こんにちは。
「未来を変える心理学」心理コンサルタントの佐藤由美子です。
私は昨年から、地元の札幌に戻りました。
コロナ禍に入り始めた3月末に決断しました。
もともと、2008年にこの仕事を始めてから、
札幌を拠点に、あちこち出張をしていました。
そのうち、1週間に1日しか札幌にいないこともザラになり……
2015年に、フォレスト出版で
「時空力シリーズ」という大型プロジェクトの教材を出すことになったのもあり、出版社のすぐ近くに引っ越しました。
神楽坂という、素敵な場所でした!
当時は「フォレスト出版の社員か?」レベルで、ほぼ毎日出版社に通い、教材の打ち合わせをしていましたね(笑)。
その翌年、ありえない電撃結婚をして(その話はまた今度)、すっかり東京が拠点になりました。
昨年の3月、当時住んでいた東京のマンションの更新時期になり、物凄く気に入っていた私たち夫婦は、更新することにしました。
*ロビーの吹き抜けが気に入っていました
*24時間使えるラウンジや自習室でよく仕事をしていました。
真夜中、広い場所で1人で黙々と仕事をするスタイル。集中できました!
夜型の私にとって、24時間使える自習室はサイコー過ぎる環境でした。
(よく徹夜で仕事をしていました笑)
大家さんに頼み込んで更新したのを覚えています。
が、まさかその1週間後に「やっぱり更新は取り消します」と申し出るとは、思いもしませんでしたね(笑)。
頼み込んでおいて、取り消すって!
申し訳ないことをしました💦
コロナ禍に本格的に突入するちょっと前でしたが、何だか直感が働きまして。
「東京に長くいてはいけない!」
と本能のような感覚で、3月末には札幌に移住するマンションの部屋の下見も済ませました。
更新後だったので、違約金は数か月分支払いましたし、
徹夜できる環境(←そこ!?)が本当に気に入っていて、かなり残念でしたが、
決断してよかったと思います。
私は決断して行動に移すのが早いです。
その理由は、自己紹介の記事にも書いたように、「ニセモノの願い」に気づいてから、心の声を聴けるようになったからです。
3本目:ニセモノの願いに執着している時は「人の目」が気になる
それまでは、「世間や親の目」を基準に何かを選択し、
自分の本当の気持ちをトコトン無視していましたね~。
でも、一度「自分の本当の気持ちに沿って選択する」を体験すると、もう元の世界には戻れなくなりました!
ちょっとでも違和感があることは選択しない。
一見、メリットがありそうな案件でも、違和感が少しでもあったら選択しない。
そういう小さな意思決定の連続で「自分軸」が確立していきます。
3冊目の本『シンクロちゃん』で、
「10秒スイッチ」という方法を紹介しています。
私が14年間、毎日続けている10秒の習慣です。劇効きです!
ところが、この「自分の心の声」を聴くのは容易ではありません。
普段はできていても、願望が入ってくると、わからなくなってしまうのです。
サツキさんも、そのタイプでした。
サツキさんは、先日の「お金の流れを変えるグループコンサル」で開眼されました。
サツキさんは、本職がありますが、コーチングなどでも稼いでいきたいと思っていました。
数年前に、かなり高額なコーチング講座に通い、集客の方法なども一通り学んでいました。
そして教わった通りに、SNSを中心に発信してきたのですが、思うように稼げていません。
無料や安価なサービスならお申し込みがあっても、通常のサービスにはお申し込みがない状態。
本業は、年齢を重ねると体力がキツくなることもあり、コーチングで稼げるようになりたい、と願っていました。
サツキさんの悩みは「集客に関する必要なことが、なかなか動けない」「もっとお金が欲しいのに」でした。
実は、このお悩み、この数年でかなり多いです。
いわゆる起業塾が世に蔓延して、どこの起業塾も同じく「SNSで発信しろ」と指導するので(それはそうですね)、
「発信しないと!」で苦しむ方が後を絶たないのです。
サツキさんが、グループコンサルにお申し込みされるとき、私は彼女のブログ、SNSの発信内容をチェックしました。
その時に、本当の問題はもうわかっていましたが、やはり「本人が自力でどこまで気づけるか」を大事にしているので、私からは核心を伝えないでいました。
先日のグループコンサルで、サツキさんが「コーチングでなかなか稼げない」と吐露し、
「リスペクトする人の商品なら自信を持って販売できるのに」と話します。
ようやく私は「今がタイミング」と思って、お伝えしました。
私「そこに答えがありますよ。リスペクトしている人の商品なら扱える。サツキさんは自分のサービスをリスペクトできていないのだと思います」
サツキ「あぁっ!!!」
図星すぎて絶句してしまったサツキさん。
サツキ「その通りです……自分を否定していると思います。昔、バンバン結果を出していたとき、私、自分のこと大好きでしたもの」
私「昔、自己肯定感が高かったのに、なぜ低くなったのですか?」
サツキ「それは会社員の時で、凄く安心して商品を勧められたのです」
私「それが答えですよ。サツキさんが豊かさの流れを創れる条件は、会社のように守られている環境の中で、お勧めのものを提案する、という場である必要があるのです」
サツキ「そうです、そうです!」
私「私は、起業塾に通っている方たちのご相談に数多くのってきました。サツキさんのようなパターンは2通りに分かれます。自分に合う発信方法を知らないパターン、そしてそもそも、自分で発信するのが向いていないタイプ。サツキさんは後者だと思いますよ」
サツキ「うわぁ~~~!やっぱり……私、発信しないといけないと思うと、苦しくて……」
私「大金と膨大な時間をかけて学んだコーチングなので、それをやめる、と決められないのはわかりますよ。でも、向いていないことをやるほど、自己肯定感が下がり、セルフイメージが下がり、結局、お金の流れはよくならないと思います」
サツキ「今、私、物凄くラクになりました!もうSNSで発信しなくていいんだ~って♪」
~ここまで~
サツキさんのようなパターンは、本当に多いのです。
いわゆる「自分のコア(存在理由と私は言っています)」からズレていることをしていると、どんどん自己肯定感が下がっていく。
でも、お金を使ってきたし……
同期で結果を出している人もいるし……
もう少し発信を頑張ったら稼げるようになるのかも……
そうやって、ズルズル数年間、同じ場所でグルグルしてしまうパターンです。
同期が結果を出しているのは、その人が「自分を発信すること」が合っているタイプだからです。
でも、そうでないサツキさんのような方は、
安心できる環境で(お勤めに近い環境)、誰か応援したい人・商品のために頑張る方が合っているのです。
特に、サポーター気質の女性に多いです。
それに、学んだコーチングは、何もコーチとして稼ぐだけが使い道ではありません。
普段の大切な人間関係でも十分に活かせるはずです。
猫も杓子も「コーチングで稼ごう!」と目指さなくてよいのです。
サツキさんは、その夜、あまりにもラクになり、ぐっすり眠れるかと思いきや、嬉しくて嬉しくて眠れなかったそうです(笑)
どんだけ嫌だったんでしょう??
心の声は最初からわかっていたのです。
でも、それを見ないようにしていたのはサツキさん。
まるで、昔の私のようです。
でも、私自身「法律は私に向いていない」と真に受けいれた時から、人生が好転し始めました。
とても勇気がいることだと思います。
が、だからこそ、決断したとき、はじめて「その人らしい人生」が動き出すのです。
皆さんも、是非「自分の本当の声」を聴いてみてください。
もし、無理をしているな……と思えることがあったなら、それをまずは書きだしてみてください。
それを眺めるだけでも、色々な気づきがあると思います。
では、また次の記事でお会いしましょう!
佐藤由美子