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HALUの映画鑑賞ライフのBlog

~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

先月に父親と一緒に『シャン・チー/テン・リングスの伝説』を劇場鑑賞してきた、その翌々日の9月24日(金)には、父親の眼に出来た悪性リンパ腫のPET検査があったので、その父親の検査の待ち時間に病院内で待っているのも、今のこの御時世は新型コロナウイルス対策の3密回避の観点から出来る限りは付き添いの人数を控えて欲しいとの病院からの要請もあり、母親を病院の付き添いに残して、その待ち時間の合間を活用して、TOHOシネマズ二条にて、案外、上映時間の都合が良かった『MINAMATA ーミナマター』を、私1人でシネマイレージ会員の6ポイント無料鑑賞をしてきました。

 

 

今年度の39本目の劇場鑑賞作品

(※今年度のTOHOシネマズ二条での3本目の劇場鑑賞作品。)

 

 

 

「彼の撮った真実の写真に世界が震撼(21.9/24・2D字幕)」

ジャンル:社会派ドラマ

原題:MINAMATA  

製作年/国:2020年/アメリカ

配給:ロングライド=アルバトロス・フィルム

公式サイト:https://longride.jp/minamata/

上映時間:115分

上映区分:一般(G)

公開日:2021年9月23日(木)

監督:アンドリュー・レヴィタス

音楽:坂本龍一

キャスト:

ジョニー・デップ / 真田広之 / 國村隼 / 美波 / 加瀬亮 / 浅野忠信 / 岩瀬晶子 / キャサリン・ジェンキンス / ビル・ナイ / 青木柚 他

 

 

【解説】

ジョニー・デップが製作・主演を務め、水俣病の存在を世界に知らしめた写真家ユージン・スミスとアイリーン・美緒子・スミスの写真集「MINAMATA」を題材に描いた伝記ドラマ。

 

1971年、ニューヨーク。かつてアメリカを代表する写真家と称えられたユージン・スミスは、現在は酒に溺れる日々を送っていた。

そんなある日、アイリーンと名乗る女性から、熊本県水俣市のチッソ工場が海に流す有害物質によって苦しんでいる人々を撮影してほしいと頼まれる。

そこで彼が見たのは、水銀に冒され歩くことも話すこともできない子どもたちの姿や、激化する抗議運動、そしてそれを力で押さえ込もうとする工場側という信じられない光景だった。

 

衝撃を受けながらも冷静にカメラを向け続けるユージンだったが、やがて自らも危険にさらされてしまう。

 

追い詰められた彼は水俣病と共に生きる人々に、あることを提案。

ユージンが撮影した写真は、彼自身の人生と世界を変えることになる。

 

「ラブ・アクチュアリー」のビル・ナイが共演し、日本からは真田広之、國村隼、美波らが参加。

坂本龍一が音楽を手がけた。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

フォトジャーナリズムの世界で大きな足跡を残したアメリカ人写真家、ユージン・スミス氏(1918~1978年)を、あのジョニー・デップが主演をし、心血を注いで製作にも携わった伝記映画であり、そのスミス氏の目を通して、観客が公害病の水俣病問題について真正面から目撃する本作については、公開前からずっと観に行こうと決めていた作品でした。

 

 

ユージン・スミス氏が報道カメラマンとして、この水俣病問題を世界に知らしめた1971~1974年当時は、私の場合は、未だ小学校に上がるか否かといった幼少期の年齢だったため、リアルタイムには私自身は水俣病問題とは接していなかったのですが、小中学校の社会科の授業で日本四大公害病(水俣病、イタイイタイ病、四日市喘息、新潟水俣病)については、戦後の高度成長期に至る負の遺産としては学んではいましたが、今回、この映画を観て、チッソ株式会社による工場排水からの有機水銀中毒による被害がこんなにも恐ろしく、またその対応についても非常にお粗末で非人道的だったとは、本当にお恥ずかしながら思いも寄りませんでした。

 



ですので、ユージン・スミス氏自体についても、ジョニー・デップ主演で製作される今作の映画化の話しが持ち上がった際のSNSからの情報で、私は初めてその存在を知った次第です。

 



