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ギリシャ神話は私の秘密

2007年12月26日

お花のクラブにはいった阪上舞華ちゃんからの手紙

十歳になった阪上舞華ちゃん。
クラブはお花とお料理にはいったそうです。
普通の公立の小学校の4年生です。

私立学校だったら、
本当の自分で活けたのかといわれそうに
いいセンス。

舞華ちゃんは、かつてお父さんが大学一年生のとき
アルバイトで我が事務所にきて、ついに
それからずっと私たちと苦労を共にしてくれた。

うちの事務所はキレイな人ばかりで有名でした。
とびきりキレイなモデルのような
20歳の舞華ちゃんのお母さんもいました。

一番無口な阪上君があるとき僕、結婚します、
相手はなんと彼女、いつどうやってくどいたのかって
皆びっくり、

ところが結婚して11年目にやっと授かった舞華ちゃん、
早いものです。もう10歳。
いまではお父さんの食事まで作るという。


最終更新日時 2007年12月26日 22時51分41秒
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タグ: , , 10歳

ギリシャ神話

表参道でふと立ち寄った本屋さんで
この表紙が眼にとまって取りあえず買いました。

私の小さい時の唯一つの秘密の楽しみ、
本棚の上のほうに隠されていた「世界神話体系」

この表紙にあるような絵がところどころに
一頁大にカラーで散りばめられていた昔の本。

振り仮名がふってあるから子供の私にも読める。

このギリシャ神話の絵で私は世界を広げました。
これが私の原点でした。
キレイもおしゃれもここからはじまりました。

でも今の本はつまらない。
カラーの絵は表紙のこれだけ、

あとはなんだか難しげな絵がモノクロではいっている。
しかも神々の最終戦争ははいっていない。つまらない。

何故いま「世界神話体系」のような本がないのでしょう。
神田の古本屋さんでずいぶんさがしています。

息子に貸したこの大事な「世界神話体系」はまだ返してくれない。
ワシントンのアパートを引っ越したとき
ダンボール箱につめて置いてあるという。
どこにでも取りに行くというのに行かせてくれない。

大切な本は貸すものではない。

おしゃれは心

2007年12月25日

クリスマス・キャロル

フリージア・ホームですっかり名が知れてしまった
佐々木ベジさんとはもう長いつきあい。

何しろお父さんが青ヶ島で野菜食がいいからって
ベジタリアンのベジと名をつけた。

名前って不思議、
何となく普通の人でない。

でもお嬢さんたちを見るとこの人のよさがわかります。

長女と芸大の仲間でクリスマスの歌をたくさん歌ってくれました。
芸大の主任教授が、食事の前より後のほうがずっとよかったよ、と。

六本木ヒルズの今日のメニューは
ベジさんの会社・スエーデン・ホーム、
スエーデンにちなんでノーベル賞受賞式のディナーのメニューだそうです。


最終更新日時 2007年12月25日 23時9分49秒
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ベジさんのクリスマス

ベジさんの娘、向かって左・菜穂子さんは芸大で声楽、
すぐ下の美穂子さんも芸大に合格、油絵。
まだ下に弟、妹、弟、
ベジさんは奥さんや子供たちで本当がわかる。

後ろの絵は美穂子さんの作品。

モデルの魂まで写し取っている。
そっと「目のにごりが気にならなかった」、とあえてききました。

そうなのです。
気になってしょうがなかったのです、と。

絵はこわい。

日本髪も着物はすばらしい。
おしゃれの手本がここにあります。
無駄な装飾が一切ない。
垢ぬけた美しさはこれ。


最終更新日時 2007年12月25日 22時53分50秒
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不思議な先生

加藤静雄先生は不思議な先生。
東大の外科のお医者さまでした。

東大で先生の開発した治療を認めないから、
先生は青山に一人でクリニックを開かれました。

保険証を必ずもってこいとおっしゃる。
だって2000円しかおとりにならない。

どんな痛みもぎっくり腰も先生の霊験あらたかな治療に
かかれば本当にぴったり治ってしまう。

ところが電話をおかけしてもどうしても返事がない。
心配して訪ねました。
なんと
「加藤静雄、体調不良のため東大病院に入院しています。
みなさまにご迷惑をおかけしてすみません。」とありました。

さあみんな困ってしまいました。
先輩も困っている。

ダメとは思いながら、今日もう一度お電話してみました。
元気なお声で、朝は11時まで、昼は1時から。

先生、お願いですから弟子を育ててください。
さもないとみんな先生より先に死ななくてはならない。

看護婦せんがそっと
お孫さんが育っていますから大丈夫。
ほっと安心。

先生は大正13年生まれ。
やさしくて厳しい。

飾り気がないような診療室の机にはギリシャのタイルがはめてあったり、
壁にはバチカンのモザイク・鳩の額、
精神の「おしゃれ」が加藤先生。

9月には毎年一ヶ月はギリシャで過ごされる。
今年もキプロスにいったよ、と。
ギリシャには医者の元祖ヒポクラテスがいたからでしょうか。

冬はキレイ

2007年12月24日

クリスマス・イブを学士会館でご馳走

古めかしい東大同窓生会館・学士会館。
独立法人になって経営努力をしていいようになった。

国鉄はJRになって駅がとてもにぎやかで楽しくなったように、
古めかしい建物さえ古さが良さになっている。

心をこめてつくっている西洋料理がとても美味しい。
それより素敵なのは、スタッフの古典的マナーの良さ。

こんな古めかしい日本が残っていることが今は嬉しい。

今、学士会館は昔のように
おしゃれをして行こうという気になります。
一生懸命しているスタッフのためにそれが一番の応援。


最終更新日時 2007年12月25日 10時11分7秒
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パンを焼く女性

蓼科から南諏訪のインターに向かう深山に、
「天然酵母のパン」の看板

一人で全部作っている。
額に汗して働く、

自分のできることをして働く、
何か人の喜ぶものを作る、
これさえ忘れなければ人は必ず生きられると思いました。
この原点が美しいと思います。

一生懸命働く姿がおしゃれなのです。
心をこめて作っているパンは
胡桃や干し葡萄、
自分で煮た小豆をいれたパン、

クロワッサン、
イチジクのパン
 
これから必ず立ち寄ることにします。


最終更新日時 2007年12月25日 10時8分1秒
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タグ:天然酵母 , パン

冬は力強い

八ヶ岳も雪に包まれている。
冬の山は美しく力強い。
冬の山はおしゃれの真骨頂。

冬の畑は土の色が濃い。

豊かな宝が眠っているから。