡単にご紹介します。

 

 この方法は当店がサーバーを借りている WebARENA(ウエブアリーナ)の場合ですので、他社サーバーの場合は細かいやり方は違いますが、基本的な流れは同じだと思います。

 

 ちなみにWebARENAはNTT系のレンタルサーバーで、回線は安定していますし、価格も平均的な金額かと思います。

 

 まずはWebARENAのサイトマネージャー(管理画面)を開き、[Web&FTP管理] > [独自SSL] > [CSR・秘密鍵の作成]から、CSRを作成します。このCSRというのは、SSLを取得するための申請書みたいなもので、ホームページが実際に存在しているかどうかを明確化し、運営者の所在地、組織名などの情報が掛かれた簡単なデータで、この後にSSL証明を取得する際に必要な公開鍵となります。これ自体は設問に答える形で比較的簡単に作成できました。どのレンタルサーバーでも比較的簡単に作れるはずです。

 

 ここですでに鍵というキーワードが出てきましたね。しかも2つありました。秘密鍵と公開鍵です。つまりSSLはこの鍵を持つ人しかページを見れなくする方式なのです。特に大事なのが秘密鍵です。

 

 出来上がったCSRを次に証明局という組織に提出し、SSL証明書を発行してもらいます。この作業が素人には非常に難関でした。

 まず証明局ってなんなの?という疑問と、この証明局に証明書の発行をお願いする際にお金が掛かる部分です。簡単言うと、証明局は沢山あり、しかも金額がバラバラなのです。

 

 何社あるのかは私もわかりませんが、いわゆる有名な証明局は価格が高く、そうでもないところは安いのです。その価格の違いに驚きました。

 

 例えば有名な所ですと、シマンテック(Symantec)、グローバルサイン(GlobalSign)、ジオトラスト(GeoTrust)、サイバートラスト(cybertrust)、セコムパスポートなどです。

 

 なんとなく聞いたことが有る名前ですよね? こうしたところに申請をお願いすると、年間ウン万円します。ちなみにSSL認証は必ず有効期限があるので、その年数に応じて金額が発生します。

 

 この時点で私は非常に悩みました。ホームページを運営するのに、ランニングコストがさらに何万円もかかるのはさすがに厳しいです。しかもなんでも経費が高騰しているこの時代にです。

 

 そこでいろいろと調べまくりました。そうすると、なんと無料でSSL証明を取得できる認証局が有るのが分かりました。

ところがここでまた悩む現実が・・。

 

 そもそもSSL認証というのは、信頼の為の仕組みです。そう考えるとさすがに無料の認証では信頼に欠ける気がしたのです。実際、企業間取引で使用するサイトの場合は、このSSL認証をどこで取得したのかを確認するところもあるそうです。

 

 そうなんです、このSSL認証というのはどこの認証局で取得したのかが誰でもわかるようになっています。さらに有効期限などもわかります。

 

 さすがに当店の様な街の小さな花店ですからそこまでの信用は必要ないとしても、無料はやめておこうと思いました。そこで選んだのが クラウドSSL です。

 

 ここは有料ですが、なんと3年で2,821円と格安です。ここに先ほどのCSRを提出し、審査を受けました。提出方法はとても簡単で、金額を事前にクレジットで決済し、必要な書類をWEB上で提出するだけです。ちなみにこのクラウドSSLの申し込みはXserverなので、ある程度信頼は有るかと思います。しらんけど・・。笑

 

 そして翌日には証明書が届きました。もちろんメールで連絡が来て、そのメールアドレスに書かれているサイトからダウンロードする形です。

 

 その後、その証明書を自分のホームページが有るサーバーに登録します。

 

 方法は以下の通りですが、届いた証明書は2つあり、証明書と中間証明書がありました。

 

 サイトマネージャー の[Web&FTP管理] > [独自SSL] > [SSLサーバー証明書の設定]を開き、SSL証明書と中間証明書をコピー&ペーストでそれぞれの欄に入力する。入力欄にはペーストした時の例が薄い文字で自動表示されるが、そのままコピー&ペーストで上書きする。と説明に有りました。

 

 ところがここでまたうまくいかない現象が。届いたデータを張り付ければよいのかと思ったらうまくいかないのです。ここが素人のダメな所です。笑

 

 届いたデータをいったんメモ帳などで開く必要が有りました。その開いたデータをすべてコピーして貼り付けなくてはなりませんでした。証明書と中間証明書どちらもです。(ここで半日費やしました 笑 )

 

 その後、「受付番号の登録」を選択し、[ ■受付番号 ] 欄に受付番号を入力します。これがいわゆる秘密鍵となります。 

 

 こうして無事、当店のホームページに鍵が付けられ、「セキュリティ保護なし」の表示が出なくなりました。

 

 おそらく、今回のブログは読むことすらお辛かった方も多くいらっしゃると思いますが、実際に作業した私はもっと辛かったです。笑

 

 でももし業者さんにお願いしたとしたら、それなりに金額が掛かったと思うので、浮いたお金で大好きなウィスキーを購入させて頂いたのは内緒です。めでたしめでたし。

 

