ど~も~!みなみです!!
えぇ~、前回、「とある盲点に気付き実験中~」みたいな予告をしておりましたが…
何を実験しているかといいますと、
デジタルでの効率的なネーム作業の模索についてです!!
私、アナログ派の人に煙たがられる位(←)、普段デジタルゴリ押し人間な訳なのですが…(笑)、
ネームに関しては、アナログで描くことが多かったんですね
結構、色々な師匠クラスの方から、
「ネームはコピー用紙で見開きで描いていった方がいいのでは」とか、
「僕はどうしてもデジタルでネームって描けなくて…! 紙で描いちゃいます」
というお声を聞く機会が多かったので、それに倣っていましたのと。
私自身、以前デジタルでネームを描いた時に
(その後すぐ原稿に反映できるように、あらかじめ想定しているページ分のデータを作って、原稿と同じ「1ページ1データ」として描いていた)、
「……なんとな~く、やり辛いな~…」
と、思っていたのもあります
ネーム作業は、前後のページも何度も見直しながらガッサガサ描いていきたいので、「1ページ1データ」で描いていくのがなんとな~くまどろっこしい、といいますか…。
そんなアレコレもあり、ネームは紙で描いていました。
それでもやっぱり、デジタル慣れしてるとアナログならではのイライラもものすごくありまして…
たった今引いた線を直したい!ズラしたい!!って時に
Σ「戻る」が使えねぇ~~!!
とか、
ちょっと配置や大きさを変えたい時に
Σ投げ縄が使えねぇ~~!!
とか、
このコマとコマの間に一コマ足したい!とかの時に
Σズラせねぇ~~!!!
とか、
Σそもそも私、字が汚ねぇ~~!!!
とか……
色々、色々ある訳なのですよ……orz
なーんか、いい方法ないかなぁ…とふわふわっと思っていたある日。
私がデジ絵を始めた時の師匠(私が漫画始めてから、初めて出会った師匠でもあります!)とTwitter上で久々に再会&おしゃべりをしておりまして…!!
(ハシケンさんという方です!!デジ絵お役立ちブログやYouTube配信等されてますので、ぜひぜひご覧になってみて下さいね!!)
(当ブログのだいぶ初期の記事でもご紹介させて頂いております!!コチラです!!)
おしゃべりの概要がこんな感じ↓
ハシケン「最近描いてます~?」
みなみ「描いてますよ~! 今、めっちゃネームでうんうん唸ってる所です~」
ハシケン「ネームもやっぱりデジタル?」
みなみ「いえ、ネームだけはアナログでして…かくかくしかじか」
ハシケン「そっかぁ~、その気持ちもめっちゃ分かる(笑)
でも、ここまでデジタル慣れしちゃうと、多分俺アナログでネーム描けない気が…」
みなみ「や、実際アナログならではのイライラもありますよ~(笑)」
なーんて話しているうちに。
私、ふと閃いちゃったんですよ…!!
1ページ1データだからなんとな~く量感つかめないし、前後のページ見辛いからやり辛いのであって。
ミニネームみたく、1枚のデータを細かく分割して、見開きをいっぱいならべて、
それを拡大して描き込むようにすれば色々解決するんじゃね…?!
という事に…!!!
ヒャッハー!私、天才~!!
とか思って、ハシケンさんに「こんな手もあるかも…!」とその場で話してましたら、
私のTwitter漫活友だちの方が、
「横から失礼しますっ!
私もそんな感じでやってます&いい素材ありますよ!!」
というのを教えて下さって…!!
見開きのネーム台紙がタイル状にならんだ素材があるらしくって、それを並べてそこに書き込むようにできるのだとか…
すっげぇぇぇぇ!!!
便利なもの、既にあったわ!!!
……と言うか、
それに今まで気付けなかった自分のアホさよwww
さも「自分で閃いちゃった~!!」みたいな感じでノリノリだった数分前の自分www
や、でも、Twitter上で他の人からも見える感じでやりとりしてると、こうやってタイムリーに欲しい情報がぽーん!って入ってくる事もあるんだなぁ…って感激してしまった…!!
この漫画友だちさんが教えてくれなかったら、私多分、自分でぶきっちょに分割線引っ張って、手間のかかるわりに見映えの宜しくない環境でやってたわ、きっとww
Yさん、本当に本当にありがとうございましたっ!!
んで、オススメされたネーム台紙、デフォルトで入ってるかな?どうかな??ってソッコーで確認致しましたところ、
まさかまさかの、
大昔に自分でダウンロードしていたことが発覚……(゜m゜;)
おい、何故その時に使わなかった…?
何の為にダウンロードしたんだい??