映画自体は、劇中の水俣病患者の病状の描写は、おそらく比較的に最低限度に抑えていたみたいですが、本作品の原案ともなった、長らく絶版状態だった、ユージン・スミス氏&妻のアイリーン・美緒子・スミスさんとの共同著作の『MINAMATA ミナマタ』の写真集の新版も出ているそうなので、それを読めば、もっと更にショッキングな写真が収蔵されているのでしょうね。
私も是非この写真集も見てみたいですね。

 

 

 

 

 




また、熊本県水俣市の景観が1970年以降に大幅に変化してしまっている中、こういった映画のロケは、いったい何処で行なっていたのだろうと思っていたら、パンフレットを読みますと、一部を熊本県水俣市でロケをした他は、古き良き当時の水俣湾の雰囲気を醸し出す、セルビア・モンテネグロでほぼ全てロケを敢行したらしく、台詞の無いエキストラ出演者の多くもセルビア人を起用したらしいですね。

 


私も、鑑賞している際に、やや日本人では無いような顔付きや風貌のエキストラも見受けられたので海外での撮影かとは思っていましたが、それにしても、ハリウッド映画では非常によくありがちな「なんちゃってニッポン」風ないい加減な演出ではなく、あくまでも出来る限り当時の日本の熊本県水俣市を再現したような演出や細部に亘る小道具や衣装にも拘りに拘った撮影にはすごく関心致しました。

 

この映画は、当時の日本の熊本県水俣市らしさを追求することがその本質ではないのですが、ここまで忠実に再現してくれていると、文句の付けどころがないですよね。

 



また、日本人キャストについても、公害に反対し、賠償訴訟運動の先鋒に立つ運動家役に真田広之さん。そして、ユージン・スミス氏の妻となるアイリーン・美緒子・スミス役に美波さん。チッソ株式会社社長役に國村隼さん。その他、加瀬亮さん、浅野忠信さん、岩瀬晶子さんなど海外の映画・演劇などでもご活躍中の日本を代表する俳優陣を揃えた錚々たる布陣で臨んでおられる点も良かったですね。

 

 

 

 

 

 

映画的には、ドキュメンタリー映画ではなく、それなりに部分的に脚色した点もかなり多いのかも知れないですが、それは、あくまでもハリウッド映画だけに観客も呼べる筋書きにしないといけなかったからでしょうし、それにしてもジョニー・デップが製作から主演まで担当してくれた事により、当時の公害原因企業のチッソ株式会社や国などに対する損害賠償訴訟の後、公害患者の認定を求める人々が急増したために、国の公害患者の認定基準の厳格化がなされて、この今現在も、未だに公害患者と認定されること無く救済されずに公害被害に苦しんでおられる人々がいることを広く世界に再発信する良い契機となったと思うと、社会派映画として、彼が、今回、報道カメラマンのユージン・スミス氏の半生を演じてくれたことは非常に意義深いと思いました。

 

 

日本人向けというよりも、世界へ向けての公害による危機を訴える映画である所以として、この映画のエンドクレジットの際には、地球上のあらゆる公害の数々の画像が映し出されて紹介されています。

※尚、そこには、東日本大震災で被災した福島第一原発事故も、当然に大津波も事前に予測できた事故として「人災」として紹介されています。

 

 

映画の最後の方は、もう涙なしでは観られないほどでした。

公開二日目のお昼の上映回でしたが、20数名ほどの観客のススリ泣く声が館内にこだましていました。

 

 

ですので、この映画をご覧になる際には、ハンカチまたはタオルをお忘れなく。



この映画のスコア担当の坂本龍一さんのオリジナル・サントラ盤は、パンフレットと共に、鑑賞後に迷わず売店で購入しましたが、Twitter懸賞などのプレゼント企画に、この『MINAMATA -ミナマタ-』のユージン・スミス氏&妻のアイリーン・美緒子・スミスさんの共同著作の新版の写真集も景品としてあったので、当選する事が叶えば嬉しいのですが・・・。

 


▲坂本龍一さんのオリジナル・サントラ盤CD(税込3.300円)&通常版・劇場パンフレット(税込880円)。

 

私的な評価としましては、

ハリウッド映画で描かれた日本にしては、日本人である私が観ても、もう非の打ち所の隙もない作品でしたし、前述しました通り、現在でも未だに水俣病の公害病患者認定が下りない患者さんが苦しんでおられる現実を鑑みますと、映画人ジョニー・デップが率先して行動した、今回のこの『MINAMATA -ミナマタ-』の映画化の意義も大きいかと思いますので、五つ星評価的にも文句なしに、★★★★★(100点)の満点評価も相応しい出来映えの映画だと思いました。