なお今回のブログのSSLに関する説明は素人が勝手な思い込みで書いた内容ですので、決して信用しないでください。悪しからず・・・。 

 

 

 その日は週末という事もあり、お店は忙しかった。だが11月に行われるイベントの打合せを兼ねて、久しぶりに数名で飲みながら落ち合う事になっていた。

 

 なんとか急いで仕事を切り上げてススキ野へ向かおうとしていた矢先、仲卸の黒澤社長から連絡が来る。早く行けそうなのでゼロ次会やりませんか?とのお誘いだ。別に断る理由もないし、彼とも色々と話したいこともあったので着替える間もなく急ぎ地下鉄に飛び乗った。

 

 待ち合わせ場所はススキ野中心部、今年の1月にオープンしたCOCONO SUSUKINO3階にあるビアホールだ。店内には大きなモニターがいくつも有り、日ハムのクライマックスシリーズで大盛り上がりしていた。そのお店はセルフでお酒を買うシステム。お店お勧めのエールビールを頼んだ。

 

 黒澤社長とはここでは書けない深いお話をしつつ、気が付けばあっと言う間に40分ほどが経っていた。すでに今日の本題である打合せ集合時間がギリギリだった。にもかかわらず黒澤社長は急ぐわけでもなく、何度も携帯を見ていた。仲卸の社長ともなると忙しいのだなぁーと、少し気の毒にもなった。(後から分かったが、サプライズの連絡のやり取りだった)

 

 この店から打合せ会場へは歩いて10分程度の距離。少し遅れるな?と思いつつ、「今日は何人くらい出席なの?」と聞くと、「4,5人ですね」との回答。いつものメンバーだろうし、まぁー少しくらい遅れても大丈夫か!と、外国人が異常に多いススキ野を歩いて目的のビルに到着した。

 

 するとビル入り口で艶やかな赤いワンピースをまとった吉岡千晶が待っていた。彼女はFlower Design紫紺という個性的な花が特徴のやり手のフローリストだ。日本でも大手の生花店で経験を積み、今では花はもちろんワインなどの販売も手掛けるバイタリティーある経営者だ。その彼女がわざわざ外で待っていた。そんなに遅れたかな? 申し訳ない・・。とおもいつつ、エレベーターに乗り、本日の会場の暖簾をくぐる。

 

 金曜日と言う事もあり店は繁盛していた。最近は私以外の人間が会場をセッティングしてくれる。行った事が無い店が多いのでいつも新鮮で楽しい。この店もそうだった。吉岡千晶がどんどんと奥に入っていく。ずいぶん広い店だなぁーと思った所で一番奥のドアに行きついた。

 

 「ここでーーす」 千晶が言う。

 

 「ありがとう」 と 中に入る。

 

 すると? えっ? なに なに なに・・・・・・。

 

 そこには4,5人ではなく 十数人の見た顔がいたのです。

 

 えっ? なに なに 打ち合わせじゃないの? と声を発したと同時に、「薄木さん 〇〇おめでとうーーーーー。わーーーーいーー。パチパチパチ」と割れんばかりの拍手とメチャクチャ凄い花束を渡された。

 

 えーーーっ? なに なに? まだ理解できない私。

 すると、還暦おめでとう! と発した声をやっと理解した。そうか、もしかしてこれは私の還暦祝いのサプライズなのか? と そこでやっと理解したのだった・・・。

 

 まぁまぁ 席へ・・。

 

 と言われるがまま、奥の席へと着席させられる。そこで初めて会場全体を見渡すと、なんとビックリ、道外からも凄い方が沢山来ていた。

 

 差支えあるかもしれないので、それとなく書きますが、某資材メーカーの社長様や、某有名な愛知県のイケメンのバラ生産者、日本で一番大きな生花店に努める〇〇ネットの方や、道内の生産者さんの面々、そして同業の花屋の方々。

 

 まったくもって完全にサプライズでした。更に還暦プレゼントとして、私の大好きな高級ウィスキーまで頂きました。これ、欲しかったんですが高くて買えなかったやつです。(笑)

 

 

 

 いろんな意味で私はオープンな性格なので皆さん私の好みを良くご存知です。(笑)

 

 頂いた花束は今回出席して下さったバラの生産者さん、カーネーションの生産者さん、草花系の生産者さん、いろんな方のお花を束ねた、本当に素晴らしい大きな花束でした。人生で間違いなく最高の花束です。

 

 皆さんが書いてくれた寄せ書きにも 涙 です。 涙腺緩いおじいちゃんにはマジでやばかったです。 (笑)

 

 今回のサプライズですが、すぐに投稿したかったのですがチョット訳ありでこのタイミングにしました。というのは、北海道新聞さっぽろ10区に今回のサプライズ花束を掲載するからです。札幌市内の方は是非ご覧くださいね。すでに掲載済みです。

 

 

 それにしても、私は本当に幸せ者です。

 

 この花業界で頑張ってこられたのはこうした仲間がいたからです。もちろん今回集まっていただのは企画した方達がお声がけできたほんの一握りの方ではあると思いますが、それでもこうして全国から集まって頂けたのは本当に嬉しかったです。

 参加された皆様、そして企画してくれた皆様、心からお礼申し上げます。

 

