続いていた、チアチア族のハングル文字習得。 | あくまでも私的な韓国

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2008年、韓国生活とブログが、ほぼ同時にスタートしました。2021年の肺癌手術を経て、終活を念頭に置きつつ、日々を生きたいと思っております。

久々に見かけた

インドネシア少数民族チアチア族の記事。

「ハングルを習いに来たチアチア族の先生4人」

http://japanese.joins.com/article/006/154006.html?servcode=400§code=410 

(6月20付け中央日報日本語版)


人口約2万人の少数民族で

自身の固有文字を持たないことから

試行錯誤の末、2009年にハングル文字を

公式文字に採用すると決まり話題になった。

「インドネシアにハングルを使う島が誕生」


http://japanese.joins.com/article/903/118903.html?servcode=A00§code=A00 

(2009年8月7日付け中央日報日本語版)

ここで注意するべき点は

チアチア族の皆さんが

自分達の言語をハングル文字で書くだけで

韓国語を学ぶという意味ではない点だ。


過去に遡って改めて見ると

ちょっと勘違いな関連記事も目に留まった。

「『ハングルを発音記号に』ハングルのグローバル化を研究する・・・」

http://japanese.joins.com/article/417/121417.html?servcode=400§code=400 

(2009年10月9日付け中央日報日本語版)

この記事には日本語や中国語を始めとする外国語も

ハングル文字で表記できるとあるが

それは理論的にも心理的にも無理な話だ。


さらに、興味深いことに

チアチア族がハングル文字を採用したのには

韓国からの経済支援が目的だったことも判明し

実際にソウル市が多くの支援を約束していたらしいが

大盤振る舞いの前ソウル市長が

任期半ばで交代したこととも相まったのだろう

ハングル文字推進運動が中断する恐れもあったようだ。

「インドネシアの部族のハングル導入が難航」

http://japanese.joins.com/article/474/144474.html?servcode=400§code=400 

(2011年10月10日中央日報日本語版)


今回のチアチア族の先生たちの訪問は

ソウル市の招待だが

授業はインドネシア語で行われていると聞く。

昨日(6月20日付け)の記事によると

「チアチア族教師は発音が不正確だという評価を受け

一日集中訓練を受けることになった」

とあるのだが

どの国の言語でも表記しやすいというのが

ハングルの売りだったと記憶するのに

それほど厳しい訓練が必要なの?

とチアチア族の先生達を少し気の毒に思った。



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