オススメの必見すべき映画です。

 

 

 

 

 

 

 

 

○9月23日(木・祝)公開『MINAMATA  ミナマタ』海外版予告 ※日本語字幕付き

 

 

 

○MINAMATA~ユージン・スミスの遺志~【テレメンタリー2020】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

先月に劇場鑑賞してきた映画ですので、本当に今更ながらになりますが、私の父親の眼に出来たリンパ腫の病理検査結果があまり芳しくなかったので、そんな父親を元気づけるべく、出来る限り、曇りがちの気分をスカッとさせる映画を一緒に観ようかと思い立ち、また、貯まっていたdポイントの使用期限が迫って来ていた事もあり、先ずは先月の9月22日(水)に、MCU映画の『シャン・チー/テン・リングスの伝説』というアクション・ファンタジー映画を、父親と共に、その当時に字幕版を唯一上映していた、イオンシネマ京都桂川まで鑑賞に出向いて来ました。

 

今年度の38本目の劇場鑑賞作品。

(※今年度のイオンシネマ京都桂川での2本目の劇場鑑賞作品。)

 


 

「一見さんでも楽しめる、MCU新シリーズの幕開け(21.9/22・2D字幕)」

ジャンル:アクション/ファンタジー

原題:Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings

製作年/国:2021年/アメリカ

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/shang-chi.html

上映時間:132分

上映区分:一般(G)

公開日:2021年9月3日(金)

監督:デスティン・ダニエル・クレットン

キャスト:

シム・リウ / オークワフィナ / メン・ガー・チャン / ファラ・チャン / フロリアン・ムンテアヌ / ベネディクト・ウォン / ミシェル・ヨー / ベン・キングスレー / トニー・レオン / ユン・ワー / アンディ・リー / ロニー・チェン 他

 

 

【解説】

「アベンジャーズ」シリーズを中心にマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を展開するマーベル・スタジオが、最強の力を持ちながらもそれを封印してきた心優しきヒーロー、シャン・チーを主人公に描くアクション大作。

犯罪組織を率いる父に幼いころから厳しく鍛えられ、最強の存在に仕立て上げられたシャン・チー。

しかし心根の優しい彼は自ら戦うことを禁じ、父の後継者となる運命から逃げ出した。

過去と決別し、サンフランシスコで平凡なホテルマンのショーンとして暮らしていたシャン・チーだったが、伝説の腕輪を操って世界を脅かそうとする父の陰謀に巻き込まれたことから、封印していた力を解き放ち、戦いに身を投じる。

 

「アイアンマン」シリーズなど、これまでのMCU作品で名前が登場していた犯罪組織「テン・リングス」の謎が明らかにされる。

 

主人公のシャン・チー役には中国系カナダ俳優のシム・リウが抜てきされ、トニー・レオン、オークワフィナ、ミシェル・ヨーら実力派俳優が共演。

「黒い司法 0%からの奇跡」のデスティン・ダニエル・クレットン監督がメガホンをとった。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

「テン・リングス」。それは不思議な力をもつ10組の腕輪。

これを装着した者は、無限のパワーと不老不死の力を得ることが出来る。

そして、このテン・リングスを、1000年以上もの間、我が物としていたのがシュー・ウェンウー(トニー・レオン)でした。

 

 

ウェンウーは時代の影に生き、秘密結社テン・リングスを組織し、人類史におけるあらゆる戦争に影で介入してきたのでした。

そんなウェンウーの最大の夢は、別次元の伝説の秘境の都、謂わば桃源郷ター・ローを見つけ出すことでした。

そしてその夢も眼前に迫るのでしたが、その都の入り口を守る守護者と思しき麗しき女性イン・リー(ファラ・チャン)が現れ、戦いとなったのでした。ウェンウーは、かつては目的のためならば手段を選ばない冷酷非情な男でしたが、テン・リングスの力をもってしても、ター・ローの門番の彼女に敵わなかったウェンウーは、何度も彼女に挑戦し決闘しているうちに、次第に愛という気持ちに芽生えていくのでした。

