父娘のTRPG談義、再び | ひろじの物理ブログ ミオくんとなんでも科学探究隊

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ひろじ「何やってるの、ノートに家の見取り図?」

さき「えへへ〜。TRPGで使う図面だよ。前に、友だちとTRPGごっこをしたらすごく楽しかったから」

ひろじ「そういえば、家で何回か遊んでるね」

さき「この間は、プレイヤーのキャラをみんなでそれぞれ、作ったんだよ。数字とかも選んで、すっごくおもしろかったの」

ひろじ「100円ショップで買ってあげたTRPG用のダイスは使ったの」

さき「うん、すごく使えた!」

 

 

さき「左のが普通のサイコロで、右のがTRPG用だね」

ひろじ「まさか、こんなものが100円ショップにあるとはね。たぶん、You Tubeの動画で広まったからかなあ」

さき「でも、クトゥルフのTRPGだとサン値とかあって複雑だから、はじめてTRPGやる友だちにはむつかしかったみたい。でも、サイコロ振っていい目が出ると盛り上がったよ」

 

 

ひろじ「これは、さきの好きな動画のキャラだね。クトゥルフTRPGのオリジナルシナリオのキャラ。さきがTRPGにはまるきっかけになったやつ」

さき「うん、ルルハリル。わたしの画風でアレンジしたの」

ひろじ「これはよくできたTRPGだったね」

さき「そうなの。すごいんだよ」

ひろじ「それで、自分でもやってみたくなったんだね」

さき「でもね、さっきいったみたいに、ちょっとルールがむつかしいかなって」

ひろじ「うん。初心者にTRPGのルールをそのままやってもらうのはたいへんだよ。ぼくが前にゲームマスターをやったときは、サイコロを一度も使わないTRPGをやったこともある。サイコロ振るのもそれはそれで面白いんだけど」

さき「だから、ごっこルールでやったんだよ」

ひろじ「でも、今はお手本になる動画とかいっぱいあるから、それ見てればだいたいのルールがわかっていいな」

さき「お父さんもなにかのTRPGをまねてやったの」

ひろじ「ぼくがやりたかったのはTRPGじゃなくて、プレイヤーが主役になれるライブストーリーだったんだ。だから、本当はサイコロはめったに使わないでやりたかった。プレイヤーが自分の頭脳で難題を切り抜けるライブストーリーだよ」

さき「じゃあ、難しいトリックとか見破るのも?」

ひろじ「うん。実際に解いてもらった。そういうやり方してる人、今でもいるでしょ?」

さき「そうだね、少しはサイコロ振るけど、自分たちのアタマで謎を解くっていうの、見たことがあるよ。でも、たいていは、サイコロを振って成功すると、謎がとけたことになったり」

 

ひろじ「ゲームとしてやるなら、サイコロで謎解きのヒントが出たほうがいいだろうね。だれもが自分の力で謎が解けるわけじゃないから。でも、キャラごとに能力値が異なっていて、ダイスの出目で成功失敗が決まるのがキャラごとっていうの、判定するのが面倒だよねえ」

さき「今は、コンピューターでやってるから、すぐわかるみたいだよ」

ひろじ「なるほど、そんなことできるんだ。うらやましいなあ。ぼくはダイスをなるべく振らないほうが面白くなると思っているけど、ダイスも使いよう、かな。ぼくも一度、ダイスを振るシステムを詳しく決めてやったことがあるけど、そのときはめんどくさくて大変だった。今のTRPG動画を見ていて、もう少しシンプルにダイスを使う方法があったと思うようになったよ」

 

 

さき「これ、プレイヤーのキャラ?」

ひろじ「ううん、NPC(ノン・プレイヤー・キャラクター)の魔道士。この時は3つのパーティーに同じ世界で、それぞれ違う世代に入ってライブストーリーをやるっていうシナリオだった。このキャラは、偉大なる魔道士ソムヌスの家系の3代目かな」

さき「わたしも、毎日見取り図描いてる。みんなで楽しめるよう、がんばるよ」

ひろじ「TRPG用のいろんな資料があるから、参考にしていいよ。迷宮の作り方とかもあるから」

さき「お父さん、いっぱい本持ってるもんね」

ひろじ「うん。じつは趣味で集めただけで、実際に自分がGMをやったライブストーリーでは、ほとんど全部自分のオリジナルで考えたから、あまり参考にはしなかったよ。どっちかというと、TRPGより簡単なゲームブックのシナリオを参考にしたかな。パーティーを組まずに一人で冒険するので、サイコロのシステムとかひどく簡単だったんだ。やっぱり、ダイスより、シナリオのレベルを上げるのを優先したかったしね」

さき「わたしも、シナリオいっしょうけんめい考えてるよ」

ひろじ「楽しそうでいいねえ」

さき「うん、むちゃくちゃ楽しい!」

ひろじ「ぼくも、昔のライブストーリー、テープに取ったのがあるから、デジタル音声に変換している。余裕ができたら、それでちょっと遊んでみるよ。さきみたいに、いろんなことに夢中になれるといいな」

さき「お父さんも、がんばってね」

 

 

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