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"ナレッツェリア"

ビジネスの智恵工房

秋の学期もはじまり

今朝は、後期の授業だ。

今回は、企業(小売:イオン、商社:丸紅、製造業:日立)の実際の
中期経営計画を比較検証して体得すべきテーマを
明らかにする。

各人が自分でモチベーションをもって学ぶには実際に使える
ナレッジが一番だからだ!

これだけ苦しい時期でも三社に共通していることがある
(業種、業態がちがうのに・・・)

1:三社とも「成長戦略」をあげている
2:三社とも海外(新興国)への進出強化をあげている
3:新規事業への進出をあげている

成長は必達なのだろうか?
内容がまずありきではないか?メーカーさんは「社会システム領域」での
イノベーションをあげているが市民として”ハッとする”や”ワクワクする”
楽しさ、喜び、美しさを磨き上げる気概が見えない。

いつまで安く、楽に(作る)、早く(より速い)、より小さいを追求するのか??

機能性の先にはワクワクした体験はない!

マーケティングVE(ヴァリューエンジニアリング)と言える取り組みが
必要だ。

さらに、新興国への進出は正解なのか?
アトダシジャンケンで勝つ市場もあるのではないか?

各社の中計を見て、いろいろ考えさせられている。
(たぶん有名なコンサルファームが入ってつくったのでしょうが・・・)


"ナタリー・ポートマン"の名前に惹かれたり、
アカデミー賞の最優秀主演女優賞

輝いた話題作というふれこみよりも・・

内容が魅せる

何が惹きつけるかといえば・・

「まじめな生き方」と「自分を解き放つ」という
対局のテーマをひとりのバレリーナの葛藤を通じて
みせる

だれの心にもある、普遍の苦しみだろう

職場をみわたすと必ずこの手の双璧がいるはず
「緻密に、完璧に、ミスター(ミス)XXXと賞賛されるヒト」
そしてもうひとり
「奔放でアドリブだらけ、予測不能だが“やり手”の・・あのひと」

これをひとりの人格にもとめるとどうなるか・・・


ニューヨークのバレエ団に所属するニナ(ナタリー・ポートマン)は、
朝から晩までバレエ漬けの人生。

そんな彼女に新作「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが訪れる。
だが時代の流れにのってスポンサーを感動させるのは
純真な白鳥の女王だけでなく、邪悪で官能的な黒鳥も演じる難役だった。

優等生タイプのニナにとってハードルの高すぎる挑戦。

そこに黒鳥役が似合う奔放な新人ダンサー、リリーの出現


精神的に追いつめられたニナ。
やがて役作りに没頭するあまり極度の混乱に陥ったニナは、現実と悪夢の狭間をさまよう

生き方として、ゆるめ方が問われてる

こんなの簡単だよ・・・というヒト
周りが見えてないかも?!
昨夜は、おもてなしの店に行きました。
そのお店の名は"鮨 やまあい”
店内にはジャズが流れていて、一見和風の版画がならぶ
自宅でくつろいでいるような感じの店です。
$"ナレッツェリア"-1やまあい

$"ナレッツェリア"-2やまあい

ワインを頼むと、スモークドチーズが美味しく火を通して出てきます。
鮨屋でチーズか目

でも美味しいんです。
おはようございます

$"ナレッツェリア"-1
今朝は晴れて、気持ちがいい!音譜
$"ナレッツェリア"-2

アス(明日)もごキゲンです。
ご存知レディGAGA

彼女の騒がしさは、おいといて。。。
歌詞はいたってマジメだ。
うったえてくるものは哲学的だね!

【ありのままに自分らしく】

そしてアデルだ!

このヒト英国の若手歌手。
別に、セクシーでもなければ華のあるダンスも無い。

そっけない歌だ。

【時に続くものもあるが、愛せるものもある。でも、時には痛みばかりが続くものもある】

これまたマジメに別れを歌っている。

なんだろう。
CDが売れないと言われているが。。

まじめな歌がうけるのか??