そして、ウェンウーは、テン・リングスを封印し、この女性と結婚し慎ましく暮らす未来を選ぶのであった。

 

 

そして、時代は流れて、現代のアメリカ・サンフランシスコ。

「ショーン」という偽名を名乗ってホテルの駐車場係をしながら一般人として生活をしているシャン・チー(シム・リウ)と悪友のケイティ(オークワフィナ)は、相変わらず友達に小言を言われながらも「世界の人口が指パッチンで半分になるような時代だからこそ、好きな事をしなくちゃ!」と明日の仕事の事も気にせず、カラオケで夜更かし、翌朝には、慌てて出勤のバスに乗ったのでした。

 

 

バスの車中でいつもの馬鹿話に興じていると、シャン・チーの前に、いかつい大男が立ち塞がったのでした。

「その胸のペンダントをよこせ!」と腕を伸ばすその男を、見事な武術で返り討ちにするシャン・チー。そんな武術を操る彼に目を見張るケイティ。「あんた?いったい何者なの?」

 

 

一人を撃退したシャン・チーでしたが、その仲間が10数名ほどが一斉に襲いかかって来たのでした。

これも撃退したシャン・チーでしたが、奇しくも胸のペンダントを奪われてしまい曇り顔。

また、そんな格闘の一部始終をバスの乗客に動画に撮られていたために、一躍有名になってしまうのでした。

 

 

祖国に置き去りにしてきた妹シャーリン(メンガー・チャン)が危ない!とその身を案じ、中国のマカオに直ぐさま急行すると言い出すのでした。

 

訳も分からないまま強引についてくるケイティに、シャン・チーは自らの生い立ちを語って行くのでした。

 

といったイントロダクションの映画でした。

 

 

アクション色が強い前半部とファンタジー色が濃い後半部とが全く異なる趣の映画でしたが、それなりになかなか面白く観る事が出来ました。

 

 

私個人的なクライマックスとしては、前半部分の『スピード』〔1994年)を彷彿させるかのようなサンフランシスコでの暴走バス内での格闘シーン。そして中国のマカオの高層ビルの屋外の足場でのアクションシーンが、本作で私的には最高潮な演出だったかと思いました。

 

 

後半部の秘境ター・ローでの戦闘など一連のシーンは、ファンタジー色が強くて、龍の出現などはあたかも昔の日本のアニメ「新・日本昔ばなし」のオープニングシーンか『ネバー・エンディング・ストーリー』(1984年)かのような演出で、思わず、たまげてしまいましたね。

 

 

『アベンジャーズ/エンドゲーム』を経て『ブラック・ウィドウ』の公開を以て一旦終了となったMCU映画。

これまでは一連の流れを全て鑑賞していなければお話しについて行きにくかった、一見さんお断り的な部分もあったマーベルヒーローのMCU映画でしたが、今作は、その第2期の新シリーズの幕開け的作品のため、一見さんお断り的な部分もほとんどなく、初見の人でもすんなり入り込める点は良かったかも知れないですね。

 

 

正直なところ、その新シリーズである『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の映画自体には、それほどに私的にはあまり魅力を感じていなかったのですが、今後の『アベンジャーズ』シリーズに絡んでくるならばと、また、アクション映画なので、父親の気分もスカッと晴れる作品かと思い、鑑賞してきた次第でした。

その結果、観てきて正解でした。

 

 

MCU待望の新ヒーローは、今度は、アジア系。

『ブラックパンサー』で黒人、『キャプテン・マーベル』で女性の主人公と、マーベルヒーローの多様性に力を注いでいるようですね。

 

 

新ヒーローはお世辞でも決してイケメンとは言えない、オジサン顔の32歳の中国系カナダ人のシム・リウを大抜擢。

 

 

シム・リウ演じる主人公のシャン・チーにしても、オークワフィナ演じる悪友のケイティにしても、決して美男美女ではない至って普通顔な点が逆に好感度を高める要因なのかも知れないですね。

 

 

今回のヒーローの特徴は、カンフーさながらの武術もさることながら、10個の腕輪。外れて飛んで行ったり、固まって強い力で殴打したりします。そもそもの持ち主はウェンウー(トニー・レオン)ですが、持ち主は変われるようなので、今後、誰かに貸し与えたり、はたまた盗まれたりして悪用されるなどひと騒動を起こすのかも知れないですね。

 

 