 みなさん、本当にありがとう! 人生でも最高のサプライズでした。 

 

     

 

 

 今年も審査員として参加させて頂いたこの大会。あいにく高校の模擬試験などの関係も有り参加が少し少なくなったそうですが、今年も全道から6校13チームが全国大会の切符を目指して花いけを行いました。

 

 年々間違いなくレベルが向上していると感じます。そして今年も笑顔有り、涙有り、そして真剣なまなざし有りの素晴らしい大会でした。

 

 今回の大会について私の目線で少し書いておきます。

 

 

 まず最小に優勝した国際情報高校チーム“のんの”のお二人、おめでとうございました。最後の作品は素晴らしいトライだったし、その気持ちがフウセントウワタに出ていました。これでもか!っていうくらい前に突き出させて、それをじゅうぶん補う奥行きをゲットウやシモツケでバランスを取っていました。オンシジュームや紫のトルコキキョウが全体をぎゅっとしめていて、それでいて全体をダイナミックに見せるために、使うのが難しい長くて大きな竹を曝木で押さえ、見栄えも素晴らしく完成させました。ほんと、見事な作品でした。

 

 そして惜しくも2位になった札幌南高校チーム“Cherry Wisteria Island”。最後の作品は正直とても残念だったと思います。でも悔いは無いと思います。思い描いた作品にはならなかったですが、そのトライは本当に素晴らしかったです。我々プロでも大きな枝を花止めが無い器に活けるのは本当に大変です。活けている途中でいわゆる 割れ と言って大枝のバランスが崩れ、活けたお花が左右に倒れてしまう現象が起きてしまいました。それでも最後まで諦めることなく花を活ける、そして挑む姿勢がめちゃくちゃかっこよかったです。

 

 

あくまでも私個人の感想ですが、今回の大会の中で、南高校の皆さんの所作がダントツに素晴らしかったです。その意味でも決勝に残ったのもうなずけます。間違いなくこの高校は次も優勝争いに絡むと私は確証しています。ぜひ来年も挑んで下さいね。

 

 この大会の模様は後日YouTubeで見られるのでそちらでご覧いただきたいのですが、決勝がなんと同点となり、再試合を行いました。その結果、国際情報高校が優勝したのですが、最後のバトルは本当に手に汗を握る素晴らしいチャレンジだったと思います。どちらが勝ってもおかしくないレベルでした。できる事なら両方の学校を優勝にしたかったです。

 

 

 

 

 少し話を全体の技術的な事にふれておきますが、生花には陰と陽の考え方が有ります。もちろんほとんどの学生が華道部なのでご存じかと思いますが、今回で言うと特に椛の枝が分かりやすかったかと思います。その木がどのような状態で育っていて、どの部分を切って枝物として花材になったのか? それは活けるときに葉や枝の陰と陽で理解することが出来ます。それを無視して花器に活けようとすると「いう事をきかない」状況になります。司会の日向 雄一郎さんがおっしゃっていたように、枝物が気持ちよく止まる場所を探るのももちろんですが、時には「いう事をきかせる」技法もテクニックとして学ぶ必要も有ります。そうした日頃の練習がこの5分の限られた花いけ表現には重要な武器にもなると思います。

 

 もう一つ。この時期の花材はどうしても秋色が多くなります。その中で国際情報高校チーム“engine”が活けた作品は秋から冬へと変わる季節を表現していました。この作品もとても良いアイディアだったのですが、個人的にはすべてシルバー、白系でまとめて作り上げたほうが良かったと思いました。つまり秋を入れずに冬だけのイメージです。

 ロシアンオリーブ、パンパスグラス、ユーカリ、カスミソウ、曝木といった花材でシルバー、白系でまとめていて今回のすべての作品とは異質の雰囲気が非常に出ており、仕上がりをとても期待していたのですが、最後に赤いアルストロメリアが入り、アレッ?と思いました。

 でも制作意図が秋から冬へというイメージとの事で、秋色としてアルストロメリアを入れたのでしょう。なるほどと納得しましたし、もちろんこの色を入れたのは決して間違いではなく作品がギュッと引き締まった印象にはなりました。その証拠に予選2位の高得点でした。

 

 ただ、花いけバトルは心をひきつける作品や思い切ったトライをした方がよりポイントが高くなると私は思っています。なのでこの作品がすべてシルバーと白のみで作られたなら、もっとポイントは高くなり1位通過になったと思います。あくまでも私個人の考えですけどね。

 

↑この写真もトライしていた作品の一つです。この後おおきなコキアをどのように使うのか?会場が一つになって見守っていました。時間ギリギリまでトライしていました。

 

 審査員の一人としてすべての作品に対し思いは有りますが、こうした作品への意見は本物の華道家審査員のお二人にお任せして、私なりの今回の感想はこの辺で終わろうと思います。

 

 高校生花いけバトルは毎回毎回本当に感動します。ぜひ多くの方に現場で直接見て頂きたいです。そしてこの大会へのサポート(募金や応援金)なども是非お願い致します。詳しくはこちらまで。

協賛募集のお知らせ|全国高校生 花いけバトル

 

