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恐怖のイラストレーター日記/ハマダミノル

イラストレーターのハマダミノルです。
アート、音楽、映画、プラモデル、そして冷凍食品を愛しています。

河崎実監督 1983年製作「エスパレイザー」

 

河崎実監督の1983年製作の8ミリ自主制作映画。

8ミリの粗い粒子も含めてとても面白かった!

 

物語

「宇宙線発生装置の事故により大量に宇宙線を浴びたためにエスパ―以上のエスパ―「エスパレイザー」となった三人の若者、南郷・上郷・三宅。上郷はエアロゾルαという超兵器で人類滅亡を図るが、南郷はエスパレイザースーツの超能力でこれを阻止しようとする。地球滅亡をかけた壮絶な戦いがはじまった!」
(Amazonプライムビデオより引用)

 

お金も機材もない中で身の回りのものを使いこなして作り上げた絵作りがとてもカッコいい。

 

ビルを背景に主人公が仁王立ちするカットを連続で入れるシーンは痺れました。

河崎監督の発明カットですね。

8ミリ映画と言えども全編にわたって気合いが入っています。

 

特撮スタッフに原口智生さんや漫画家の桑田次郎さんの名前が。

手塚眞さんも俳優として出演していたみたいですが、どれなのかよく分かりませんでした(笑)

 

そしてナレーションが石坂浩二さん。

ウルトラQオマージュですね。

なんという贅沢な8ミリ映画なんでしょう。

 

Amazonプライム会員でしたら無料で視聴できますのでぜひご覧ください。

54分という尺の短さも良いです。

 

河崎実監督のnoteに今作の裏話が詳細に綴られていて面白いです。

 

 

 

 

「ちきゅう 地底のなぞを掘りだせ! (海を科学するマシンたち)」が2024年6月28日にくもん出版から発売になりました。

 

山本省三さん作、私 ハマダミノルが全ての絵を担当しました。

小学生向けのおもしろ科学絵本です。

 

JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)が保有している【地球深部探査船「ちきゅう」】が主人公です。

 

この「探査船ちきゅう」はものすごい圧力と高温の世界である地球の内部のようすを探るために作られました。

世界にほこれる地球深部探査船です。

 

海の研究開発で活躍している姿を詳細なイラストレーションで分かりやすく解説しています。

 

表紙・裏表紙のイラストレーションは横に繋がっています。

 

コロナ禍で真っ最中の2021年11月に作者、編集者、デザイナー、絵描きの私、4人でzoomを使用してのアイデア出しミーティングから始まり、年が明けての2022年3月に横須賀のJAMSTEC本部まで打ち合わせを兼ねてJAMSTEC内の展示物なども見学に行きました。

これが楽しかった〜( ◠‿◠ )

 

その時の様子をYoutube動画でまとめました。

 

絵本の制作に本格的に取り掛かるために資料として「探査船ちきゅう」のプラモデルを購入して、三日かけて組み立てました。

これがもう、絵本制作に大活躍しました!

 

立体物の資料があると構図が自由自在に描けます。

さすが天下のバンダイさんですね。プラモデルの作りがエラく細かい。

1点だけ絵本内で私の描いたイラストレーションを紹介します。

この構図もプラモデルが大活躍。

 

各パーツのディティールはJAMSTECさん、くもん出版さんが提供してくれた写真資料を参考にしています。

 

イラストラフの修正、描き直しを幾度となく繰り返して、2年7ヶ月の歳月をかけて遂に絵本が発売されました。

 

長かった〜、けど、とても力の入ったおもしろ科学絵本になりました。

 

児童向けの絵本ですが、大人も夢中になれるようなビックリする内容となっています。

 

お父さま、お母さまも一緒になって楽しんでいただけると絵描き冥利に尽きます。

 

 

 

 

1960年 アメリカ製作「燃える惑星 大宇宙基地」

 

火星に最初に降り立つために、ライバル国の2つの宇宙飛行士チームが競い合い、地球外生命体の怪物や宇宙旅行の危険に立ち向かいながら、火星を目指す。(Amazonプライムより転載)

 

アマプラで見つけたアメリカ製クラシックSF映画であるこの作品をサムネイルのグロい異星人に惹かれて何となく鑑賞したら、ロジャー・コーマン製作でフランシス・コッポラ監督だった。

日本未公開作品。

私の感想はクッソつまらんかった。

 

予告編はとても面白そうに感じる。

 

しかし特撮やセットはかなりしっかり作ってあった。

編集が下手なのか、私の理解力が足らないのか、ものすごく話が分かりづらかった。

 

実はこの映画は「大宇宙基地」というソ連製SF映画をロジャー・コーマンが安く買い取り、フランシス・コッポラが再編集し、都合の悪いところはバサバサとカットし、オリジナルには無かったグロいエイリアンを追加撮影し、強引にくっつけたという代物だったという。

 

この映画のクソ面白くなかった感想をFacebookにあげたらこの時代の映画に詳しい方が「この頃は西欧あたりの映画を安く束で買い取り、アメリカ向けに編集したり、追加撮影したりと濫造していた時代」とのこと。

 

そういう視点で鑑賞すると面白いかもしれません。

私は二度と見ませんが。

 

 

 

 

警視庁から以下のメールが来ました。

口座番号は改変しました。

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警察庁について 

私たちは警視庁です。 

あなたのお子様は窃盗容疑で逮捕され、被害者に280万円の賠償金を支払う必要があります。 

 

至急下記口座にお振込下さい。

 1: 金融機関:GMOあおぞらネット銀行 金融機関コード:0310 支店名:法人営業部 支店番号:101 口座番号:0000000 名義(カナ):ド)ティーダブリューエス

 

 2: 金融機関:PayPay銀行 金融機関コード:0033 支店名:やぎ座支店 支店番号:811 口座番号:0000000 名義(カナ):ソノママ(カ 

 

3: 金融機関:住信SBIネット銀行 金融機関コード:0038 支店名:法人第一支店 支店番号:106 口座番号:0000000 名義(カナ):ド)リガ-レ 

 

4: 金融機関:GMOあおぞらネット銀行 金融機関コード:0310 支店名:法人営業部 支店番号:101 口座番号:0000000 名義(カナ):ユ)クレセル 東京都千代田区霞ヶ関2-1-2 100-8974 「#9110」 03-3581-0141(代表)

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住所と電話番号は本当の警察庁のものだった。

 

 

しかしメール送信者は警視庁を名乗っている。

 

 

 

 

 

 

 

2022年製作 フィンランド「SISU シス 不死身の男」

 

予告編でもう熱い!

 

金塊を掘り当てた老人がナチスの戦車隊と遭遇し、金塊を奪われた上に殺されかけてしまう。

 

実はこの老人、長いこと消息不明で、かつてフィンランド最強の「一人殺人部隊」と呼ばれる伝説の男だった!

 

フィンランドのアクション映画は多分初めて見る。

アクション映画だけでなく、フィンランド映画自体初めてだと思う。

 

フィンランドの歴史や文化などは正直、全然知識がない。

でも理屈抜きにおもしろーい。

 

身の回りのたまたま落ちていたものを利用して知恵を使って生き延びる。

 

「ナメた相手が実はとんでもない殺人マシンだった」展開。

決して怒らせてはいけない男。

ナチスの一小隊が老人一人の手によって全員地獄行き!

 

コーラとポップコーンがバッチリ合う娯楽アクション映画です。

91分という尺の長さもちょうど良い。

 

Amazonプライム会員なら無料で鑑賞できます。

会員でない方も数百円で楽しめます。

オススメです。