旧ユーゴスラビア構成国の一つで、2006年にセルビアとの連合も離れ再独立したバルカン半島南西の小国。オスマントルコの朝貢関係である中で、セルビア正教のこの地の主教が主教領を成立させたのに始まり、1852年世俗化し公国、1905年に王国と発展させた(正式には1910年)。その後第一次大戦末セルビアに併合され、国外に逃れた王は廃位されてユーゴスラビア王国の一部とになっています。
モンテネグロは黒い山を意味し、国土は山がちで人口密度も低い国です。
通貨パーパーは1906年から第一次大戦までの短い期間にラテン通貨同盟に準じてコインを発行しています。独語wikiによると通貨名称は中世セルビアのコインからとられているようです。現在はユーロが使われていますが、コインの発行はしていないようです。
紋章は双頭の鷲で中にベネチアのライオンも描かれたデザインで、新たに独立後にも採用されています。元々はビザンチン帝国の領土であり、ロシアの影響やベネチアの影響下にあった過去を表しているようです。
※2パラ青銅貨1906年(公国)
※20パラ ニッケル貨1908年(公国)
※1パーパー銀貨1912年(王国)