呼吸の奇跡☆声の魔法より~85・下半身と声 | 浜田真実*文筆と朗読「まほろふ舎」

浜田真実*文筆と朗読「まほろふ舎」

昭和の終り頃、シャンソン喫茶「銀巴里」にて歌手デビュー。平成の中頃に、心と身体を整えるボイトレ教室「マミィズボイススタイル」オープン。「声美人で愛される人になる」「説得力のある声をつくる」等出版。この頃は「しげのぶ真帆」名義で、文章を書き朗読もしています。

歌や楽器演奏などで大事な、「リズム感」ってあるでしょう?
実は、下半身の運動量とリズム感は、関連があるんです。

リズムは、頭で考えるのではなく身体全体、特に腰から下の身体を支えている筋肉や関節が重要だからです。
座りっぱなし、立ちっぱなしの仕事で、運動量が少なくなると、次第にリズム感が衰えます。
音楽を、身体全体で楽しめなくなるんです。

それだけでなく、日常のコミュニケーションもギクシャクしはじめます。
だって、会話もリズム感が必要ですものね。

◆低音が聴こえ過ぎる
それにね、下半身の動きが少ないと、耳の状態も変わってきます。
低い音が、高い音よりも聴こえ過ぎるようになるんです。
低い音ばかりが過剰に身体に入ってくると、次第に脳が疲れてきます。
自分が何をしたいのかが分からなくなり、身体も重く感じられ、ますます動くのが嫌になってしまいます。悪循環ですよね。
さらに、あなたの声にも低い音が過剰に含まれるようになり、重くてこもりがちの声になってしまいます。

◆まずは、歩こう
もしも、運動量が少ないのかなぁと感じられたら、軽いお散歩程度で構わないので、歩きましょう。
晴れた日は、お日様を浴びてブラブラと。
ちょっとしたウォーキングでもサイクリングでも、効果はバツグン!
下半身の運動量を多くして、身体全体のバランスをとるんです。
そして、出来るだけ自然の音にも耳を澄まし、気が向いたらハミングでハナウタでも歌ってみて下さい♪
そんな他愛ないことが、脳のリフレッシュや活性化につながり、リズム感を育むパワーにもなります。

◆耳が変われば
下半身の運動量が足りれば、低音が過剰に聴こえてくることも少なくなり、聴力も変化します。
私たちの声は、聴き取れている音しか再生しないので、聴力が変化すれば、声の質も変わります。
つまり、運動のバランスがとれて、耳の状態が変われば、声のクオリティも変わるというわけです。
運動が苦手な人は、無理をしなくても大丈夫。
出来る範囲で、今よりほんの少しだけ動きをプラスするという感覚でも良いと思います。

無理せず、焦らず、心地良い「心」と「身体」と「声」を育てて行きましょう!!

 ~あなたの毎日が、歓びと美しい響きに満ちて
     幸せでありますように~

(2011年5月23日発行号より)

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