チンギスハンの生まれた地、中国とロシアに挟まれた内陸国。
辛亥革命までは清朝の支配下にあり、ロシアの南下とともに独立の機運を迎え1911年に独立宣言し、1915年中、露により承認され独立国になりました。当初は化身ラマ(チベットのダライ・ラマに相当)のボグドハーンを君主として成立しましたが、死後の1924年に人民共和国(1992年モンゴル国)となっています。
現在中国領の内モンゴル自治区の地域もモンゴル族の居住地域でしたが、ロシアの南下の防衛策もあって華人の進出が進み、統一されることはできませんでした。
独立以来ソ連影響下の衛星国として推移し、伝統的モンゴル文字もキリル文字化されてしまっています。通貨トゥグリク(トゥグルグ)はモンゴル語で円(円形の物)を指し、1925年ソ連ルーブルと等価で導入され、ソ連崩壊まで連動していました。
最初からソ連と同規格のコインでしたが、戦後のコインはキリル文字化され東欧のコインのようです。
※2モンゴ青銅貨 AH15(1925)年
※5モンゴ青銅貨 AH15(1925)年
※50モンゴ銀貨 AH15(1925)年
※1トゥグリク銀貨 AH15(1925)年
※1モンゴアルミニウム貨1970年 ※2モンゴアルミニウム貨1981年
※5モンゴアルミニウム貨1981年
※10モンゴ白銅貨1981年 ※15モンゴ白銅貨1981年
※20モンゴ白銅貨1981年 ※50モンゴ白銅貨1980年
※1トゥグリク アルミ青銅貨 1971年 革命50周年