おしゃれは心
2007年12月25日
クリスマス・キャロル
![]() |
![](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/87/0000114587/47/imga8574d44zikfzj.jpeg)
佐々木ベジさんとはもう長いつきあい。
何しろお父さんが青ヶ島で野菜食がいいからって
ベジタリアンのベジと名をつけた。
名前って不思議、
何となく普通の人でない。
でもお嬢さんたちを見るとこの人のよさがわかります。
長女と芸大の仲間でクリスマスの歌をたくさん歌ってくれました。
芸大の主任教授が、食事の前より後のほうがずっとよかったよ、と。
六本木ヒルズの今日のメニューは
ベジさんの会社・スエーデン・ホーム、
スエーデンにちなんでノーベル賞受賞式のディナーのメニューだそうです。
ベジさんのクリスマス
![]() |
![](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/87/0000114587/39/img83cc7b67zikbzj.jpeg)
すぐ下の美穂子さんも芸大に合格、油絵。
まだ下に弟、妹、弟、
ベジさんは奥さんや子供たちで本当がわかる。
後ろの絵は美穂子さんの作品。
モデルの魂まで写し取っている。
そっと「目のにごりが気にならなかった」、とあえてききました。
そうなのです。
気になってしょうがなかったのです、と。
絵はこわい。
日本髪も着物はすばらしい。
おしゃれの手本がここにあります。
無駄な装飾が一切ない。
垢ぬけた美しさはこれ。
不思議な先生
![]() |
![](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/87/0000114587/34/imga2db2883zikczj.jpeg)
東大の外科のお医者さまでした。
東大で先生の開発した治療を認めないから、
先生は青山に一人でクリニックを開かれました。
保険証を必ずもってこいとおっしゃる。
だって2000円しかおとりにならない。
どんな痛みもぎっくり腰も先生の霊験あらたかな治療に
かかれば本当にぴったり治ってしまう。
ところが電話をおかけしてもどうしても返事がない。
心配して訪ねました。
なんと
「加藤静雄、体調不良のため東大病院に入院しています。
みなさまにご迷惑をおかけしてすみません。」とありました。
さあみんな困ってしまいました。
先輩も困っている。
ダメとは思いながら、今日もう一度お電話してみました。
元気なお声で、朝は11時まで、昼は1時から。
先生、お願いですから弟子を育ててください。
さもないとみんな先生より先に死ななくてはならない。
看護婦せんがそっと
お孫さんが育っていますから大丈夫。
ほっと安心。
先生は大正13年生まれ。
やさしくて厳しい。
飾り気がないような診療室の机にはギリシャのタイルがはめてあったり、
壁にはバチカンのモザイク・鳩の額、
精神の「おしゃれ」が加藤先生。
9月には毎年一ヶ月はギリシャで過ごされる。
今年もキプロスにいったよ、と。
ギリシャには医者の元祖ヒポクラテスがいたからでしょうか。