「筋肉痛」
よく聞くフレーズですね。
しかも、軽くみられている感じです。

この「筋肉痛」意外と曲者ですよ!

まず「筋肉痛」の原因についてお話しますね。

以前は「乳酸が溜まっている」という言葉をよく聞きましたね。
私も数年前まではそのように思っていました。
最近の研究では運動後に乳酸値はすぐに下がってしまうので、筋肉痛の原因は乳酸のせいではない!と言われるようになってきています。

主流の考え方として、使った筋肉の繊維を修復させる際に炎症が出て、痛みを出す物質であるプロスタグランジン、ブラジキニン、セロトニン、ヒスタミンなどが筋膜に刺激することが原因とされてきているようです。
※この横文字たちは痛み止め、アレルギーのお薬などのお陰で結構有名ですね!

言われている?主流の?と書いたのは、まだ未科学的で解明が不十分な領域のお話なのです。

きちんとしたエビデンスとなっているわけではないですが、研究は進んでいるので現段階ではこのように言われています。

また、世間でよく聞く言葉で…

「筋肉痛がすぐに出ないから歳を感じる…」みたいな話。この根拠もはっきりしていなかったのですが、以前読んだ某製薬会社から出ている論文に書いてあったこと、私は腑に落ちました。

若い人は、筋力も体力もあります。
また、向こう見ずの盛りですね。
すると、後先を考えることなく体力に任せて運動をします。

すぐに発する痛みは「現発性筋肉痛」といわれ、筋肉に瞬発的な負荷がかかることで痛めたことから、そのように言われているようです。

では中高年の方が筋肉痛になる傾向として、数日後に起こるのはなぜでしょうか?

経験豊かで、体力や筋力に自信がない中高年の方は無意識に無理のないカラダの使い方をされているようです。
しかし、無理をせずとはいえ日ごろの運動量を超える負荷が筋肉にかかった時には段々と炎症が起こってくることから「遅発性筋肉痛」と言われて、あとからの痛みを感じる方が多いようです。

これも明確なエビデンスとは言えないようですが、私は合点がいくので納得しています。

どうでしょうか?
「筋肉痛」けっこう奥が深いですね。
次回も「筋肉痛」の話を続けちゃいましょう!

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