皆さんはどう思いますか?
今晩は、神楽坂の虎白でお祝いかねて
お食事しました。
$"ナレッツェリア"
ミシュラン三ツ星の神楽坂「石かわ」の姉妹店とか。。
能書きは関係なく

かつおや昆布の出汁が美味しい。
それでいて、鮎を焼いて、トリュフ等のソースで食べさせる
和食をつきやぶりたいという意欲を感じる。

僕は。。好きだな

$"ナレッツェリア"
帰りは、店長の小泉氏や仲居さんが玄関の外で僕らをお見送り音譜
こういった「おもてなしのこころ」が。。。

ね!
海外生産にたずさわる方々は
いつも悩んでいます

同じ売上をあげるのに
材料を船で運んで30日かけて海外で生産して合計60日後に売上るののと。。。
日本で5日でつくって、エアーで運んで1日で売り上げるのと。。。

どっちが儲かるのか?


スループット=売上-材料費
利益速度=(スループット/時間)-(固定経費/時間)

実際に、
スループット(変動費利益≒粗利)が100万円のとき
1:エアーで飛ばすと合計6日で売上が発生
2:エアー代金が:100,000円


3:船で運んで合計60日めに売上が発生
4:船賃が10,000円です(エアーの1/10)

そうです
運賃は1/10 で売上までのリードタイム10倍です

エアーで飛ばしたときの利益速度は
150,000

船で運んで60日で売上たときの輸出ビジネスの利益速度は
16,500

どうかな??

在庫金額を想定したら

どうなるかな?

もっと時速が速いビジネスに有利な計算になるよ!


*今年の自動車メーカーさまは
部品調達に苦しんでいるので納車までの時間
がかかっています
通常の2~3倍のリードタイムでしょ?

プリウスαにいたっては。。。?12ヶ月程度?

このことは業績に影響しますね!?


いま新聞社は瀕死の状態だ。新聞を読まないヒトが増えているから。。。

ところで、ひとごとではなく、「あなた」は、新聞を読みますか?

“NO”と応えた“あなた”には ぜひ今からでも日経新聞を読みながら
朝の思考習慣をつけることをお勧めします。

「読書」は時間がないのであとまわしというヒトも、
「新聞は時間がない」ので読みませんという答えは、理由にならないでしょう。


クラッカー読んでいるだけで、見えていない
日経新聞や東洋経済などの経済誌をじっくりよんでいるつもりでも、
実際には記憶に残らないし、意外と覚えていないものです。
まして読んだ内容をインプットにして行動にうつしてなどいないもの。


ためしに、今朝の朝刊の「企業欄」にどの企業の、
何が記事にとりあげられていたかを、おもいだせるだけメモ帳に書きだしてみてください。

『えっ。何が書いてあったっけ?』、
『えぇ・・・・っと!?』。。。なんてつぶやきながら
ボールペンが紙の上で止まっているのではないでしょうか?

実際に書いてあった記事には。。。
富士重、群馬で生産増強 車種変更も柔軟に

あれ、「いつから(When)?」生産増強って書いてあったかな?

ええ、もちろんありました「2011年度中に生産能力を現在より4%増やし年42万台とする。。」

では、「いくら投資して(How Much)?」

えっと、、????。。。

そもそも1円の円高で営業利益に
50億円のマイナス影響があると発表している会社が。。。

「なぜ(Why)?国内生産を増強するのか??」その理由をしりたいですね!?

残念!この「なぜ(Why)?」に応えた部分は載っていませんでした。
更に言えば、この「なぜ(Why)?」に応えた記事はほとんどありません。

へぇ~と思われるかもしれませんね。

でもね。。。、事実です。

一度、日経新聞を開いてみて線を引きながら読んでみてください。当然ですが、
①誰が(Who)
②誰と(whom)
③何を(What)
④どうした(How)
⑤いつから(When)
⑥いくらで(how much)
⑦どこで(where)orなぜ(why)
を意識して赤線を引いてみてください。赤線といっても競馬の予想とはちがいますよ。

少なくとも2つのポイントは、めったにみつかることがありません。

まず「なぜ(Why)」にあたる記述部分がみつからないのです。
前述の記事で言えば、
『なぜ「富士重工」が国内生産の増強をはじめる」のか?』

これに対する解説は戦略の裏話を公開してしまうので
普通は新聞社へのプレスリリースや取材に応える内容ではありません。

ここまで読んでみていかがですか。。、
みなさんが、いま新聞を読む際のスタンスと比較して大差ないでしょうか?

