こんにちは。
「未来を変える心理学」心理コンサルタントの佐藤由美子です。
昨日の記事は、多くの人の悩みの根本を書きました。
「人からどう扱われるのか」の設定が未来を創るという内容です。
ビジネスも恋愛も人間関係も、
「自分はどう扱われるのか」の設定で、未来は180度変わります。
今日のクライアントさんは、まさに典型的なパターンでした。
「私なんて……」とイジケる根深いクセがあり、すぐに「私なんて死んだ方がいいかも」と自らドン底に持っていく「筋金入りのネガティブになるプロ?」のような方でした。
しかし!!!
今日、驚くほどの大転換しました。
ご了承をいただいたので、記事にいたします。
鍵は「死を意識する」でした!
仮に歌子さんとしましょう←本人の希望(笑)。
歌子さんは、1か月前にコンサル申し込みをされました。
お申し込みメールからして、オドオド&ビクビクしていました。
「私なんかが先生のコンサルに申し込んでもいいのでしょうか」
という雰囲気満載でした。
歌子さんは、数年前に私の講座に来てくださっていました。
パッと見は「存在感」があるのに、話すとなぜか卑屈になる方。
すぐに「私なんて」という言葉が出てきました。
まさに「自分は人からどう扱われるのか」を設定していたのですね。
歌子さんの場合は「私なんて、生きている価値がない」という設定です。
当然ながら、旦那さんからは頻繁に怒鳴られ、大事な話をもちかけようものなら「うるせーーーっ!!!」と怒鳴られて終わり。
いつも、怒鳴られないようにビクビクして生活していました。
とはいえ、講座で少しずつ変化して、旦那さんとの関係も少しずつ改善していきました。
でも、「ラスボス」はまだ残っていたのです。
「真のパートナーシップとお金」。
この2つを本当の意味で変える必要がありました。
歌子さんからのお申し込みメールにこう書かれていました。
「青天の霹靂です。突然、夫が仕事をやめることになりました。俺は専業主夫になるので、オマエが働けと言われました。一体私はどうしたらよいでしょうか」
歌子さんは、パートをしていますが、コロナ禍で職場を変えることを余儀なくされていました。
皆さんもちょっと想像してみてください。
今まで散々、旦那さんから「オマエなんて価値がない!」と怒鳴られてばかりいた歌子さん。
セルフイメージが低くなっていくのは想像つきますよね。
しかも、実は家計は旦那さんが握っていて、歌子さんは結婚して以来、収入がいくらで今いくら貯金があるのか知らないままできました。
大学生になる子供もいるので、将来のことが不安になり、「一体今、いくらお金があるの?」と聞こうものなら
「うるせーーーー!!!」
と怒鳴られる……。
不憫です
なのに、ある日突然「オマエが一家の大黒柱になれ」と言われたのです。
呆然と立ちすくむ歌子さんの姿が目に浮かびます。
歌子さんは、お金に余裕がありません。
自分のパート賃金から必要なものを買っているので、私のコンサルにお申し込みされるのだって、負担になるはずです。
そして、「私なんて」という感満載のお申し込みメール。
今のまま、コンサルを引き受けたら、歌子さんは「依存」のエネルギーになります。
「先生、私を救ってください!」という依存です。
2万人以上の方と関わってきて、
このタイプは絶対に変わらないことがわかっている私。
このまま、私のコンサルを受けても、お金をドブに捨てるようなものです。
でも、歌子さんもきっと勇気を振り絞って私にメッセージくださったはずです。
私の和田アキ〇キャラ(注:『シンクロちゃん』で、私がズバリ本質を伝えるときのキャラをそう表現しています)も知っていますし(笑)。
「あなた、依存するのはやめなさい!」と言われるのを覚悟して、それでもどうしていいかわからず、私にメッセージくださったのです
私は考えました。
「歌子さんの意識をコンサルまでに変えないと、結果は出ない」と。
そこで、ある妙案を思いついたのです。
「腹をくくってもらおう」と。
実は、歌子さんは片付けが大の苦手です。
もう何年もの間、片づけられないことを悩んでいます。
片づけコンサルさんに何度も申し込み、その時は片付いても、すぐに元通り。
ひどい時には、コンサルさんが処分したばかりのモノを、ゴミ捨て場まで拾いに行ったそうです💦
お金を出して片づけてもらったのに、一瞬で元の状態に戻そうとする。
歌子さんの潜在意識、わかりやすいです💦
それなのに「お金がない」といつも悩んでいる。
これぞ「自作自演」の典型です。
でも、その理由もわかっていました。
歌子さんは、片づけないことで「旦那さんへ復讐」しているのです。
片づけないと旦那さんに怒られ、それは嫌なはずなのに??
でも、こういう方は結構多いですよ。
結婚できないことで親に復讐する女性もそうです。
「あんたの躾が悪いから、私は結婚できないんだよ。世間に言えないでしょう。恥ずかしいでしょう。ざまぁみろ」
大袈裟に言うと、潜在意識の声はこんな感じです。
歌子さんもそうなのです。
「あんたが私に価値がないって言い続けるから、部屋が汚いのよ。イライラするでしょ。ざまあみろ!」
以前、そのことを指摘したとき、あまりにズバリで驚いていた歌子さん。
「その通りです……」
だからこそ、パートナーシップとお金の流れを変える鍵は「片付け」。
私はこういう旨をメッセージしました。
「個人コンサル、引き受けます。但し、条件があります」
「人生にカタをつけてください。1カ月後のコンサルまでに、部屋を全部片づけてください」
今まで、どんなに凄腕の片付けコンサルをつけても、元に戻っていた歌子さん。
少なくとも10年はその状態。
その歌子さんに「1カ月でカタをつけてください」と突き付けた私。
でも、私は信じていました。
歌子さんの未来を。
以前、講座に来てくださってきた時に垣間見せた存在感の正体を、私は知っています。
このタイミングで、歌子さんは人生を自ら変えていくはず。
そして1か月後の今日。
コンサルを迎えた歌子さんは、きっちりカタをつけられました。
あれほど片付かなかった部屋を、全部片付けたというのです!
その鍵は「死を意識すること」だったのです。
そして、コンサルで驚愕の気づきと、未来の映像を見ることになります。
そして、号泣の嵐。
コンサル後の歌子さんは、
大げさではなく「天下無双」のような(笑)状態にまでマインドが変わりました。
「死」は「生」の意味をはっきり意識させる。
長くなりましたので、明日の記事に続きを書きます。
お金と自分の価値、に関する人気記事です。
佐藤由美子