また、これまでのMCU作品をご覧になられていた御方々についても、これまで秘密結社テン・リングスという組織が『アイアンマン』シリーズなどにも登場していた点。特に、『アイアンマン3』で、秘密結社テン・リングスの首領のマンダリンを騙る偽者の三流役者トレヴァー・スラッタリー(ベン・キングスレー)もこの作品に登場している点でお話しの繋がりが見られる点でも面白く観ることが出来るかと思います。

 

 

また、『ドクター・ストレンジ』に出演していたドクター・ストレンジの盟友である魔術師ウォン(ベネディクト・ウォン)も数多くのシーンでカメオ出演。

そして『キャプテン・マーベル』のキャプテン・マーベルことミス・キャロル・ダンヴァース、そしてハルクことブルース・バナー博士も、オマケ映像として、エンドクレジットの間に登場したりするので、今後の第2期の『アベンジャーズ』シリーズに期待を寄せる人も楽しめる内容になっているかと思いました。

 

 

ただ、今作で惜しいのは、ラスボス的なクリーチャーの造型が、それこそ何百回と他の映画でも観たことがある様な俗っぽくて単調な造型だったのが非常に残念でなりませんでした。

 

※尚、今回の作品のMCU映画お約束のオマケ映像は、計2箇所ありますので、呉々もエンドロールの最後の最後まで席を立たれないように。

 

 

私的な評価としましては、

前述しました通り、ラスボス的なクリーチャーの造型が、あまりにも観慣れたような俗っぽくて単調な造型だったので、出現しても意外性もなかった点が非常に悔やまれました。

 

ですが、総花的に観れば、特に、アクションシーンなどは目を見張るものがありましたし、すごく面白く観ることが出来る映画だと思いました。

 

また、単体の映画としても、これまでの『アベンジャーズ/エンドゲーム』までの、ある種、一見さんお断り的な雰囲気を持っていたマーベルヒーロー物のMCU映画の中にあって、第2期の新シリーズの幕開け的作品という位置付けからも非常にお話しに入り込みやすく出来ている点も良かったでしたね。

 

従いまして、五つ星評価的には★★★★(80点)の高評価も相応しい作品かと思いました。

 

○「シャン・チー/テン・リングスの伝説」予告【最強ゆえに戦う事を禁じた、新ヒーロー誕生編】

 

 

 

 

 

 

 

 

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人間国宝の落語家・十代目柳家小三治(本名:郡山剛藏)さんが、心不全のために10月7日に亡くなっておられたことがわかった。

昨日の10月10日(日)、落語協会のホームページで発表された。

享年81歳だった。

最後の高座は、2日の府中の森芸術劇場での「猫の皿」となった。

 

小三治さんは、もともと体が丈夫な方ではなかった。持病のリウマチ、糖尿病と闘いながら高座に上がり続けていた。2017年1月に寄席の高座で「アルツハイマーの疑いがあると言われた」と明かした。ネタを言い間違えたり言い淀むすることはなかったが、関係者によると物忘れがひどくなったため治療していたらしい。

 

同年8月には「変形性頸椎(けいつい)症」のため手術を受け、3週間休養した。小三治さんによると、手術は「首の骨を並べ替える」大手術だったそうだが、同年9月の復帰高座では「これからも一生頑張ります。もっと生きて、お話を聞いてもらいたい」と意欲的だったとのこと。

 

 

サイトでは、「当協会顧問の柳家小三治(本名:郡山剛藏)が、令和3年10月7日(木)午後8時、永眠いたしました。(81歳)。故人の遺志により密葬にて執り行われました。お別れ会の予定はございません。謹んでご冥福をお祈りいたします」と伝えられた。

 

 

  また、柳家小三治事務所も書面で、上記にある様に「最後の高座は10月2日、府中の森芸術劇場での『猫の皿』となりました。亡くなる当日まで次の高座を楽しみにしておりましたので、突然のことでした。この先予定されていた落語会を心待ちにしてくださっていたお客様には申し訳なく存じます。また長らくご贔屓いただきましたお客さま、関係者のみなさまには心よりお礼申し上げます」とつづった。

 

 

