コイン好みAtoZ -25ページ目

コイン好みAtoZ

マイナーコイン好きなコレクターです。
いろんなコインを紹介します。
アルファベット順に目指せZまで。

アフリカ南東部、1975年ポルトガルから独立した国。バスコダガマのインド航路発見以降、ポルトガルの植民地化されポルトガル領東アフリカとして支配されました。主にブラジル向け奴隷供給地であったようで、内陸部の開発は19世紀末のイギリス資本による所が大きく、旧英領に囲まれて1995年には正式に英連邦加盟国にもなっています。通貨は独立後メティカルというディナール由来の名前の通貨が流通していますが、以前はポルトガル本国と等価のエスクードが使われていました。

1935年からこの地域向けのコインシリーズが発行されはじめ、以前にも少額の銅貨等のコインは造られています。ポルトガル領時代のコインは、紋章の変化だけで他の植民地と同じデザインの為、面白みがあまりありません。残念ながら独立後のコインの所持はありません。

※10センタボ青銅貨1960年

※20センタボ青銅貨1961年            ※1エスクード青銅貨1963年

※2・1/2エスクード白銅貨1965年

※5エスクード銀貨1949年 .650 7.0g

※10エスクード銀貨1952年 .720 5.0g

※20エスクード銀貨1966年 .680 10.0g

※20エスクードニッケル貨1971年

 

 

地中海の西端に位置する北アフリカの王国。ジブラルタル海峡を挟んでヨーロッパと対峙する地であり、互いに攻略を繰り返してきた地域です。1660年成立の現アラウィ朝は19世紀以降は欧州各国の植民地化の動きの中で大部分がフランス領になり(一部スペイン領)、1956年独立まで保護国化されていました。なお紛争中の旧スペイン領西サハラの大部分を実効支配していますが、海岸部のセウタとメリリャの2都市は、スペインの飛地として残されています。

モロッコは旧都マラケシュから採られた欧州での名前で、アラビア語では西方を意味するマグリブの王国と呼んでいるようです。

通貨は1921年からモロッコフラン(仏フランと等価)が採用され、1960年旧100フランと等価でディルハムが導入されました。それ以前は500マズナス= 200ファルス=10ディルハム= 1リアル、1リアル=10フラン(第一次大戦前は5フラン)のレートで交換されたとの事です。近代コインの発行は1882年からですが、それ以前からソロモンの星西洋数字を使ったイスラム年号がイスラム文字と違和感を感じるコインを製造してきた国です。デザイン変化は少ないですが、好きな国で大型銀貨中心に多めに掲載します。

※5マズナス青銅貨 1330年Pa(パリ)

※10マズナス青銅貨 1320年Bi(英バーミンガム)

※1/2ディルハム銀貨 1311年 .835 1.4558g

※2・1/2ディルハム銀貨 1321年 ベルリン .835 6.25g

※5ディルハム銀貨 1320年 ベルリン .835 12.5g

※10ディルハム銀貨 1299年 .900 29.116g

※10ディルハム銀貨 1320年 .900 25.0g

※10ディルハム銀貨 1329年 .900 25.0g

※10ディルハム銀貨 1336年Paパリ .900 25.0g

※1フランニッケル貨 ND(1924年) マーク有

※10フランアルミ青銅貨 1371年

※20フラン銀貨 1352年 .680 20.0g

※50フランアルミ青銅貨 1371年

※200フラン銀貨 1372-1953年 .720 8.0g

※500フラン銀貨 1376-1956年 .900 22.5g

 

※1ディルハム銀貨 1380-1960年 .600 6.0g

※5ディルハム銀貨 1384-1965年 .720 11.75g

 

ユーゴスラビア構成国の一つで、2006年にセルビアとの連合も離れ再独立したバルカン半島南西の小国。オスマントルコの朝貢関係である中で、セルビア正教のこの地の主教が主教領を成立させたのに始まり、1852年世俗化し公国、1905年に王国と発展させた(正式には1910年)。その後第一次大戦末セルビアに併合され、国外に逃れた王は廃位されてユーゴスラビア王国の一部とになっています。

