工業製品として安く、早く、正しく作る価値からの脱却ー今朝は大学院の授業 | "ナレッツェリア"

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ビジネスの智恵工房

秋の学期もはじまり

今朝は、後期の授業だ。

今回は、企業(小売:イオン、商社:丸紅、製造業:日立)の実際の
中期経営計画を比較検証して体得すべきテーマを
明らかにする。

各人が自分でモチベーションをもって学ぶには実際に使える
ナレッジが一番だからだ!

これだけ苦しい時期でも三社に共通していることがある
(業種、業態がちがうのに・・・)

1:三社とも「成長戦略」をあげている
2:三社とも海外(新興国)への進出強化をあげている
3:新規事業への進出をあげている

成長は必達なのだろうか?
内容がまずありきではないか?メーカーさんは「社会システム領域」での
イノベーションをあげているが市民として”ハッとする”や”ワクワクする”
楽しさ、喜び、美しさを磨き上げる気概が見えない。

いつまで安く、楽に(作る)、早く(より速い)、より小さいを追求するのか??

機能性の先にはワクワクした体験はない!

マーケティングVE(ヴァリューエンジニアリング)と言える取り組みが
必要だ。

さらに、新興国への進出は正解なのか?
アトダシジャンケンで勝つ市場もあるのではないか?

各社の中計を見て、いろいろ考えさせられている。
(たぶん有名なコンサルファームが入ってつくったのでしょうが・・・)