 そうそう、過去に出場した卒業生たちが何人もお手伝いに来てくれていました。その姿にも感動したドクトル薄木でした。 涙腺緩くなったなぁー。笑

 

すっかり時がたってしまったが、春に札幌の大通公園で開催された花フェスタイベント、第15回北海道農業高校生ガーデニングコンテスト通称ガーデニング甲子園を振り返ってみようと思う。

 

なぜこのブログを書くかと言いうと、今年はじめてガーデニング甲子園の審査員をさせて頂く機会を得たのだが、どの作品も本当に素晴らしく、多くの方に知って頂きたかったのと、私なりに感じたことが有ったので自分への記録の為にも と思って投稿することにした。ではご覧頂きたい。

 

 

 6月22日土曜日 午前9時15分に札幌大通公園西6丁目の特設事務所に集合。メンバーは某有名会社の社長や芸術家、団体の名誉会長や財団の常務理事といった凄い方たち。完全に私は場違いなうえにアウェイ感もあった。

 

 そんな方たちとこれから何をするかといえば、第15回北海道農業高校生ガーデニングコンテスト、通称 『ガーデニング甲子園』の審査である。フラワーデザインの審査には諸々携わってきた経験はあるが、ガーデニングの審査は今回が初めて。しかも全道の高校生が一生懸命時間をかけて作り上げてきた作品の審査となると、さすがにこちらも少なからず緊張するのである。さらにこの審査員の顔ぶれだ。何とも言えない空気間の中、担当のスタッフが現れ本日のタイムスケジュールと審査についてのレクチャーが始まった。

 

 審査内容についての詳細は伏せるが、大きく分けると5項目100点満点の審査となる。まずは生徒から作品制作についてのプレゼンを聞く。プレゼンはテーマについて、製作意図、見てほしいポイントや苦労した点など1チーム3分以内で作品への思いをスピーチしてもらう。

 

 作品は、スタンダード型とコンパクト型があり、スタンダード型はかなり大きくて横幅6メートル、奥行き2メートル、高さ3メートルとなっており参加チームは7チームだった。コンパクト型は横幅2,5メートル、奥行き2メートル、高さ2,4メートルで、参加チームは11チームだ。

 

 そうそう書き忘れていたが、このガーデニング甲子園は毎年開催されている札幌の初夏を代表する『花フェスタ』のイベントの一つだ。花フェスタ自体は今年で31回目を迎え毎年多くの市民が訪れる。昨年は19万人の来場があったそうだ。

 

 これだけ来場する花のイベントは札幌市として唯一無二である。正直な思いとしては、花の業界としてこの場を利用しない手はないとずっと考えている。それゆえに、わたし個人としても当初からこのイベントには何らかのお手伝いをさせて頂いてきた経緯がある。

 

横道にそれたが本題に戻ろう。

 

 9時30分にメインステージにてガーデニング甲子園のオープンセレモニーがあり、審査員もステージに登壇した。恥ずかしかった。笑

 

 その後、作品スタンダード型が展示されている4丁目へと移動し、最初の作品である静内農業高校のプレゼンを聞いた。

 

 最初に言ってしまうが、実はこの学校が今回の優勝校となる。

 

 あくまでも一般論であるが、こうしたデザイン審査の場合、最初の作品が全体の基準となる。つまり最初の作品を見て、それよりも優れているかどうかを判断して点数を付けるケースが多い。そう考えると最初の作品が優勝するケースは意外と難しい。ところが今回のコンテストでは、この最初の作品が優勝した。その要因はいくつかある。その辺も解説しながら書いていこう。

 

 まずこの学校のプレゼンが良かった。私の評価では満点だった。作品は地元で生産されているデルフィニュームをメインに青で統一されており、デザインはブライダルのドレスをイメージした作品だ。左から作品の中に入れるアプローチがあり、そのルートが右にカールしていて円の中心には入れる。そこがフォトスポットとなっていて、来場者は素敵なブルードレスの中心で写真が撮影できるようになっている。

 

 そう、この作品のテーマは Something Blue ~幸せを呼ぶ青い庭~ ブルードレスガーデンと呼ばれる作品となっていた。

 

 image

 デルフィニュームを使用した理由は、この学校がある新ひだか町がデルフィニュームの生産量北海道1位だからとの事。今回参加したすべての作品の中でも、この作品がインパクトは1位だったと思う。もちろんデザインやコンセプト、そしてプレゼンも含め私の審査表でも1位だった。

 

 ただ残念な点もいくつかあった。指摘はさせて頂いたが、次回の作品でその辺が生かされるのかどうかは私個人的な楽しみでもある。

 

 さて2作品目に移る。ちなみに作品についてのお話はこの2作品目で終わるのでご安心を。下手な文章にお付き合いさせてしまうのは申し訳ないので・・・。笑

 

 というか、私の審査表では2位だった作品で、今回のコンテストの合計でもスタンダード型2位になったのがこの作品だったので、ここまでは書かせて頂きたい。

 

 

