台風の影響がたいしたことなくてよかったですね。

週末、腰痛の分類について書きました。
腰痛のほとんどが非特異性腰痛https://ameblo.jp/hamachouritz/entry-12382405951.html
特異性腰痛は治る⁈https://ameblo.jp/hamachouritz/entry-12382830935.html
今日、早速ご質問をいただいたので、そのやりとり。

脊柱菅狭窄症症。病院で手術しかないと言われて、今は鎮痛剤を飲んだり、貼ったり、注射打ったり…と。
病院では限界が来たら手術しましょう…と言われているお母さんがいる方から。

脊柱菅狭窄症は背骨が変形することなどが原因で脊髄や末梢神経に問題が起こる症状です。
実際にみさせて頂かないことには、一概には言えませんが悪化して限界がくるまで鎮痛剤のみが治療ということであれば、かわいそうですね。
外科の先生が手術を見極める前に、症状を減らしていくことが出来れば是非お手伝いしたいです!というお話です。

では、当院に来院されている脊柱菅狭窄症の患者さんたちはどのような整体治療を行っているかというと…

患部である背骨の治療は行いません。

その土台となっている骨盤、股関節の働きが弱いところを無理ない範囲で動きを整えていきます。
また、神経症状がおきている足部に対してラジオ波やハイボルテージの機器で症状を緩和させます。
血行不良の原因であるふくらはぎの静脈還流を整える手技を行います。

これだけでも、個人差はありますが症状緩和は目に見えて起こってきます。

原因である患部の背骨には、ほぼ触れません。

何故かと言うと脊柱菅狭窄症が背骨に発症した原因である骨盤や股関節に悪い癖があるので、背骨に負担がかからないようにそれらを整えます。
神経症状により、足部の動きが弱くなってきているので高周波や高電圧の電流で血流を促し、神経の働きを刺激します。

発症してから、症状をかばうように生活していることで、下半身も弱くなってきますので狭窄症が原因ではない症状まで引き起こっている部分が良くなることで症状も緩和します。

まずは自分の足の力で歩けることを目標として治療を重ねていくことで、完治することは難しいが生活の質が上がります。

ここで大切なことは患者さんの気持ちが「絶望」から「希望」に変わることだと思います。
医療の基本は生活の質の向上。

「Quality Of Life:QOL」といって健康寿命の延伸及び生活の質の向上を実現することを目的と、政府も「健康フロンティア戦略」でも謳っています。

私達がカラダの不自由で病める気持ちの患者さんに出来ることはまさにQOLの向上だと思っています。
これらを使命感持って臨んでいきたいと思います。

患者さんたちが、少しでも元気に生活ができるように私達もがんばります!