以前から気になっていた디스크(ディスク)という言葉
日本語教室の生徒達から
よく「腰にディスクがあって」と聞くことが多く
「腰に金属片を入れる手術でもしたのだろうか」
と勝手に判断していた。
ところが、1週間前に久々に会ったソニョンさんから
「首にディスクがあって韓薬治療中なんです」と言われ
えっ、首に金属片を入れる手術?と驚き
改めて
디스크(ディスク )について聞いてみたところ
「韓国人も本当のところよく分からず使っているんですよ」
と前置きしながら
彼女なりに理解している 디스크(ディスク ) とは
「体の部位に限らず酷い痛み」という結論になった。
そして、今週の水曜日
韓国人主婦の皆さんに聞いたところ
物知りで知られるヨンソンさんからは
「 디스크(ディスク ) とは 脊椎です」
と明快な答えが返ってきた。
ソニョンさんとヨンソンさんの答えが違うので
更に昨日の授業でも生徒に聞いてみたところ
高校生のジョルチン君が電子辞書で調べてくれて
「ヘルニアのことです。英語でも同じdiskです」
と教えてくれた。
そうか、英語で意味が同じなら
これがファイナルアンサーだろうと
今朝ネットで調べてみると
英語のdiskにそんな意味は見当たらない。
また、振り出しに戻り
こうなったらアメブロで情報提供を依頼するか
と思っていたところ
あったんです。明瞭な答えがここに。
「辞書にない韓国語」 SPACE ALK
http://www.alc.co.jp/korea/study/jisho/186.html
以下、上記サイトからの引用
「『ヘルニア』のことで、普通の会話で使う。
『椎間板ヘルニア』を指す英語のdisc herniaを省略して
discの部分だけ一般化した模様。」
これこそ、まさに私が欲しかった答え。
最初からここを見れば済んだものを。
しかし、遠回りしたことで
明らかになったこともあった。
まとめると
①韓国にも語源を知らずに使われている外来語が多い
②韓国で作られた言葉を世界標準だと考える人もいる
③電子辞書が、いつも正しいとは限らない
たかが 디스크(ディスク ) 一つで
いろいろと勉強させてもらった。
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