 この作品は新十津川農業高校Åチームの力作で、テーマは『農村地帯に花』をだった。実はこの作品、私の中ではデザイン、技術、トータルバランス、そして提案という部分ではトップだった。特に花のレイアウトがとてもステキで、しかも非常に丁寧に飾花されていた。さらに後方左にレイアウトしたモニュメントがとても作品の印象を良くしていて、完全にプロのレベルである。正直、審査時間ギリギリまでどちらを1位にするか本当に悩んだ作品だった。ちなみに私の審査シートでは1位と2位の差は1点。そのくらいこの2つの作品は素晴らしかった。

 

 そうそう、このガーデニング甲子園の審査はスタンダード型もコンパクト型もどちらも同じ採点シートで、しかも優勝は全作品から選ばれる。通年はスタンダード型が圧倒的に点数が高く上位になるそうだが、今回はコンパクト型の3作品が素晴らしかったので、そちらにもちょっと触れておこう。

 

 その一つは剣淵高校の 絵本の世界を飛び出した「おむすびころりん」である。この作品はガーデニングの中に遊びを組み込んだユニークなもので、右上におむすびを置く場所があり、そこに置くと転がり始め、作品の中を転げまわりながら途中でぶつかったり落ちたりして様々な音が鳴る。この音にもこだわりがあるそうで、なるほど色んな音が楽しめる。もちろんお花のレイアウトや装飾も上手で、今回の花フェスタのテーマであるフラワーワンダーランドにぴったりの作品だった。

 

 次にコンパクト型で私の得点ではトップだったのが、新十津川農業高校Bチームの ほっと一息つきましょう だ。この作品は完全に和に特化したもので、基本的に花は全く使わずグリーンのみで構成されていた。そのレイアウトが非常にレベルが高く、オブジェとして制作していた格子も見事にマッチしていた。全体としても私の中ではこの作品はとても印象深く、まさにプロレベルだったと思う。

 

 そして最後にもう一つコンパクト型で高得点だったのが、旭川農業高校Bチームの「”和”な日常~和らぎを与える縁側~」である。この作品は私の得点ではコンパクト部門2位だった。まさに和の縁側をコンパクトにデザインしたその完成度は見事で、花のデザインも素晴らしかった。すべての作品の中で和を意識したのはこの2作品だったが、その見せ方や使用した植物が全く違い、どちらも本当に素晴らしかった。私がなぜ新十津川に軍配を上げたかというと、花を使わずにグリーンのみにチャレンジしたその姿勢と、完成度だ。チャレンジするだけならだれでもできる。そのチャレンジを見事に美しく作りあげたこの作品にはとても感動した。

 

 こうして私が初めて審査させて頂いた2024年度の、第15回北海道農業高校生ガーデニングコンテスト通称ガーデニング甲子園は幕を下ろしたのでありました。来年も審査するかどうかは分かりませんが、ぜひ皆さんも素晴らしい作品を見に行ってみてください。

 

そうそう。今週末の11月3日日曜日はサッポロさとらんどにて高校生花いけバトルが開催されます。5分で完成させる高校生の花の作品は手に汗握る競技です。ぜひこちらも見学に来てください。

農林水産省「持続的生産強化対策事業のうちジャパンフラワー強化プロジェクト推進」という長ーーい名前の助成支援を受けて、「国産花き需要拡大推進協議会」が行う活動の一つで、花き業界全体で「環境アクション」と花や植物が人間の「ウェルビーイング」に与える好影響を「#ビタミンF」 (造語、flowerのF)という言葉とともに、社会に広めていくことを目指す「well-blooming project(ウェルブルーミングプロジェクト)」という活動に当店も参加しておりまして、10月1日から10日まで、ご来店や配達時の使い捨てラッピングを極力抑えて、お客様にもご理解いただく活動を行いました。

 

もちろんすべてのお客様に納得いただけるわけではありませんので、出来る範囲ではありますがアレンジメントのセロハンを使用せずにお届けし、その理由を書いたリーフレットを持参してご理解を頂きました。機関が短かったことも有りますが、お客様の反応はそれほど厳しいご意見もなく、むしろ環境配慮に前向きな方が多かった印象です。

 

とはいえ、ギフト商品としてお届けするお花ですから、はやりラッピングは省くわけにはいきません。なので当店としてはまず定期配達のお客様やお供えのお届けなど、これまでよりも少しずつラッピングの量を減らしたりセロハンを包装紙だけにするなど工夫をしています。また、お届けしたアレンジ容器の回収やフローラルフォームを生分解タイプに変えるなども、少しずつではありますが行っています。

 

そんな活動も含め、今の花業界では様々な変化が求められています。環境問題以外にも、物流の問題や花の生産量の減少など、本当に様々な問題がいっぺんに起きています。そうしたことに対する対応策としてどのような方法が有るのか? その答えというよりも、今考えられる可能性のヒントをお話して欲しいとのご要望が有り、今回は福岡にお邪魔してきました。

 

今回のオファーは九州花き市場の青年部の皆さんからで、会場は福岡花市場でした。到着時間が早かったことも有り、青年部の方がお勧めのうどん屋さんに連れて行ってくださいました。それがこの かろのうろん さんです。

 

 

芸能人の方も多く来店するお店だそうで、私はごぼてんうどんを頂きましたが、なるほど納得のおいしさでした。開店してすぐの時間だったので並ばずに入れましたが、出るときには何人も並んでいましたよ。