私が推薦している読み方は、ある種のフレームワーク読みなのです。
フレームワーク読みをすることで記事に抜けている内容が一瞬でわかるのです

しかも。そこに戦略ストーリーがある記事は
アタマに刺激的なものだ。

しかも、その戦略の裏側で何がおきたかは、新聞にはのらないんだ。。。目

実は、時系列で新聞記事やニュースリリースを探るとストーリーが見えてくる。

実際、8月12日のブルームバーグ記事に
【高いブランド力で米国や中国で順調に四輪車販売を伸ばしてきた富士重工業が「忍耐を試される」状況にある。
中国での現地生産開始が遅れていることで、今後5年で世界販売4割増を狙う中期経営計画の屋台骨を揺るがしかねない事態となっている。ー後略】

同じ記事に【現地生産の開始時期が分からないため、生産規模や投入車種についても決めかねているのが現状だという。国の認可が下りた後も、技術や投資など詳細に合意点を探る必要がある】とも記載されている。

富士重の10年の中国販売は5万7000台。
「フォレスター」は3万6000台、「レガシィ」と「アウトバック」は合わせて2万台、
「インプレッサ」が200台で、購買層は主に都市部の富裕層だ。

この記事をみて「やっぱり中国か!」
くらいに感じる方もいるだろう。

実際に、会社の上司から『中国進出について調べておいて』
といった程度の指示が飛ぶケースがほとんどだろう。

しかし、もう少し注意深くフレームワークをもって、
この記事に書かれた事実をチェックする必要がある。

『富士重は中期経営計画で、2015年度の世界販売90万台を目指しており、
うち中国販売は現在の3倍となる18万台へ伸ばす計画だ。』

『中国生産を始めることで海外生産比率も10年度の25%程度から約40%へ拡大し
、円高の影響も軽減できる。』

『計画の成否は中国にかかっている』

これくらい中国でビジネスを成功させる為のスタンスがハッキリしていれば、
いつ新聞記事に遭遇しても答えをだすのに有効な記事か否かは瞬時に判定できる。

つまり『この瞬間に白黒つけるべき問題は何ですか?』というイッシューが具体的になっている。

しかし、ここでも、中国にいくら投資して、いくら儲けるのか
は伏せられている。(How much)

つまり一見して戦略の裏側がみえているようでも、
この記事では、ふせるべきところは伏せているのです。

通常は3W1Hを整理したら、「なぜ、富士重は中国で販売に力点をおくのか」という
戦略の裏側をロジカル・シンキングで、みぬかなければ
自社の問題解決に寄与できないものです。

単純に、3W1Hでとどめていたら「ナンチャッテ」ロジカル・シンキングになってしまう。

中国進出を云々の前に、「なぜ?」という問いかけから見抜く戦略ストーリーが重要なのだ。


ヒトは瞬時に思考するが、何に基づいて何をうみだすのが、“思考する”ことなのか?
私は、過去のアイデア発想を毎朝の新しい情報で一部を破壊し、一部を新しい情報から生みだされたアイデアと入れ替えていくことが「思考した」と定義しています。

つまり、かつてゲットした新聞記事やアイデアや食感、匂いなどの知覚や感覚が
破壊されて部分否定されるか、全否定され、入れ替え作業や再構築作業が、
頭の中で行われている。

これを「思考した」と呼んでいるのです。

知識と知恵をレバレッジする方法論を
ご存知ですか??ニコニコ

あっ二つ目のポイントと その方法論は・・・また、いつか。。。
長くなりましたが。。お付き合いいただきましてありがとうございます。