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「未来を変える理学」

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……クローバー……クローバー……クローバー……クローバー……クローバー……

 

こんばんは。

新海監督原作の『秒速5センチメートル』を観てきました!

 

 

アニメ版で何度も挫折していた私が、
実写版で真価に気づいた。
そんなお話を書きますね。

 


『秒速5センチメートル』と

『ストロベリームーン』の2本は、
先日の東京滞在中に観ようとして、断念しました。

 

 

新しい東京拠点からは、

日比谷シャンテが近かったのですが、
どの日も席がとれず……。

 

 

昨日、佐久間宜行プロデューサーの

ラジオをたまたま聴いていたら

びっくり「日比谷シャンテの映画館は激込み!で

20分前に着いても凄い並んだ」

とお話しされていました。

 

 

やっぱり!

 

 

人が密集した中で映画を観るのは苦痛なので、断念して正解でした。

 

 

その点、札幌はいい!(笑)。

映画館が混むという概念がないです。

自宅から10分以内に着けますし。

 

 

ということで、

ようやく観れました。

下矢印

 

実は、新海監督が脚本の

アニメの『秒速5センチメートル』は、

何度観ても途中で断念してしまってました💦

 

 

『君の名は。』が素晴らしかったので、

他のも観ようとして『秒速5センチメートル』も……

と思ったのですが、

なぜか何度観ても5分くらいで離脱してしまうのです。

 

 

『君の名は。』は、あんなに面白かったのに?

 

 

そんなわけで、

実写版の『秒速5センチメートル』は

ランキング1位になっているのは知っていたものの、ちょっと躊躇していました。

 

 

が、先日、東京の初めての美容院に行ったとき

担当の美容師さんとアシスタントの子(どちらも20代)が

爆笑お願い「めっちゃ良かったです!」

と言っていたのです。

 

 

それを聞いて、

俄然行く気になりました(笑)、

20代の若者の感性を知るためにも。

 

 

担当美容師さんに

「私、アニメで挫折したんですよね」

と話したところ、

「僕も、アニメは全然ダメでした」

と言うじゃないですか!

 

 

「ある程度、同じ感性の人が面白いと言うなら……」

という理由で、観たくなったのです。

 

 

結果。

面白かったです!

 

 

「想いの行き違い」がテーマの中核にあるのですが、

すごく上手く脚本ができている!
と感じました。

 

 

誰が書いたのだろう?
と調べると、鈴木史子さんという方でした。

あまり情報がないのですが、坂元裕二さんの教え子?かもしれません。
(違うかもしれませんが)

 

 

今はもう教えていないようですが、

坂元裕二さんは、

数年前まで、東京藝術大学の大学院の脚本領域で、教授として教えていたんですよね。

 

 

凄いのは、教え子がどんどん賞を獲っていることです。

昨年、史上最年少の向田邦子賞を獲ったのも、坂元裕二さんの教え子ですからね。

 

 

どんだけー!

坂元裕二さん、教えるのも上手いんですね……。

 

 

くーっ!

私も教えてもらいたかった……ニヤニヤ

 

 

本気で受験しようと思って調べたら、

数年前までしか教えていなかったという笑い泣き

 

 

教えてもらった方、羨ましいですね~。

何らかの体系化された理論をお持ちなんだと思います。

 

 

話を戻しまして。

観た感想です。

なるべくネタバレなしで、ふわっと書きますね。

 

 

まず、『秒速5センチメートル』というタイトル。

センスが素晴らしくよいと思いました。

 

 

作品のコアは「男女の想いの行き違い」なのですが、

それを見事に言語化していると思います。

 

 

それを「秒速5センチメートル」という表現にするセンス!

この言葉をタイトルにした時点で

「二人は結ばれない」ということを示唆していますね。

 

 

上手いな~。

新海監督はやっぱりすごいですね。

 

 

秒速5センチは、桜の花びらの落ちる速度なのですが、

「届きそうで届かない、儚い距離感」を、

速度で表しているんですよね。

 

 

主人公の二人の男女は、

小学生の時は、似た境遇で

「一緒の速度」で生きていたんですよね。

 

 

でも、

だんだんと向かう先、

生きるスピードに違いが出てきて……。

 

 

それが「想いの行き違い」という現象として

表現されているのです。

 

 

例えば「ニアミスしているけど出会えない」

という現象で、

「作品のコア」を表現しているのですが、

その表現がめちゃくちゃセンスがいい……。

 

 

勉強になります(笑)。

 

 

そしてラストシーン。

これは『君の名は。』を彷彿させますね!

 

 

但し、結末が違うパラレルワールドな感じです。

 

 

『君の名は。』が大ヒットした頃、

川村元気プロデューサーのインタビューか、

もともとの新海監督ファンの記事だったか忘れましたが、

うろ覚えですが、こんな内容がありました。

 

 

宝石緑『秒速5センチメートル』などの新海作品は、

男女が結ばれないという結末が多いが、

一般化して売れるためにはそういう結末を超える必要がある。

 

宝石緑『君の名は。』は、今までの新海監督ファンの客層を広げるために、意図的に設計して、思った通りの反応になった。

 

 

かなりうろ覚えですが、

その時「あー、本も売れるものって、良くも悪くも一般化されないとダメだもんな」

と思いました。

 

 

私の私的な感覚ですが、

『君の名は。』は、『秒速5センチメートル』の未消化な感情を、昇華させた作品なんだと思いました。

 

 

結ばれない二人結ばれる二人へ

 

 

こうすることで、

観客が「カタルシス」を感じられます。

 

 

一般的には、カタルシスがあった方が「感動」に繋がりますからね……。

でも、『生きるスピードの違い」がコアテーマにあるので、

結ばれると、そのテーマを表現できません。普通は。

 

 

それを「時空の違い」を使うことで

見事に「生きるスピードが違うけど、結ばれる二人」にしたのが

『君の名は。』だと感じました。

 

 

くーっ!

上手いな!

(勝手な感想ですが)

 

 

『秒速5センチメートル』は、
「生きるスピードが違うから結ばれない二人」を表現し、

『君の名は。』は、

「生きるスピードが違うけど結ばれる二人」を表現した。

 

 

そのために、『君の名は。』では、

「時空の違い」という設定が必要になるわけです。

 

 

この設定によって、

今までの新海監督ファンの層を広げる「カタルシス」を生み出すことができる。

 

 

いやー。

深いー。

 

 

実写版を観た上で、

改めてアニメ版を観始めました。

 

 

内容を知っているので、今回はすんなり観れています。

(まだ途中ですが)。

 
 
でも、私がアニメ版に入り込めない理由もわかりました。
 
 
「感情移入が全くできない」のと
「どこに向かっていく話なのかよくわからない」
からです。
 
 
感情移入できない理由は、
「主人公の主観が一方的で、
観ている人が置いてきぼりになりやすいのかも」
と思いました。
 
 
でも、もともとの新海監督ファンで
「そういう作風」とわかっていれば大丈夫なのかもしれません。
 
 
なるほどなー。
よくシナリオコンクールでは
「最初の5分で引き込み、どこに向かう作品なのか示さないと、審査員から落とされる」
と言われていますが、納得しました。
 
 
審査員の気持ち=一般的な観客の気持ち
なんでしょうね。
 
 
私もついついマニアックになりがちなので💦
「一般化」の学びになりました。
 
 
他の新海監督のアニメ作品(君の名は。以前の)も観て研究したいと思いました。
 
 
ではでは~。
 

 

 

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