大日方隆先生と我妻榮先生の勉強法。 | 連結会計よもやま話

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公認会計士試験や日商簿記検定で難解と言われる連結会計その他について色々と書き綴って行きます。
長年培ったノウハウの公開を通じて皆さんのレベルアップのお手伝いをさせて頂きたいと考えております。

皆様、おはようございます。

久々の投稿で申し訳ございません。

 

今回は会計の巨頭である大日方隆先生と

法律(民法)の巨頭である我妻榮先生の

勉強法が良く似ているのでご紹介いたします。

 

まず、大日方先生の勉強法については、

過去ブログにてご紹介しております。

東大の大日方教授にお伺いしました!

東大の大日方教授と会計士1位合格者の共通勉強法~偏差値50を60に~

東大の大日方教授の勉強法アドバイス

先生は東京大学経済学部の教授職に留まらず、

企業会計審議会や企業会計基準委員会の委員として

『企業結合に関する会計基準』や

『財務会計の概念フレームワーク』を策定される一方、

長年の集大成として日本の会計基準Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

昨年出版されました。

なお、東大4年時に公認会計士試験に合格。

公開模擬試験は2回共全国1位の成績です。

 

我妻先生は東京帝国大学法学部教授や学部長職に加え、

Wikipedia記載の業績により『戦後民法の父』と呼ばれ、

長年その著書は法律系国家試験のバイブルでした。

なお、東京帝大在学時に岸信介氏と法学部首席を

争ったのは有名な逸話です。

 

この様に学生時代から非常に優秀な両先生ですので、

勉強法の共通点を探るのも意味があると考えました。

東大の大日方教授の勉強法アドバイス

我妻榮先生の勉強法(法律の勉強法について...)

※我妻先生が刑法のテキストを十何回読んだという伝説を

真っ向から否定されたのは非常に参考になります。

何故なら、私は迷わず十何回読んだことがあるからです。

結論として両先生に共通するのは以下2点です。
①理論サブノートを速攻で作成する。
②繰り返しにより理解を深めて行くのではなく、
その都度深く考えることで理解を深める。
※大日方先生のテキストを疑って掛かる姿勢や
出題者目線の勉強は深く考えることに通じます。
 
ところで、理論ではなく計算の学習法ですが、
答練を10回繰り返すという風に繰り返しを
余りに重視し過ぎると、日商簿記1級や
会計士・税理士の試験範囲をカバーしきれない為、
2級の学習段階から繰り返しを抑える工夫を
自分なりに習慣付けるのが重要だと思います。
個人的には以下の手順が良いと考えています。
①コンセプトを図(イメージ)で押さえる。
②仕訳・下書を図(イメージ)を元に考える。
※図(イメージ)を使うことが深い理解に繋がります。
 
なお、我妻榮先生の勉強法講演録よりにある
戦後の学制改革の欠点には思わず首肯しました。
感想・レビューが面白いです(特にPORTA P51さん)。
 
最後に大日方先生は会計ビッグバンの構築、
我妻先生は戦後民法の構築という歴史の節目に
重要な役割を果たされたことを付言いたします。
 

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