コイン好みAtoZ -29ページ目

コイン好みAtoZ

マイナーコイン好きなコレクターです。
いろんなコインを紹介します。
アルファベット順に目指せZまで。

バルト3国の一番南のバルト系言語を話す民族の小国。中世には周辺のスラヴ人地域(ルーシ)まで広がる大国で、その後ポーランドと同君の連合国家となりますが、周辺大国の干渉により分割され滅亡し、1795年ロシアの支配下となっています。第一次大戦後独立しますが、第二次大戦時に再びソ連に併合され、1990年に再独立を達成しています。通貨リタスは、1922年1リタス=10米セントで導入され安定した通貨でしたが、ドイツ、ソ連に占領され一度廃止。1993年にルーブルに代わって一時発行されたタロンタから再導入されています。

なおラトビアと同じバルト語派言語のリトアニア語は難解で語尾変化が多く、かつて双数形があったり(戦前まで)したため単位名称が複雑で頭に入りません。

ほぼ全てのコインに、中世からの伝統的国章に基ずく馬上の騎士像が描かれています。ベラルーシの国章にもほぼ同じ紋章が使われていた時期がありますが、多民族国家であったリトアニア大公国栄光の歴史と伝統が伺われます。

※5ツェンタイアルミ青銅貨 1925年

※10ツェントゥ アルミ青銅貨 1925年                 ※20ツェントゥ アルミ青銅貨 1925年

※1リタス銀貨 1925年                                     ※2リトゥ銀貨 1925年

※5リタイ銀貨 1925年 Ag、500 13.5g

※5リトゥ銀貨 1936年  ヨナス・バサナヴィチウス(独立運動の指導者) Ag.750 9g

※10トゥ銀貨 1936年 ヴィータウタス大公 Ag.750 18g

※10トゥ銀貨 1938年 独立20周年 ゲディミナスの柱/アンターナス・スメトナ初代大統領

ゲディミナスの柱は、リトアニアのキリスト教受容以前からの紋章

☆ソ連より独立後

※2ツェンタイ アルミニウム貨 1991年

※20ツェンタイ青銅貨 1991年

※5リタイ白銅貨 1991年

 

 

スイスとオーストリアの間にあるドイツ領邦国家の生き残りとも言える君主国。リヒテンシュタイン侯爵家はハプスブルグ家の重鎮として仕え、1719年に正式に当地の領主としなり、その後神聖ローマ帝国の崩壊で独立国としてドイツ連邦の一員になっています。地理的な位置関係もあってドイツ統一の動きには加わらず、1867年には永世中立国となり軍隊も廃止しています。

侯爵家はかつて帝国の臣下として旧オーストリア領内に広大な領地を蓄え、現在も多くの財産を所有する資産家で、公国からは全く経済的支援を受けていないとの事です。

通貨は、第一次世界大戦までオーストリア通貨(クローネ)が使われましたが、1923年スイスと通貨同盟を結び、スイスフランが通貨となりました。戦前までに数種類ですが独自の通常コインも発行しています。

※1クローネ銀貨 1904年 Ag.835 5g

※2クローネ銀貨 1912年 Ag.835 10g

※5クローネ銀貨 1904年 Ag.900 24g

北アフリカ、エジプトの西に位置する国。トリポリタニアキレナイカフェザーンの3地域からなる地域で、20世紀初頭にオスマン領からイタリア植民地となり、1951年キレナイカの主導で連邦制の王国として独立しました。1969年カダフィーによるクーデターで王制は廃止、2011年にカダフィー政権が倒れてからは内戦が続き、分裂状態のようです。

石油資源に恵まれていますが地域間、部族間の対立は根強く、イスラム系勢力や各周辺国の思惑もあって統一化は進展しておらず、東地区を押さえた政府では独自コインも作っている状態です。

通貨は1951年リビアポンド(=100ピアストル)を導入、1971年ディナール(=1000ディルハム)と名を変えて流通し、コインも1952年から発行しています。

尚、トリポリタニアでは半独立状態のカラマンリー朝が、滅亡する1835年までコインを発行。

リビアの名前は、イタリア植民地時代にローマ時代に呼ばれた名前を復活して付けた名前です。

※1ミリエーム青銅貨 1952年 イドリース1世

※2ミリエーム青銅貨 1952年            ※5ミリエーム青銅貨 1952年  

※2ピアストル白銅貨 1952年

※5ミリエーム ニッケル黄銅貨 1965年

※20ミリエーム白銅貨 1965年                         ※50ミリエーム白銅貨1965年

※100ミリエーム白銅貨1965年

共和国(アラブ共和国連邦時代)

エジプト、シリアとの連邦国家で国旗、国章を共通としましたが、実質統合にはならず解体。

※50ディルハム白銅貨 1975年 クライシュ族の鷹

※100ディルハム白銅貨 1975年

 

 

西アフリカ、アメリカの黒人解放奴隷により1847年建国された国。1816年にこの地を移住区として買い取って定住させたのが始まりで、独立後1980年まではその子孫が原住民と国を支配する体制で発展してきました。その後原住民によるクーデターや内戦によりアメリカとの関係も悪化し、経済的に厳しい状況にあるとの事です。通貨リベリアドルは1847年以来、一時の中断時期(英領西アフリカポンド使用)を除き米ドルと併用され、コインも発行されましたが、現在は情勢の悪化でリべリアドルの価値は低下しています。

コインはアメリカ硬貨とは仕様が違い銀貨も重量が軽量に造られています。他の米ドル併用地域(パナマ、ドミニカ等)のように同時に使われたかは不明です。

※1/2セント黄銅貨 1937年

※1セント青銅貨 1972年

※5セント白銅貨 1974年

※10セント銀貨 1960年  裏                                  ※25セント銀貨 1961年 裏

※50セント白銅貨 1973年

※1ドル銀貨 1962年 Ag.900 34㎜ 20.74g

※5ドル銀貨 1973年 非流通貨 Ag.900 42㎜ 34.1g

 

南アフリカ共和国に囲まれた山岳地帯、内陸の王国。

バントゥー系レソト族が住む国で、欧州入植者による南アフリカ連邦の成立の過程で領土を減らしながらイギリスの保護を受けてなんとか独立性を保ち、1966年英保護領バストランドから名を変えて独立しました。

政治、経済的には南アフリカとの影響が極めて強く、多くの出稼ぎ者を出している国です。

通貨ロティは山という言葉が起源で南アフリカランドと共用され、1980年(コインの年号は1979年から)導入されています。

独立時に記念コインを発行しましたが、非流通用のコインで、収集家向けの物です。

※50リセント銀貨 1966年 35㎜ 28.1g 非流通コイン 初代国王モショエショエ1世の肖像 

※1セントニッケル黄銅貨 1979年          ※2リセントニッケル黄銅貨 1979年 

※5リセントニッケル黄銅貨 1979年         ※10リセント白銅貨 1979年

※25リセント白銅貨 1979年            ※50リセント白銅貨 1979年

※1ロティ白銅貨 1979年 王モショエショエ2世