 

うどん屋さんのすぐ近くには博多祇園祭りの山笠で有名な櫛田神社が有りました。

この樹齢1000年ともいわれる銀杏の木。長寿のシンボルで櫛田のぎなんと呼ばれているそうですが、本当にすごい迫力です。

 

 

このぎなんに負けないくらいの迫力が、はやりこれですね。

 

 

山笠です。これが動くわけですから祇園山笠は本当にすごい迫力なんでしょうね。

 

 

さてこの後に福岡花市場にお邪魔しまして今回のお仕事となるわけですが、今回はメインに MPSジャパン株式会社 企画部長 本田繁様から 「花き物流2024年問題と日持ち品質管理」というテーマでお話が有りました。

 

そのあとに私から先ほど書いた内容について、ダラダラとお話させて頂きました。笑

 

今回は、100名を超える参加者があり、市場、輸入商社、生産者、資材、生花店と、お花に携わる多くの関係者が参加されたそうです。私がお話した内容がどうだったのか? 色々とご意見も有ろうかと思いますが、怖いので聞いていませんが、講習会終了後も本当に沢山の方とお話が出来て私自身も非常に学び多い出張でした。

 

 

懇親会は中華だったのですが、久しぶりの本格中華でとても美味しそうでした。次から次と沢山の方がお酒を次に来て下さり、あまり食べられませんでした。笑

 

ところが、それをちゃんと予想していたのでしょうか? なんと二次会は食べ飲み放題のお店で、もつ鍋など福岡のおいしいものをシッカリ頂きました。二次会でも皆さんと大いに盛り上がり、本当に楽しい福岡の特務でございました。

 

あっ、そういえば、ガーデニング甲子園のお話をまだ書いてませんでしたね。そうこうしているうちに、そろそろ高校生花いけバトルの時期になってきました。 (笑) ではまた・・・。

 

当店も加盟する「花キューピット北海道加盟店」が参加する北海道ブロック大会が札幌市内で開催されました。ここ数年はコロナの影響もあって久しぶりの参加となりました。この大会は支部ごとの持ち回りとなっておりまして、北海道は4ブロックに分かれているのですが、今回は04道南支部が担当となっておりました。ちなみに、道北が01支部、道央(札幌も含む)が03支部、道東が02支部となります。どーでも良い事でしたね。(笑)

 

さてその04支部長のTさんからの依頼で、久しぶりにドクトル薄木(白衣を着ます)に変身し講習会を行ってきました。そのタイトルが「正しい花の保管法」~どうする?仕入れ困難な時代に突入!その対応策とは?~という内容です。

 

簡単に言っちゃうと、仕入れが非常に困難な時代に突入し、この先さらにそれがエスカレートします。そうした時に必要なのが、物日対策。需要が集中する物日にどうやって仕入れをするのか?もしかしたら早めの仕入れが必要かもしれない。でも花は生鮮商品です。早く仕入れたら消費者の鑑賞時間が短くなっていまう・・・。 さーーどうする?

 

みたいなお話に対する私なりの対応策をお話してきました。

 

それと同時に花業界としての環境問題への取り組みの重要性について・・。

 

 

持ち時間は 40分。 この時間内に参加した皆さんに少しでもご理解いただくため、この数週間ものすごく時間を費やしパワポを作りました。結果はどうだったんでしょうね? (笑) こればっかりは参加した皆様にしか感想は聞けませんが、とりあえず私の特務は終了です。

 

そのあとは、とても豪華なフラワーデモが有りました。

 

 

北海道を代表するフラワーデザイナーの岡田比登志氏(北海道ブロック長でしかも今年のジャパンカップ3位の方)と、アキラ中村氏(すすきのでは有名なフローリスト)が提案する、素敵な花束とアレンジメントのデモ。めったに見られない二人の商品提案には皆さん、メッチャかぶりついてみていました。

 

そしてこの日は来年福岡で開催されるお花のコンテスト「ジャパンカップ」の北海道予選も有りました。

 

選ばれたのは4名ですが、1位通過はなんと03支部長の若林君。個人的にはドクトルスタイル(白衣)で挑んで欲しかったのですが・••。笑 でも、支部長というポジションで1位通過するあたりは素晴らしいです。(岡田ブロック長と言い、北海道のフローリストは凄い人ばかりです)

 

彼は久しぶりのチャレンジでしたが、持ち込み作品もファイナル競技の作品も素晴らしかったです。

 

全体はお見せ致しませんが、さすがの花束です。横から見たら エッ?て思います。これ自立してるんですよ。お花も綺麗だったし、なによりメカニックが面白い!