お前の目は節穴かっ?!?!
……とまぁ、とんんだツッコミ所は判明しつつ
(多分、「タイル状に並べられる」というトコロに気付いていなかったんでしょうな
ただ、「ノドの部分が分かるヤツ欲しいな~★」位のノリでダウンロードしたのではないかと…くっ!!)
さっそく、それを並べて(というか、既に並んでいるので、キャンバスサイズに合わせて素材の大きさを変えるだけで良いのですよ)、
自分なりにP数を振ってみたものが以下!!↓↓
こんな感じ!!
1枚のキャンバスに32P分、丸々収まりまっせ!!
私がダウンロードしていたこの素材についてご紹介しておきますね!!
クリスタの素材売り場にて。
コンテンツID1726631
「ネーム用台紙素材集」by摩耶薫子さん
です!!
ぜひ上記リンクをクリックしてゲットしてみて下さい~
これ、いい所は、
「拡大・縮小により、ミニネームと普通の大きさネームのいいとこどりが出来る」
というトコロなんですよねぇ…!!
上記のように引きで見ると、「ミニネーム」的に俯瞰で見て考えられますし…!!
実際、私も↓
こんな感じに、ページのおおまかな割り振りとかも描き込んでおいたりしてみてますっ!!
レイヤーごと出したり消したりできますし、濃度を変えて薄く表示とかもできますし…!!
その辺りもデジタルだから自由自在★
逆に、1P分だけ見えるようしっかり拡大すれば
フツーのネーム同様、しっかり描き込んだり、確認する事もできる、と…!!
いや、これある意味完璧かつ理想的なネーム環境じゃね…??
ヒャッハー!!いい方法に気付かせて頂いたよ~っ!!
ただ、注意しなきゃいけないのが、
キャンバスサイズ。
フツーにいつも使っているA4とかB4とかのサイズ設定で32分割しちゃうと、
ぶっとい線しか引けなくって、結局ミニネームレベルの書き込みしか出来なくなってしまいますからね
(※このサイズで描かれている方もいらっしゃいます!お好みで★)
私は、今
25080×17705(px)とかのキャンバスサイズで描いてますっ!!
おっもwww
《かなり経ってからの追記》~~~~~~
ぶっちゃけ上記ほどキャンバスサイズ上げるのはあまり推奨しませんっ!!
その後、描き進めていくにしたがってデータの重さがとんでもない事になっていって、なかなか開かないわオートで保存してくれるその時間だけでかなり待たされてイライラするわ、PCにかな~~りの負担がかかってる事はイヤって程感じたので、多少描き味悪くなるかもですが、程々にした方がいいと思います…
ちなみに、現在は8598×6071(px)、見開きタイルを3×3で9枚(18ページ)並べて作業してますが、この辺りが細かくも描き込めて、重くもならないちょうどいい塩梅かなぁ、と思っています
↑こんな感じ。
ページ数も振らない方がぶっちゃけ使いやすいです!!自分であとから手でバババっと振った方が、後の変更がラク…笑笑
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んで、解像度も1200dpiとかにしちゃったんだけど…
多分、これは300dpiとかでも全然大丈夫そう
今試したら全然イケたわ!!
逆に、キャンバスサイズは小さめで解像度を上げてみた場合、違いが反映されず、ぶっとい線しか引けんかった
線の細かさを反映するのは、解像度じゃなくてキャンバスサイズだったんだなぁ…!!というのは今回発見でした!!
(※追記:記事を見た漫活仲間さんから教えて頂いたのですが、
そもそも解像度ってのは印刷する時に影響する値だそうで、PC上で見るときには関係ないみたいですね
だからネームを印刷しないのであればキャンバスサイズ(ピクセル数)だけ気にすればよいのだ、との事…
データの重さもpx数(キャンバスサイズ)のみが関係するらしいですね
とっても勉強になりましたっ!ありがとうございました!!)
重くなるのがイヤだったら、32分割じゃなく16分割位にとどめておいて、
キャンバスサイズをもっと小さくする…というのもアリかもですっ!!
そもそも、そこまで繊細な描き味にこだわりがなければ、キャンバスサイズもそこまで大きくしなくてもいいと思いますし…!
ご自身に合う塩梅を、色々試してみて下さいませ~!!
次回は、「実際にこれでネームを描く時、どうなのよ、使えるの?」っていう部分について詳しくお伝えしていきたいと思います!!
アナログ要素は本当になくても大丈夫なのか、どういうやり方がより便利なのか…!!
あくまで「私基準」ではありますが、何かの参考になれば嬉しいです…!!
お楽しみに~
また次回!!