久々に見かけた
インドネシア少数民族チアチア族の記事。
「ハングルを習いに来たチアチア族の先生4人」
http://japanese.joins.com/article/006/154006.html?servcode=400§code=410
(6月20付け中央日報日本語版)
人口約2万人の少数民族で
自身の固有文字を持たないことから
試行錯誤の末、2009年にハングル文字を
公式文字に採用すると決まり話題になった。
「インドネシアにハングルを使う島が誕生」
http://japanese.joins.com/article/903/118903.html?servcode=A00§code=A00
(2009年8月7日付け中央日報日本語版)
ここで注意するべき点は
チアチア族の皆さんが
自分達の言語をハングル文字で書くだけで
韓国語を学ぶという意味ではない点だ。
過去に遡って改めて見ると
ちょっと勘違いな関連記事も目に留まった。
「『ハングルを発音記号に』ハングルのグローバル化を研究する・・・」
http://japanese.joins.com/article/417/121417.html?servcode=400§code=400
(2009年10月9日付け中央日報日本語版)
この記事には日本語や中国語を始めとする外国語も
ハングル文字で表記できるとあるが
それは理論的にも心理的にも無理な話だ。
さらに、興味深いことに
チアチア族がハングル文字を採用したのには
韓国からの経済支援が目的だったことも判明し
実際にソウル市が多くの支援を約束していたらしいが
大盤振る舞いの前ソウル市長が
任期半ばで交代したこととも相まったのだろう
ハングル文字推進運動が中断する恐れもあったようだ。
「インドネシアの部族のハングル導入が難航」
http://japanese.joins.com/article/474/144474.html?servcode=400§code=400
(2011年10月10日中央日報日本語版)
今回のチアチア族の先生たちの訪問は
ソウル市の招待だが
授業はインドネシア語で行われていると聞く。
昨日(6月20日付け)の記事によると
「チアチア族教師は発音が不正確だという評価を受け
一日集中訓練を受けることになった」
とあるのだが
どの国の言語でも表記しやすいというのが
ハングルの売りだったと記憶するのに
それほど厳しい訓練が必要なの?
とチアチア族の先生達を少し気の毒に思った。
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