 

1位通過で笑顔の若ちゃん

 

 ちなみにこちらも持ち込み作品のひとつです。

 

この作品を制作した方はご事情で福岡に行けないため、ファイナルへの参加は辞退されたのですが、この時期の花材を非常にアート的に束ねた作品だと思いました。この生花店のご夫婦はいつもレベルの高い作品を制作します。勉強になります。

 

今回は久しぶりの花束での持ち込み予選でしたが、どの作品もレベル高かったですよ!審査員のお二人も褒めてました。

 

さて打ち上げは会場の他に二次会として、近くの居酒屋で行われました。お料理もおいしかったし、お酒もGOOでした。

 

こんな感じで出してくれるの、とてもありがたいですよね。しかも飲み放題です。すっかり気に入ったので、また必ず行こうと思います。ちなみに、札幌市北区にある 「大衆酒場 富士山北24条店」 というお店です。当日も満席だったので、週末などは予約した方が良いかもです。
 
さて次回は、中々アップできなかったガーデニング甲子園のお話を書きますね。 すでに2か月ほど経っちゃいましたが、個人的な黙示録としても残しておきたかったので・・・。
 
ではまた。

 

その時はいきなり起こった!

 
お店じゅうに響き渡る警報音。ピーピーピーが連続して鳴る。
 
どこからの音かわからない。スタッフみんなで(と言っても3人ですが)音の場所を探すがわからない。
 
しばらくして、もしかしたら?と私が気づき 案の定コレ でした。

 

 

 
5年前にも同じ音が鳴ったのを思い出したのです。その時はこの操作パネルの故障でした。でも今回はチョット違います。その辺を詳しくご報告しましょう。
 
これは当店のストッカーと呼んでいるお花を保管する保冷庫です。いわゆる冷蔵庫ですね。この保冷庫を購入したのは今から15年くらい前。サイズは1.5坪です。
 
出来るだけ温度変化の少ない物が欲しくて、色々と調べた結果 サンヨー の商品が良かったので購入しました。今現在サンヨーはパナソニックになっています。
 
この保冷庫は非常に安定して冷やしてくれるので今でも満足しているのですが、5年ほど前に急に冷えなくなり警報音が鳴りました。そしてすぐにメーカー修理を頼んだところ、コントローラーの基盤が故障していたとの事で無事なおりました。
 
この警報音ですが、設定温度よりも7度高くなると鳴るようになっています。当店の設定温度は7度なので、14度を超たため警報音が鳴ったようです。
 
私が温度を確認した時は15度でした。
 
ただ前回はどんどん温度が高くなったのですが、今回は15度から17度を維持してました。とはいえ設定温度まで冷えないので確実に故障しているのは間違い有りません。
 
そこで室外機をチェックしましたが、問題はなさそうです。フィルターもそれほど汚れていません。
 
もしガスが抜けていたら?と少し不安になりましたが、とりあえず修理を依頼しました。
 
実は私の弟はこうした業務用の商品を扱う会社に勤めているので、いつも丸投げします。しかもとにかく仕事が早い。頼んだ翌日にはメーカーの方が来て下さり、あっという間に修理完了。

原因はなんと・・・
 
ここからは有料記事です。   (笑)
 
ていうの、結構イラっとしますよね? (笑) なのでちゃんとご報告します。(笑)
 
今回はコントロールパネルの故障ではなく、庫内の冷却送風機の水抜きパイプが詰まっていたのが原因でした。そこを綺麗に掃除しただけで温度が7度まで下がってくれました。
 
正直、全く予想外の原因でした。さすがプロですね。おかげさまでこれでしばらく保冷庫が使えそうです。
 
これから暑い夏ですから本当に助かりました。 ではまた・・。

 

 

 

 

 いよいよ今年も母の日が近づいて来ました。今年は5月12日日曜日です。母の日は毎年5月の第二日曜日と制定されていますので、その年で日にちが変わります。
 チョット業界的なお話になりますが、コロナが蔓延していた2年間はネット注文を含め通信配達の需要が急激に伸びたのですが、昨年は一気に急落。苦戦した生花店も多かったと聞きます。
 さてさて今年はどんな感じになるのでしょうね。

 

まるで他人事のように書いてますが内心ドキドキです。笑
 

 そんな母の日ですが、先週発刊された北海道新聞の札幌版、さっぽろ10区に書かせて頂いた記事をご紹介します。
 それは母の日に「お母さん一年生にもお花を贈ってはいかがですか!」と言う提案。


 と言うのも先日もお客様からご注文受けたお届けで、メッセージ内容が「出産おめでとう!お母さん一年生だね」みたいな内容のものがあったのです。そういえば何年も前に 「毎日が母の日」 みたいなキャッチフレーズで自分の誕生日に親に感謝する花贈り提案を当店で行っていたのを思い出したのです。


 そこで今年の母の日に、お母さん一年生にもお花を!みたいなご提案をさせて頂いた次第です。


 しかもちょうど良いモデルちゃんが我が家にいたのです。笑


 私の初孫ちゃんです。早速お店からカーネーションを持って来て起きてる時にパシャリ! ちょうど生後1ヶ月位の時です。

 

可愛くて可愛くて。笑


 まぁーそれはどうでも良いのですが、今年の母の日はぜひ様々な生花店でもこうした新しい母の日花贈りの提案してはいかがですか?

 ってお話でした。

 

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に してもだ!

