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第６章
肌の役割 ②
肌は、最大の防御機能ということは書いたが
その仕組みを見てみよう。
毛が退化したし露出した肌は、毛と同様 防水仕様
皮脂を分泌させ、外気からの様々な抵抗勢力から体内を守る。
穴（口、鼻、肛門）のある部分には、その他部位より、数多くの護衛が
体内への進入に目を光らせている。
肌には、皮脂を分泌させ、常在菌を空気から遮断し繁殖を手助け。
体内から排出される有機物や汗は、表皮常在菌がいてくれるおかげで
有機物（たんぱく質）を分解し、腐敗を防ぐ。
体臭の元というのは、有機物の腐敗。
単純に“腐る”から匂うわけで、腐る前に表皮常在菌が分解すれば
体臭などはするはずもない。
食べ物により体臭がする人もいると思うが
歯磨き粉をやめ、口腔内常在菌を正常な状態にすれば
消化酵素のアミラーゼが、食から得られるたんぱく質を分解してくれるので
皮膚の代謝もスムーズにおこり、体臭もおこらない。
人は、どこか一箇所だけを槍玉に挙げ、“専門家”なるものが
批判、評論するが、地球の構造しかり、人体の構造もどれか一つが
おかしくなるのは、すべての連鎖を考えなくてはならないのに
やれ、ビタミンだのコラーゲンだのとのたまう・・・
テトラポットの投入での砂浜の侵食。
ダム建設でのヘドロの堆積・・・
自然の仕組みに人間が手を加えれば、どこかに弊害がおこるのは
周知の事実であるのに人間は、やり続ける。。。
せっせと毎日洗剤で肌に“いなければいけない”“必要である”
常在菌を洗い流し、さらにまた不快がでれば、また洗う。
洗剤の日常使用など、戦後になってからのこと。
せいぜい６０年だ（笑
それまで人類は、５００万年も長き期間を“洗剤なし”で生きてきたのだよ。
５００万年と簡単に書くが、
１万年は、１千年が１０回。
１０万年は、１００回。
１００万年は、１０００回。
どれほど長い時代なのか、わかるかね？（笑
それだけの期間の自然界の常識と
戦後たった６０年ほどのメーカーの作り上げた常識とで
どれが正しいのか判断できそうなものなんだがな・・・
子供のお風呂嫌い
洗剤嫌は、本能の防御。
洗剤を使うことで不快感を得ているのに
大人の都合で、“当たり前”と押し付けられる。
小さなときに英語を覚えさせるのと同じで
やがてそれが当たり前となり、大人になっていく。
今の常識は、子供時代から人種差別ならぬ、本能差別・・・
しかし、人々は、豊かな自然を眺めると、自然は素晴らしいとのたまう（笑
一体、自然の“何を”見て、素晴らしいと言っているのか・・・
その矛盾に気づかない方がおかしいな・・・
一緒にそれを見ている子供たちはどう大人を見てるのだろう・・・
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