モンテネグロは黒い山を意味し、国土は山がちで人口密度も低い国です。

通貨パーパーは1906年から第一次大戦までの短い期間にラテン通貨同盟に準じてコインを発行しています。独語wikiによると通貨名称は中世セルビアのコインからとられているようです。現在はユーロが使われていますが、コインの発行はしていないようです。

紋章は双頭の鷲で中にベネチアのライオンも描かれたデザインで、新たに独立後にも採用されています。元々はビザンチン帝国の領土であり、ロシアの影響やベネチアの影響下にあった過去を表しているようです。

 

※2パラ青銅貨1906年(公国)

※20パラ ニッケル貨1908年(公国)

※1パーパー銀貨1912年(王国)

チンギスハンの生まれた地、中国とロシアに挟まれた内陸国。

辛亥革命までは清朝の支配下にあり、ロシアの南下とともに独立の機運を迎え1911年に独立宣言し、1915年中、露により承認され独立国になりました。当初は化身ラマ(チベットのダライ・ラマに相当)のボグドハーンを君主として成立しましたが、死後の1924年人民共和国(1992年モンゴル国)となっています。

現在中国領の内モンゴル自治区の地域もモンゴル族の居住地域でしたが、ロシアの南下の防衛策もあって華人の進出が進み、統一されることはできませんでした。

独立以来ソ連影響下の衛星国として推移し、伝統的モンゴル文字もキリル文字化されてしまっています。通貨トゥグリク(トゥグルグ)はモンゴル語で円(円形の物)を指し、1925年ソ連ルーブルと等価で導入され、ソ連崩壊まで連動していました。

最初からソ連と同規格のコインでしたが、戦後のコインはキリル文字化され東欧のコインのようです。

※2モンゴ青銅貨 AH15(1925)年

※5モンゴ青銅貨 AH15(1925)年

※50モンゴ銀貨 AH15(1925)年

※1トゥグリク銀貨 AH15(1925)年

※1モンゴアルミニウム貨1970年           ※2モンゴアルミニウム貨1981年

※5モンゴアルミニウム貨1981年

※10モンゴ白銅貨1981年              ※15モンゴ白銅貨1981年 

※20モンゴ白銅貨1981年              ※50モンゴ白銅貨1980年

※1トゥグリク アルミ青銅貨 1971年 革命50周年

フランス南東部イタリア国境に近い2㎢程しかないミニ国家。

中世以降大国であるスペインフランスイタリア(サルジニア)と保護される国が変わりながらも、独立状態を保ち、数時の戦争による占領にも耐え主権国家を維持し、現在はフランスの後見を受けながらも1993年には国連加盟国にもなっています。

なおモナコ君主の称号であるPrince(公)の地位は、DukeGrand Dukeより低い領主の格で、ルクセンブルクはGrand Duke(大公)にあたります。(爵位の名前と地位は国により異なり、日本の爵位に合わせた訳し方は難しいようです)

租税回避地で金融業、カジノ観光産業等で経済的に恵まれた国で、国家が維持されています。

通貨はユーロ導入以前はフランスの通貨が流通していた地域で、独自のモナコフランでコインも製造されていました。ほぼフランス硬貨と同規格で造られていますが、戦後の一部に独自規格のコインが存在し、フランス本国では採用されなかった規格を用いています。

※1フラン アルミ青銅貨 ND(1945年)      ※2フラン アルミ青銅貨 ND(1945年)

※5フラン アルミニウム貨 1945年

※20フラン 白銅貨 1947年 30㎜(フランスに無いサイズ)

※100フラン 白銅貨 1950年 30mm(アルジェリア100フラン等と同規格)

※100フラン 白銅貨 1956年

※20サンチーム アルミ青銅貨 1962年

※10サンチームアルミ青銅貨 1975年        ※1/2フラン ニッケル貨 1968年 

 ※1フラン ニッケル貨 1966年

※5フラン銀貨 1960年

※10フラン銀貨 1966年 シャルル3世即位110年(カジノを創設した名君)