中東、地中海に面した国で、古代フェニキアの故地としても知られます。
シリア地方の一部として歴史を重ねてきましたが、第一次大戦後のオスマン朝の滅亡時、キリスト教徒の多いこの地域がシリアと切り離されフランス委任統治領となり、1943年には正式独立しました。
中東の経済的中心として発展しましたが、現在は中東戦争の混乱に巻き込まれ、各宗派の絶妙なバランスで成り立った政治体制も崩れ、財政的にもデフォルトするなど不安定なようです。
商業交易の栄える地で、宗教的迫害もあって海外移住する人の多い地域で、商業的に成功した移民による海外送金が財政を支えている面もあるようです。
通貨ポンド(リラ)は、仏領になった際にシリアポンドとして導入され(1ポンド=20仏フラン)共用されましたが、1924年にレバノン独自のコインが発行を開始、1939年には完全に独自通貨となり次第に互換性もなくなっていったようです。戦乱により価値は下がり続け、デフォルトした現在、政治的混乱も続き信用はほとんどなくなっているようです。
レバノン山脈はかつて森林に覆われ雪の積もる高山で、白くなる意味が国名の語源になっています。
国旗やコインに描かれるレバノン杉はかつてこの一体に多く生い茂る国の象徴で、古代文明からの貴重な資源でしたが、乱伐がたたり僅かに残るのみとなり保存活動が行われています。
コインはフランス語とアラビア語の2ヵ国表示で、年号は中東では稀な西暦のみの表記です。
※1/2ピアストル白銅貨 1936年 シリアコイン(1921年)と同デザイン。
※1ピアストル白銅貨 1936年 ライオン
※1ピアストル黄銅貨 ND(1941年) 戦時貨幣 2重打ちと約30度ズレ打ちエラー
※2ピアストル アルミ青銅貨 1924年 シリアピアストル銘のある最初の発行貨
※2・1/2ピアストル アルミ青銅貨 1955年
※5ピアストル アルミ青銅貨 1936年 ガレー船
※10ピアストル白銅貨 1961年 古代帆船
※25ピアストル銀貨 1929年 Ag.680 5.0g
※50ピアストル銀貨 1936年 Ag.680 10.0g
※1リラ ニッケル貨 1968年 FAO貨





































