【略歴】

 小三治さんは、都立青山高で落語研究会に入部。ラジオ東京(現TBSラジオ)「しろうと寄席」を15週連続で勝ち抜いた。大学受験に失敗して浪人中だった時、小学校教師の父親の猛反対を押し切って、1959年に5代目柳家小さんに入門し、前座名「小たけ」として活動。1963年4月に二ツ目に昇進し「さん治」と改名した後、1969年9月に真打へと昇進すると、十代目「柳家小三治」を襲名した。出囃子は二上がりかっこ。

2005年紫綬褒章を受章。2010年には落語協会の会長就任したが、2014年に会長職を退き、顧問となった。そして、2014年には、五代目柳家小さん(故人)、三代目桂米朝(故人)に続き、落語界から3人目の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。

趣味はスキー、カメラ、ゴルフ、音楽など多数。

 

 

私の場合には、生憎と、江戸落語の大看板である十代目柳家小三治師匠の高座を直に生で拝聴する機会は結局、一度も無かったのですが、2009年に単館系のドキュメンタリー映画として上映された、『小三治』(2009年)を観に行った際にスクリーン越しではありましたが、小三治師匠の落語や生き様、そのお人柄などに触れる機会があったので、その際の感想のレビューを、当時、このブログとは別の映画クチコミ投稿レビューサイトに残していましたので、その私の感想を、この機会に転載して皆さんにもご紹介しようかと思います。

 

 

※以下、2009年当時のこの映画を観た感想です。

 

「根性の密着ドキュメンタリー映画(09.5/24・劇場鑑賞)」

ジャンル:ドキュメンタリー

製作年/国:2009年/日本

配給:ドキュメンタリー映画『小三治』上映委員会

上映時間:104分

上映区分:一般(G)

公開日:2009年2月21日(土)

監督:康宇政

語り:梅沢昌代

キャスト:

柳家小三治 / 入船亭扇橋 / 柳家三三 / 立川志の輔 / 桂米朝 / 桂ざこば

 

 

京都市内の単館系ミニシアターの京都みなみ会館に観に行きました。

先ずは、寄席とは、その日その日の「生もの」だとして、これまでテレビ出演さえ拒否し続けていた、記録に残すのが嫌いな、柳家小三治師匠を、これまで3年以上もの間に亘り、ドキュメンタリー映像として密着して撮り続けてきた監督さんやクルーの皆さんの根性に感服致しました。

 


私は父が落語好きのために数々の上方落語のCDやDVDが家にあるのですが、生憎と、私は小三治師匠はじめ東京の鈴本演芸場などの東京の“本場”の江戸落語は見聞きした経験がありませんでした。

江戸落語に関しては、誠にお恥ずかしながらも、映画『しゃべれどもしゃべれども』(2007年)の劇中にて、伊東四朗さんや国分太一さんが扮する噺家による素人芸に触れたくらいでした(汗)

 



しかしながら、本作のドキュメンタリー映像の途中、落語の「らくだ」のくだりがあるのですが、上方落語の重鎮・人間国宝たる桂米朝師匠の「らくだ」と比べて、「あぁ~こういう間(ま)もあるのだなぁ~」と小三治師匠の独特の落語の間(ま)の一端を見た気が致しました。

 





小三治師匠のクラシックに、スキーに、バイクにと多趣味な一面も見られ、また弟子の柳家三三師匠の真打ち顔見せ興行の様子も覗えて、その噺家としての生き様やお人柄まで良く捉えた、とてもよく出来たドキュメンタリー映画だと感じました。

 



父の影響で落語好きな私的な評価と致しましては、五つ星評価的には、★★★★(80点)の高評価です。
お薦め作品です。

 

 

※尚、この映画が公開された2009年の同時期くらいに、NHKの『プロフェッショナル・仕事の流儀~噺家・柳家小三治の仕事~』といったドキュメンタリー番組も、当時に放送されていましたが、この映画『小三治』の方が小三治師匠のお人柄がしのばれており、断然にこちらの映画の方が良い内容のドキュメンタリーだったのですが、生憎と、このドキュメンタリー映画『小三治』のDVD化されている映像ソフトの販売流通ルートも、どこの動画配信サービスも現在取り扱いもないようですので、NHKーBSプレミアムのBSシネマの放送枠ででもどの番組の放送枠でも良いので、是非とも、この映画『小三治』の追悼放送をお願いしたいくらいです。

 

故人のご冥福を衷心よりお祈り申し上げます。合掌。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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