 

孫って本当に可愛いものですねー。ε-(´∀`; )

 

 怒涛の3月が終了し、なんとなく4月も忙しく過ごさせて頂いております。

 

 さて皆様にお知らせがあります。なんとあの有名な雑誌、暮らしの手帖 のお手伝いをさせて頂く機会を頂きまして、3月14日発売の 暮らしの手帖 別冊 花と暮らし の監修をさせて頂きました。

 

 この雑誌はNHKの朝ドラの トト姉ちゃん として取り上げられたほどの有名雑誌です。この雑誌がお花の特集をするとの事で、消費者が購入した切花を少しでも長く綺麗に飾る方法としてどのようなやり方が良いのか? をこれまでの一般的な方法からもう一歩専門的な知識を交えてご紹介したい、との編集者からのご依頼があり引き受けさせて頂きました。

 

 今回最も悩んだご紹介として、ナイフカットのやり方が有りました。通常はハサミでカットしてお花を活けますが、生花店ではナイフを使用するケースも多いのです。切花の日持ちを考えるとき、切断面が綺麗であることも重要です。ところが一般家庭に花用のハサミが無いケースもあり、文具用のハサミで切っている方が多かったりします。今では100円ショップでも切花用のハサミが販売されていますのでそれをご使用頂くことも記載していますが、今回はもう一歩プロの技としてカッターを使ったナイフカットの方法をご紹介しています。(フローリストナイフも良いですが、手に入りやすさやご家庭に有るものとしてカッターをご紹介してみました)

 この方法は一般の方にはもちろんハードルが高いです。手を切る恐れもあります。ですが日頃から包丁を扱う方であればその危険性をきちんと理解し、そのうえで何度か練習していただければ切り花のナイフカットも習得できると思います。

 このナイフカットで切り戻しをしたお花は、例えば文具用のハサミで押しつぶして切る方法よりも確実に水上りが良くなります。みたいな内容が記載されています。(ほかにもかなり専門的な内容が書かれています)

 

 今回の雑誌はお花の特集なのでお花に関する内容が盛りだくさんですが、私の特におすすめ記事は、最後の方に掲載されている福島の花見山の記事です。北海道の生花店ならだれても知っているあの 阿部一郎さん の花見山の記事。年末から春先に出荷される枝物の多くはこの花見山から来るものも多く、20年以上前の札幌花市場では、お正月の南天や梅などは阿部一郎さんの名前が書かれた箱でいっぱいでした。今現在は3代目の一夫さんの名前で出荷されており、すでに4代目の晃治さんも後を継がれる様ですね。なんだかホットします。

 一郎さんが存命のころに私は花見山に伺って直接ご挨拶させて頂いた事があるだけに、こうして同じ雑誌に掲載された事にも運命を感じ、そしてとても光栄に思います。

 

そんな内容も書かれている今回の 暮らしの手帖 別冊 花と暮らし。ぜひ手に取って見て頂けると嬉しいです。

 

 

 

 相変わらず体調はすぐれない。生花店の仕事もほとんど出来ない状況だが休んでばかりもいられず、しかも以前から引き受けていたお仕事で、私しかできない内容の物は何とかこなす。

 

 そんなお仕事の一つが若手会でのパネルディスカッションコーディネーター。

 

 ここで言う若手会とは、花業界の生産、流通。小売り、あらゆるジャンルの若手が集い、学び、ワクワクする会。って勝手に私は思っています。もちろん私は若手ではありませんが、発足当時から携わっている関係もあり、仕事を依頼されると断れないのです。

 

 今回の指令は、全国花き業界若手会会長のジャパンフラワードリーム(主にマムを生産している大きな生産会社)藤目健太氏からの依頼で、業界で徐々に普及し始めているある商品の紹介、分析、試験結果、そして他の商品との融合による花き業界の発展を見据えた内容だった。

 

 正直中々ハードルが高い。

 

 だがこの商品を彼に紹介した立場でもある為、体調不良を言い訳に欠席するわけにもいかずのこのこと愛知まで来たわけです。

 会場は愛知県豊明市場。

 

 

 

 

 

 で、私が担当した商品は Silite(シリット)という水質改善商品。そして今回融合させるもう一つの商品は、アクアセルという主に鉢物の生育を良くする商品。

 

 これらの商品についての説明は、追々するとして今回の結論から書くと、メチャメチャ可能性を感じる融合だったと思う。その証拠に、有名な花生産者の皆さんの食いつきがメチャクチャよかった。

 

 この2つの商品にかかわる方達も今回が始めての交わりでしたが、双方に大きな手ごたえを感じたのではないでしょうか?

 

 これこそが若手会のなせる業 ですねー。

 

 藤目会長、佐野君、そして今回運営に携わった皆さん、本当にお疲れさまでした。 また、遠くから来てくれた 武藤君や片桐君(弟さんとは初でした)、ほかにも沢山の知り合いの皆さんともお会いできて本当に嬉しかった。

 それと、バラ生産の天野君、色々とサポート有難うございました。車で送ってくれて助かったし、色んなお話し出来て良かった。また遊びに行くね。次回はアレに乗せてね。 (笑)

 

 そうそう、アクアセルを使用したデモ作品。荒木君作ですが、これも良かったなぁー。 また一緒にコラボしましょう!

 

 

 今日も若手会は開催中ですが、私はお先に札幌帰ります。 取り急ぎのご報告でした。

 おまけ 金山駅にあったコレ↓って何かな? なんか気になった。笑